レイサムビーム

Last-modified: 2019-12-05 (木) 15:06:28

かつて読売ジャイアンツに所属していたクリス・レイサムが引き起こしたプレーのこと。
イチローがメジャーデビュー年に披露した補殺送球の代名詞「レーザービーム*1」を捩って名付けられたのが由来と思われる。


概要 Edit

2003年5月23日の読売ジャイアンツ対ヤクルトスワローズ戦(福岡ドーム)の6回表一死1・2塁から鈴木健は平凡な左飛で凡退も、アウトカウントを勘違いした左翼手のレイサムがインプレー中にも関わらずスタンドにボールを投げ入れてしまいボールデッド。二塁走者の宮本慎也には安全進塁権が与えられ生還させてしまった*2

 

レイサムは目立った成績を残せなかった*3こともあり、この珍プレーが代名詞の発祥となった事でしか語られない存在になってしまったのである。また野球chではレイサムの蔑称「冷寒」が拡散することになった。

なお「ビーム」とは付いているものの、近くの観客席にポイッと投げ込んでいるため、下記の事例も含めて言うほどビームでもない模様。


動画 Edit


類似プレーの原因 Edit

上記のレイサムに限らず、国内外の各試合においては類似プレーが多数確認されている。
メジャーではファンサービスで攻守交代の際スタンドへ投げ入れる傾向があって日本国内でも倣うケースが高まったこと、それに加えアウトカウントを間違えるミスが重なったことが原因と考えられる。


ラロッカビーム Edit

2004年8月16日の阪神タイガース対広島東洋カープ戦(大阪ドーム)では、2回裏一死1塁の場面で阪神・鳥谷敬が放った一塁ゴロをグレッグ・ラロッカが横っ飛びで捕球、一塁ベースを踏んでアウト。
しかしチェンジと勘違いして一塁側内野席にボールを投げ入れてしまったため、走者のジョージ・アリアスへ安全進塁権が与えられ阪神が先制した。

マートンビーム Edit

2011年5月26日の阪神タイガース対千葉ロッテマリーンズ戦(阪神甲子園球場)では、8回表一死2塁の場面でロッテ・清田育宏が放った飛球を右翼手のマット・マートンが捕球。しかしアウトカウントを勘違いして一塁側内野席にボールを投げ入れてしまいボールデッド、走者の今江敏晃現楽天)に安全進塁権と得点を与えてしまった。
なおこの日はレイサムの誕生日であった。

西川ビームと雄平ビーム Edit

2015年7月20日の北海道日本ハムファイターズ対東北楽天ゴールデンイーグルス戦(札幌ドーム)では、6回表一死1塁の場面で楽天のギャビー・サンチェスは左飛。しかしチェンジと勘違いした日本ハム・西川遥輝はボールをレフトスタンドへ投げ入れボールデッド、一塁走者のウィリー・モー・ペーニャには安全進塁権が与えられ三塁へ進塁させてしまった。
次打者の松井稼頭央は右飛で無失点だったが、捕球した岡大海(現ロッテ)はスタンドにボールを投げ入れるという皮肉めいたプレーを見せている。

 

また、同日の東京ヤクルトスワローズ対横浜DeNAベイスターズ戦(横浜スタジアム)では、7回裏先頭打者だったアーロム・バルディリスの飛球をヤクルト・山田哲人がフェアグラウンド内でボールに追い付いたものの完全捕球前にファウルゾーンで落球(記録は山田の失策)。
だがカバーで追った雄平はファウルボールと勘違い、エキサイティングシートに投げ入れたためボールデッドとなり打者走者のバルディリスに安全進塁権が与えられ、無死3塁とピンチを広げてしまった。



同じ日に別な球場での類似プレーは、プロ野球史上でも前例がないようである。


関連項目 Edit



Tag: 巨人 阪神 広島 日ハム ヤクルト 野球ch





*1 強肩はアメリカで「ストロングアーム」と呼ばれる。日本ではイチローの補殺を実況アナウンサーが「ライナー性の送球と正確無比なコントロール」を形容した事で定着。
*2 ちなみに試合は2-1で巨人が勝利も、この失点で高橋尚成は完封を逃している。
*3 2003年は60試合に出場し打率.221・7本塁打・17打点。翌2004年も巨人に在籍したが、一軍出場がないまま退団となった。