11.当てる、作る、逃げる << バックギャモンの戦略・戦術 >> 13.敵を「閉じ込める」戦法
さて、ここからは、中盤講座です!
中盤といっても、序盤の考え方はそのまま活きますけどね。
さて、中盤にもなると、ゲームの展開はさまざまに分岐していきます。
そこで、展開に応じてねらいを定め、それに沿ってプレーすることが重要になります。
そこで、よくあるゲーム展開を4つに分類した「4つのゲームプラン」をまずはご紹介しましょう。
プライム・ブリッツ・ホールディング・ランの4つです!最初は少し厄介かもしれませんが
ものすごく重要な概念なので、ぜひ覚えてください。
そして、それぞれのゲーム展開に関して、基礎的な知識をお教えします。
4つのゲームプランとは
まずは簡単に、それぞれのゲームプランを紹介していきます。
詳しくやっていきますから、今の時点で理解できなくても大丈夫です!
ゲーム展開の名前 | 略称 | 説明 |
プライミングゲーム | プライム | 一方が、自陣付近にプライム(連続したブロック)を作り、 相手のバックマンを自陣に閉じ込めて勝ち切ろうとするゲーム展開。 お互いがこれを狙っている展開はプライミングバトルともいう。 |
アタッキングゲーム | ブリッツ | 一方が、相手のバックマンをひたすらヒットし続けながら 自分の陣地にブロックを増やしていき、相手のバックマンを 場外に閉じ込めたまま、何もさせず勝ち切ろうとするゲーム展開。 |
ホールディングゲーム | ホールディング | 一方がバックマンを逃がして逃げ切りを図ったのに対して、 もう一方が後方にアンカーを作って待ちかまえ(※)、 終盤に相手のコマをヒットするなどしての逆転勝ちをめざすゲーム展開。 |
ランニングゲーム | ラン | お互いがバックマンを逃がし、すべてのコマがすれ違い、 あとはサイコロ勝負!という単純な展開。 |
(※)特に、数多くのコマを後方に配置して待ちかまえる場合はバックゲームといいますが、
難しいゲーム展開なのでこの講座では省略します。