大物OB

Last-modified: 2025-11-19 (水) 18:15:06

野球評論家でコラムニストの廣岡達朗*1のこと。基本的には蔑称として用いられる。

概要

由来はYahooニュース等での記事の見出し。
「1年目からベストナインと新人王を受賞」「引退後は監督としてヤクルトと西武を優勝・日本一に導く」「広島コーチとしても山本浩二衣笠祥雄らを見出し広島第一次黄金期の礎を築く」「先発ローテーションシステムやGM制度の導入等、NPBの発展に大きく貢献」等、選手としても指揮官としても残した実績は紛れもなく「大物」のそれであるのだが、その反面近年は週刊ベースボールでのコラム等で歯に衣着せない、時代錯誤かつ的外れな主張を展開し、その上自身も所属した多くの球団、選手とトラブルを起こしておきながら全て棚に上げて現役選手を批判することが取り沙汰され、大物OBという肩書きが皮肉として用いられるようになってしまっている。
特にコラムにおける、自分が現役だった時代を持ち上げて相対的に現代野球界(特に巨人界隈)を貶めるスタイルは反感を買っており、なんJ・なんGの野球ファンから典型的な老害と揶揄される原因となっている。張本が「老害芸」としてある程度受け入れられているのに対し、廣岡の方はガチの老害として嫌われている。

もちろん球界には大物OBと呼ぶに相応しい人物は他にも数多く存在するのだが、廣岡の場合は記事の見出しで「大物OB」と紹介されることがあまりにも多いため、「もはや大物OBは廣岡個人を指す固有名詞」とまで言われているのが現状である。

ちなみに廣岡が話題に出たスレでは度々「廣岡は具体的にどの球団のOBなのか」という議論が出るが、選手としては巨人一筋*2、コーチとしては広島・ヤクルト、監督としてはヤクルト・西武、GMとしてはロッテと計5球団に関わっているものの、ほぼ全ての球団で一悶着あった*3影響で、大抵の場合「廣岡はうちのOBじゃない」と廣岡が自球団のOB扱いされることを拒み他球団のOB扱いしようとする押しつけ合いが始まる*4

廣岡の主張例

無論、正鵠を射た真っ当な主張も数多く唱えているのだが、上に挙げた例のように仮になんJ民が発言したのであれば老害知ったかぶりをする無能の誹りを免れないような見立て違いが悪目立ちをしているため、実績十分な人物でありながら一部野球ファンからは日刊ゲンダイ夕刊フジのタブロイド記者や、週刊文春週刊実話などの週刊誌記者と同レベルの扱いを受けるほどにヘイトを集めてしまっている。
近年では「巨人関係以外では正論が多い」「原辰徳への批判は自分が巨人の監督になれなかったため、原への嫉妬」とされることもある。

廣岡本人の反応

なお当の広岡自身も「老害」と呼ばれていることを把握しているらしく当然ながら強い不快感を表明しているが、もちろんなんJ民からは「この姿勢こそ見苦しい老害そのもの」と総ツッコミである。

【悲報】広岡達朗さん(86)「『老害』なんて品のない言葉を使うな!OBをもっとリスペクトしろ!
http://itest.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1545478797/

人間というのは、年を取れば取るほど損得勘定が消え、考え方が純粋になってくる。その考えは間違っていないと自信を持って言える。
にもかかわらず、日本人というのは目上の人間を年寄り扱いして、まともに言うことを聞こうとしない。「老害」という言葉で片付けてしまう。
いつから日本人はこんなに品のない言葉を使うようになったのか。
長く生きてきた人間には必ず、それだけの矜持がある。何を言いたいかというと、球団もOBに対するリスペクトを持てということだ。
巨人なら水原茂さん、川上哲治さんたちの残した財産を大事にすべきなのだ。


