ログイン・ボーナスの略。転じて、なんJでは
1.何の進展もないことを報告するだけのスレを開くこと
2.聖域となっている選手が試合に出ること。
概要 
ゲーム用語としてのログボ 
ソーシャル・ゲーム(ソシャゲ)では、ログイン率向上のための工夫として、ユーザーがアカウントにログインするだけで一日一回アイテムが配布されるという制度がよく導入されている。これをログイン・ボーナス(ログボ)と呼ぶ。特に、何日も連続してログインすると希少なアイテムがログイン・ボーナスで貰えるソシャゲも多い。
ゲームを楽しんでいる間はこのログイン・ボーナスがとても助けになるのだが、ゲームに飽きてきたり、仕事や学業などが忙しくなってくると、とりあえずログイン・ボーナスを回収するためにログインしてはゲームをせずに画面をそっ閉じするという単純作業を繰り返すようになりがちである。
進展なしスレのログボ 
なんJ用語としてのログボは、2015年9月に起きた八王子知的障害児行方不明事件が発祥である。
知的障害児が福祉施設から行方不明となったこの事件では、必死の捜索にも関わらず一向に児童の行方が分からなかった。なんJでも一体彼はどこにいるのかと話題になり、毎日のように「【悲報】八王子の障害児、行方不明から○日経過」というスレが定期的に立つも、内容はいつも特に進展がないことを報告するだけというものであった。毎日スレを開いては何の進展もないことを確認するだけの日々がまるでゲームのログイン・ボーナス回収を思わせたことから、ログボと表現されるようになった。なお、このログボは当の児童が同年11月に遺体で発見されるという、笑えない形で終了することになった。
同じく11月には木村昇吾のセルフ戦力外事件が発生。八王子障害児事件と同様に毎日スレが立っては木村獲得に動く球団がないことをなんJ民は確認し続けた。こちらも進展なしを確認するためのログボスレと化し、八王子障害児事件とどちらが長期間のログボを記録するかが注目された。
なお、木村昇吾は翌2016年2月に入団テストを経て西武へと入団し、(こちらは無事に)ログボは終了した。
また2018年には西勇輝のFA宣言に際し、サンケイスポーツが阪神への入団を決めたと報道するも、当の本人は否定。しかしサンスポは懲りずに「阪神入り決断の西」という記事を挙げ続けたため、謎定期・ログボ扱いを受けるようになった。
連続試合出場のログボ 
2018年の鳥谷敬(元阪神→ロッテ)は身体能力の衰えが顕著になってきた上に、大山悠輔の三塁起用*1を優先したい首脳陣の方針に伴う二塁コンバートも上手く行かず開幕から攻守ともに絶不調に陥る。しかし鳥谷は以前より続けていた連続試合出場の記録更新のために試合に出ては活躍することなく凡退や拙守を繰り返した*2。これが、まるでログイン・ボーナス回収のためにソシャゲのアカウントにログインしては何もせずに画面を閉じるのとそっくりだと批判を集め、鳥谷が試合に出る様子や鳥谷自身のことをログボと揶揄するようになった。
試合の途中で代打や守備固めなどで鳥谷の名がコールされるとなんJでは「鳥谷敬さんがログインしました」「まーた鳥谷がログボを回収してんのか」などと書き込まれた。
特に鳥谷のログボが問題視されたのが、5月1日にサイクルヒットに王手を掛けた上本博紀が途中交代させられた事件である。上本がサイクルヒットに王手を掛けながら交代させられるのは一年ぶり二度目の出来事とあって阪神ファンは大荒れ。代わりに出てきたのが不振に苦しむ鳥谷だったことから「鳥谷のログボ回収のために上本のサイクルヒットが犠牲になった」と批判を集めた*3。
なお、鳥谷は連続試合出場の球団記録を更新したものの不振が続き、1939試合でログボを終了した。
また、鳥谷と同じく、低調な成績にもかかわらず連続出場を続けていた倉本寿彦*4(DeNA)もログボ呼ばわりされていたが、こちらは5月13日に降雨コールドゲームという形で連続出場が途切れている。
こういった経緯もあって「ログボ」は鳥谷や倉本の蔑称の一つとなったが、この用法は他球団にも拡散し始め、かつては大活躍した選手でも、加齢や怪我や不調など成績不振にも関わらず名前だけで試合に出ている選手が特に槍玉に挙がりログボ呼ばわりされやすい。