東京ヤクルトスワローズ・田口麗斗(たぐち・かずと)の蔑称。タグ二ー、シコ猿、オナ猿などとも言われる。
命名のきっかけ 
2013年に巨人からドラフト3位で指名された*1田口はプロ3年目の2016年から2年連続2桁勝利を挙げ内海哲也(現西武)から左腕エースの座を奪う。そして翌2017年オフ、とあるネットニュースサイトに「読売ジャイアンツの選手が路肩に止めた自動車の中で自慰行為をし、公然わいせつの疑いで警察に事情聴取を受け、それを巨人軍が揉み消した」という内容の記事が上がった*2。
その記事では選手の実名こそ挙げないものの、その選手の特徴を「昨年10勝を挙げ」た「若手投手」としその条件は田口に当てはまるものだった*3。
しかし、多くの巨人ファンは捏造記事だろう、また適当に付け足した選手の条件が偶然田口と一致したものだろうとし、巨人ファン自らこの件を掘り返すことはなかった。
命名の経緯 
しかし明けた2018年から田口は奮わなくなる。先発ローテ2番手として2018年ペナントレースを迎えたが、最初の登板から6回途中4失点、3回途中6失点と連続して炎上。その後2登板は不安定な内容ながら味方の守備にも助けられつつQS2回、1勝を挙げるも、5登板目は4回0/3を6失点とまたしても炎上。その後もふがいないピッチングを続けるが、それなりの援護もあった上に「負けない運」でも持っているのか5月27日当時、4回負けが消えて2勝3敗で収まっていた*4。しかし、これだけ不安定な投球と炎上を繰り返す無様な有り様に巨人ファンの怒りが爆発*5。
この不調の原因は何かと考えられる中で、「車内オナニーを禁じられたために欲求不満になり、精神が不安定になったため」と巨人ファンの間でさえもまことしやかに囁かれるようになる*6。
ここから田口の風貌を揶揄して「シコ猿」や「オナ猿」と呼ばれるようになったが、太りすぎたことを非難され猿が豚に変化して「シコ豚」と呼ばれるようになった。
ちなみにその後の田口は「負けない運」を使い果たしたのか敗戦を重ねるばかりで途中から二軍での再調整を命じられ、終盤に一軍で起用されたが全く勝てずシーズンを終えた。2018年オフに背番号が90から28に変更*7されたが田口自身は「今季の成績(2勝8敗)を忘れないように」とコメントしていた。
2021年3月、廣岡大志との交換トレード*8でヤクルトに移籍し国鉄時代に金田正一が背負っていた34番を背負うことになった。
一方、巨人で2018年まで背負った背番号90は"45+45"(シコ+シコ)に、2019年から2021年途中まで背負った背番号28は"07+21"(オナ+ニー)にそれぞれ因んでいるとする見方もある。
備考 
蔑称の元となった記事は、内容の事実確認が全く十分にされておらず、田口が実際に車内オナニーをしたという証拠は存在していない。そのため、蔑称の使用はあくまでネタの範囲にとどめるべきであり、注意を要するものである。
また、2018年の1月に放送された『プロ野球No.1決定戦!バトルスタジアム』に出演した同僚・菅野智之が「ジャイアンツでパンツにホットクリームを塗るいたずらが流行っている」、「遅効性で強度が三段階あり、一番強い『3』を塗られたときには帰宅途中に路肩に車を止めてパンツを脱がざるを得なかった」というエピソードを披露。このことから、「田口も同じようないたずらを受け車を止めたところを警察官に見つかったのではないか?」と見る向きもある。
類似の事件 
- 2018年5月24日、元オリックスで社会人野球・三菱重工広島に所属していた堤裕貴*9が広島市内のスーパーの駐車場内で止めた車の中で下半身を露出していたとして公然わいせつの疑いで逮捕され、三菱重工広島野球部はこの年の都市対抗地区予選を辞退する羽目になった。
- 2020年2月7日には、トロント・ブルージェイズの捕手、リース・マグワイアがフロリダ州のショッピングモールの駐車場に止めた車内で自慰行為を行い、下半身を露出した状態になっていたため逮捕、公然わいせつ罪で約5万3000円の罰金を科されている。この年のブルージェイズには山口俊が在籍していたため「犯罪者バッテリー」とネタにされた。