金本知憲もバッサリ

金本知憲 講演会で阪神&大物OBを公開処刑(3)「名球界の大先輩も容赦なく口撃」 | アサ芸プラス
https://www.asagei.com/21446


「あとはね、(現役時代、阪神キャンプに臨時コーチとして来ていた)広岡達朗さんですか。僕、20分説教されましてね。僕が肩を痛めてたんですね、キャンプで」
そう話すと、アニキは広岡氏とのやり取りを再現してくれたのだが、これが実に振るっている。
「金本君、スナップスローをやってみなさい」
外野手はスナップスローを使わないうえ、肩をかばってのスローイングをするしかなかった
「それはスナップじゃないんだよ」
「わかってますよ。どうしても肩が思わしくなくて」
「ふーん、そうなんだ。大変だねぇ。スナップやってごらん」
「いや、だからちょっと肩痛いんで‥‥」
「キミは何でこうやって投げるんだ?」
「あの、肩が‥‥」
「でもね、そんな投げ方してたら長く野球できないよ。もっと力を抜いて、体を使って。やってごらん」
広岡氏の「指導」は打撃にも及ぶ。
「何でキミはこうやって打つんだ。もっとこうやってこれで‥‥ダメでしょ。そんなんでよく打てるね。長く野球やりたいだろ。キミ、年いくつ?」
「42歳です」
「おぉ‥‥。けっこう長くやってるんだねぇ‥‥」
 アニキはこれを次のように「総括」した。
「これホントの話なの。人の話、聞かないんですよ。アンタ、生涯打率2割4分か5分やろ(実際は2割4分)*13。で、(長く野球をやれと言う)広岡達朗を調べると、35歳ぐらいで引退してるんですよ*14ああいう年の取り方はよくないですね。若い人は絶対に耳を傾けないですよ
球界のご意見番たる重鎮も、真っ二つに斬られてしまったのだ。


関連項目

Tag: 巨人 広島 ヤクルト 西武 ロッテ 蔑称


*1 メディアではもっぱら新字体の「広岡」と表記される事が多いが、週刊ベースボールにて自らが連載するコラムなどでは「廣岡」を自称しているのでこの項目でもそれに倣う。
*2 このため見出しでは「巨人大物OB」と紹介されることが一番多い。ただし上述の通りOBとして今の巨人を叩くので、今の巨人ファンからも評判が悪い。
*3 選手時代は先輩の川上哲治と衝突を繰り返し、監督として率いた二球団でもフロントとの摩擦が原因で喧嘩別れ同然の退任を余儀なくされている。
そしてNPBにおける最初のGMを務めたロッテでは、自ら招聘したボビー・バレンタイン監督やフリオ・フランコ、伊良部秀輝、エリック・ヒルマン等主力選手と対立した末にことごとく放逐し、バレンタインの後任監督に早大の後輩である江尻亮(元大洋/横浜大洋)を据えた。人気の高かったバレンタインの解任の反動もあってロッテファンからの印象は芳しいものではなく、ファン感謝デーでは「広岡リモコン江尻死ね。」と過激な垂れ幕が掲げられるほどだったという。結局成績不振に体調不良や広岡GMの解任も重なり、江尻はわずか一年で辞任した。これらのことも火に油を注ぎ、ファンからは「90年代後半~00年代前半における低迷の元凶」と見なされ未だに絶許扱いを受けている。

*4 ただし2024年3月にベルーナドームで行われた西武のOB戦(レジェンドゲーム2024)や、2025年の巨人による長嶋茂雄追悼試合には参加オファーがあったことが判明しているため、ファン感情はさておき球団レベルではすくなくとも悪い関係ではない模様である。
*5 金田正一を金村と言い間違えた。祖父内海五十雄も巨人OBであり、それ故に巨人入団に固執した割には不勉強と言えるが、この場合は間違えられた金田が激怒している広岡を宥めるというありさまだった。
*6 シーズン8失策であった1960年・1965年の出来事を強調し、29失策で守備率.944となった1958年や18失策でセ・リーグ最多失策となった1962年の自身の成績は一切触れない。何より廣岡自身の現役時代のレンジファクターの値は歴代ワースト10入りするほどの壊滅的な数値である。
*7 一方で「まだ一軍で投げるレベルではない若い堀岡を起用した方に責任がある」とも述べている他、野手の投手起用そのものは否定しておらず、他の主張に比べれば比較的中立とも言える。
*8 阪神がバースを擁して日本一になった1985年の日本シリーズで、対戦相手の西武を率いていたのは他ならぬ廣岡であった。シリーズ開幕前に展望を聞かれた彼は「阪神の弱点はバースの守備」と述べていたが、結果としてそのバースは19打数7安打、3本塁打9打点と打ちまくりシリーズMVPを獲得、守備でもスクイズを阻止する活躍を見せた。シリーズ後廣岡は「あの怪物にはアメリカに帰ってもらいたい」と発言したという。なおオリックス・中嶋聡監督が2023年に阪神に敗れるまでは、廣岡が日本シリーズで唯一阪神に敗れた経験を持つ監督であった。
*9 ただしCSについては「収益のための興行」と忌諱されることも多く、落合博満なども否定的な立場をとっている。
*10 廣岡自身も1956年、1957年と2年連続で開幕直後の故障で2ヶ月間戦線離脱している。そして廣岡は年俸返上など勿論していない
*11 前任の小久保裕紀や東京五輪でチームを金メダルに導いた稲葉篤紀にも監督経験はない。
*12 当該試合には大谷翔平らMLB組が出場していない。
*13 金本の生涯打率は2割8分5厘であり、広岡が遠く及ばなかった2000安打も達成し、名球会にも在籍している。
*14 金本は最終的に44歳で現役引退