老害

Last-modified: 2025-09-21 (日) 09:46:34
  1. 自分の考えに固執して他人の意見に耳を傾けない、事あるごとに若年層の批判をする、隙あらば自分語りに走って自分を大きく見せようとする等の特徴がある高齢者の蔑称。
    なんJでは専らこの意味で用いられ、「老害」として大きくヘイトを集める人物としては廣岡達朗・藤田平が特に有名。廣岡はリンク先参照、藤田は本稿で解説。
    サンデーモーニング」でおなじみの張本勲や、180キロなど大言壮語の激しい故・金田正一も同じく老害扱いされやすいが、こちらはある程度「老害芸」として受け入れられている。しかし、近年は廣岡の方も「老害芸ではないか」との声も目立つ。
  2. 組織が高齢化しても若返りが行われない状態やその弊害のこと。
    こちらが「老害」の本来の意味。V9末期の巨人や落合博満政権末期の中日など、ベテランが不動起用されている状態への批判として用いられる。
  3. 成績が下降したにも関わらず、一軍の試合に出続けるベテラン選手のこと。2.は組織的なものであるが、こちらは個人単位のものである。
    また二軍で若手の出場機会を奪う30代の1.5軍クラスの選手も指す。

藤田平

2021年オフ、日本ハムは栗山英樹の後任監督に新庄剛志、評判の悪かった吉村浩の後任GMに稲葉篤紀を据えて低迷脱出を図ることになった。
このことについてNEWSポストセブンの取材を受けた藤田は真っ先に「耳を疑いましたわ」と言い放った。その後の発言もあり藤田は日ハムファンはおろか阪神ファンの猛反発も買うことになった。

藤田の実績

1965年ドラフト2位指名を受け阪神に入団。阪神唯一の高卒生え抜き2000本安打を達成し1984年に引退。景浦将・田宮謙次郎・和田豊*1金本知憲らと共に阪神の背番号6のレジェンド…なのだが監督としての評価は最悪レベルとされる。現役時代は無口で大人しいとされていたが、監督時代に寡黙で怖いというキャラから池波正太郎の時代小説「鬼平犯科帳」*2の主人公・長谷川平蔵に倣い「鬼平」の異名が付いた。

1995年途中から中村勝広の後を受けて一軍の指揮を取ったが、新庄・和田に真弓明信*3、グレン・デービスやスコット・クールボーら主力と不仲な上に采配も稚拙で二度の監督交代*4でごたついた中日に最後の最後に捲られてしまう。翌1996年、正式に監督となるが予想通りチームは開幕から最下位を独走。外国人選手ガチャも全く機能せず*59月には「甲子園籠城事件」を経て解任。病院食並みと揶揄されていた虎風荘の食事を改善させた功績はあり「改革者」としては元球団社長の野崎勝義やテリー伊藤のように好意的に評価する人物もいる。しかし中西清起が自身のチャンネルで語るにはかなりのパワハラ体質だった模様で、藤田自身もスパルタを自認しておりNEWSポストセブン『団塊世代が監督で大成せぬ理由 藤田平と谷沢健一による分析上でこのような発言をしている。

「僕らの世代は選手時代に頑張ってきた人たちばっかりやから、自信に裏付けられた信念がある。若い選手たちも自分がやってきたようにやればできると考えている。あまり練習しない選手がいたら、せっかく両親から立派な体をもらい、素晴らしい素質があるのに、もったいないと思うことがたくさんあった。だから強引でも自分の思うように選手を指導せんと気が済まんのですわ。選手の中にはスパルタに反発する者もいたけど、従ってくれる者は多かった。しかし、上が辛抱できへんかった。戦前生まれで企業のトップになっている球団オーナーは、スポーツ経験がないからなんぼいうても僕らがやろうとしていることが理解できない。こっちにすれば、指導を頑張りすぎて嫌われるんだからたまらんわな」

その結果、新庄は正座事件などから引退騒動を起こし最終的に阪神を飛び出し*6、グレンには「阪神ベンチは刑務所のようだ」と言われた。さらに故障持ちの舩木聖士を酷使の挙げ句潰してしまうなど負の面があまりにも多かったため、多くの阪神ファンからは「さらなる暗黒時代*7を招いた元凶」という評価であり前述の新庄への発言で絶許扱いを受ける一因になっている。

おまけ:大物OBの反応

上述した廣岡自身も「老害」と呼ばれていることを把握しているらしく当然ながら強い不快感を表明しているが、なんJ・なんGの野球ファンからは「この姿勢こそ見苦しい老害そのもの」と総ツッコミを受けた。

【悲報】広岡達朗さん(86)「『老害』なんて品のない言葉を使うな!OBをもっとリスペクトしろ!
http://itest.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1545478797/

人間というのは、年を取れば取るほど損得勘定が消え、考え方が純粋になってくる。その考えは間違っていないと自信を持って言える。
にもかかわらず、日本人というのは目上の人間を年寄り扱いして、まともに言うことを聞こうとしない。「老害」という言葉で片付けてしまう。
いつから日本人はこんなに品のない言葉を使うようになったのか。
長く生きてきた人間には必ず、それだけの矜持がある。何を言いたいかというと、球団もOBに対するリスペクトを持てということだ。
巨人なら水原茂さん、川上哲治さんたちの残した財産を大事にすべきなのだ。

関連項目

Tag: 蔑称 阪神


*1 入団してしばらくは藤田の応援歌を使用していた。ちなみに藤田とは不仲で監督時代には干されたりしている。後述の新庄も含めて、主力のほぼ全員と不仲であった。
*2 この当時、フジテレビ系で中村吉右衛門主演でドラマ化されており、代理監督就任時がシーズン6、監督解任、籠城時がシーズン7にあたる。
*3 1995年限りで引退に追い込まれた。
*4 高木守道→徳武定祐→島野育夫。
*5 このことが翌97年にマイク・グリーンウェルを獲得した伏線になっている。
*6 2003年オフに新庄がNPB復帰した際にも阪神サイドはオワコン扱いし目もくれなかった。もっとも当時の阪神には新庄を嫌っていた星野仙一がSD職にあったため阪神復帰は不可能だった。星野が新庄を嫌った理由は、中日監督時代にFA宣言した新庄に声をかけたものの当の本人から「名古屋の街が好きではない」と断られたことが遠因とされる。
*7 96年は最下位になったのみならず観客動員200万人も割り28年ぶりに赤字となりオーナーだった久万俊二郎に一度はタイガース身売りを決意させている。