運命を感じます

Last-modified: 2020-10-28 (水) 22:59:26

埼玉西武ライオンズ監督(当時)・渡辺久信のドラフトでの発言。


経緯

2009年ドラフトで菊池雄星(花巻東高)は6球団から1位での競合指名を受ける。抽選の結果、見事交渉権を獲得した渡辺は当たりくじと分かった瞬間から興奮のあまりド派手なガッツポーズ、それを記者へ自慢気に見せびらかすなど会場から喝采を浴びた。
直後のインタビューでも興奮冷めやらぬ状態で、抽選を自らの手で引き当てた衝撃などからか「雄星君!運命を感じます」とオーバーな表現で発言した事が由来。


余談

この1位指名では西武の他に阪神タイガース・東京ヤクルトスワローズ・東北楽天ゴールデンイーグルス・中日ドラゴンズ・北海道日本ハムファイターズが指名。記載順にくじを引くが、最初だった渡辺が当たりくじを引いており他の5球団には外れくじしか残されていなかった。

 

さらに翌年のドラフトでは大石達也(早稲田大学)に再び6球団が競合。
尾花高夫(横浜)、星野仙一(楽天)、野村謙二郎(広島)、岡田彰布(オリックス)、真弓明信(阪神)、渡辺久信(西武)という順で抽選が始まるが、今度は当たりくじが残っている強運ぶりを2年連続で見せつけたのである。

この時もあまりの衝撃からか、かなり取り乱した様子を見せ「信じられないです。なんか…怖いです。」と顔を紅潮させながらコメントした。

なお言うまでもないが、確率論的には6球団競合のドラフトで1枚の当たりくじを引く確率は最初なら1/6、6番目なら前の5人が全員外れを引く確率なので5/6×4/5×3/4×2/3×1/2×1=1/6で確率的にはどこで引こうが同じである*1
「順番が後ろだから不利」などと言うと失笑を買うため注意。

関連項目


*1 2~5番目の抽選でも同様。