田中靖洋(当時西武)が細川亨(当時ソフトバンク)に与えた四球のこと。
概要
2012年8月22日の西武対ソフトバンク戦において、田中が細川に与えた四球が発祥。
事の発端は前日の同カードに遡る。
前日(8月21日)
8回裏、ソフトバンク・森福允彦の投じた内角高めの直球を打ちに行った西武・栗山巧は左手首付近に死球を受けてしまう。
これに対して捕手の細川が審判にスイング判定を訊くジェスチャーをした上、栗山にも「振ったじゃないか」などと執拗に言った事で、「死球を与えた事は無視して判定を訊くのか」とばかりに栗山は激高。細川に詰め寄ろうとした栗山はコーチらに制止された*1*2。
さらに9回二死にはソフトバンク・柳瀬明宏が西武・浅村栄斗への頭部死球で危険球退場。
浅村は病院で検査、栗山に至っては左尺骨骨折で翌日に登録を抹消と西武に戦力的な痛手が発生したこともあり、小久保裕紀のヒーローインタビュー中は西武ファンのブーイングが鳴り止まぬ事態となるなど、両軍は一触即発の雰囲気に。
これを受け、なんJでは「明日(22日)の試合では、確実に報復死球があるだろう」という意見が多く見られた。
当日
そして翌日、渦中の人物でもある細川の3ランなどで8-1とソフトバンク大量リードという流れの中で、8回表に西武の田中と炭谷銀仁朗のバッテリーは打者の細川に対してインハイのストレートを4球連続で投げるという「報復行為」と思われる配球を画策。
しかし田中の投球は、細川が避けた2球を含めて4球全てがボール。報復死球でやり返す事なく報復四球となったのである。
ちなみにこの3連戦は
と3日連続で事件が起こったため、なんJでは荒れに荒れた3連戦となった。
動画
細川への報復四球
栗山と浅村への死球
loading...
loading...
西武ファンによる熱いブーイング
loading...
loading...