1.バックギャモンの基本的ルール(1)

Last-modified: 2018-08-18 (土) 21:10:51

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バックギャモンってどんなゲーム?

バックギャモンとは、二人で対戦するボードゲームであり、「すごろく」の一種です。
ただし、誰でも知っている「すごろく」よりは複雑です。
なにせ、サイコロは2コ、コマは1人15コも使います。

 

でも、基本は「すごろく」であることに変わりません。
自分の番が来たら、

①サイコロを振って
②サイコロの目に合わせて、好きな駒を動かし
③ゴールを目指す

バックギャモンとは、基本的には、それだけのゲームです。

 

そして、相手より先に、自分の15コの駒全てをゴールさせれば勝ちになります。

 

バックギャモンのボード

image1.jpg
これが、バックギャモンで使用するボードです。

 

まず三角のギザギザを見て下さい。全部で24コありますね。
これが、すごろくで言うところの、いわゆる「マス目」です。
ご覧のように、1つのマス目の上に、いくつ駒が乗っていても大丈夫です。

 

次に、コマを見てください。赤と白の丸い物体のことです。
数を数えてみると、赤・白ともに15コずつありますね。
そして、この画像のような駒の並べ方が初期配置です。
必ずこの状態からゲームはスタートします。今はまだ、配置を覚えなくても大丈夫ですよ。

 

なお、このボードにおいては、自分(手前側)が白いコマを、
対戦相手(奥側)が赤いコマを動かすプレーヤーです。
ちなみに、コマの色に特に規定はなく、使用するボードによって異なります。

 

駒を動かしてみよう

では、実際に駒を動かしてみます。
今回は、自分(白)の番から始まったことにしましょう。

 

まず、自分の番が来たら、必ずサイコロを2コ振ります。
image2.jpg

 

はい、2・1という目が出ました。続いて、この目にしたがって駒を動かします。
ところで、どういう方向に動かせば良いのかと言うと・・・
image3.jpg

 

白はこのように、反時計回りの方向でコマを動かします。右下の溝が、目指すべきゴールです。
ではこの「動かす方向」と「サイコロの目」に従って、駒を動かしてみましょう。
この二つにさえ従えば、あとはプレーヤーの自由です。一例を挙げるなら・・・
image3.png

 

右上のコマ1つを2マス動かし、中央のコマ1つを1マス動かそうとしている画像です。
このように、2・1という目に従って、「2マス動く行為」「1マス動く行為」がそれぞれできるわけです。

 

もちろん、他にもいろいろな選択肢があります。たとえば、こんな感じ。
image4.jpg

 

これは、左上の駒1つを2マス動かし、右上の駒1つを1マス動かそうとしている画像です。
では、この矢印のとおりに動したとしましょう。動かした後の姿は
image4.png
こうなりますね。これで自分の番は終了。相手(赤)の番になります。

 

そして今度は、相手もサイコロを2つ振り、6・1という目を出しました。
image6.jpg
相手はこれに従って動かします。

 

でも、注意すべきことがあります。
相手は、自分とは正反対の方向に動かします!つまり、
image7.jpg
赤はこのように、時計回りの方向でコマを動かします。右上の溝が、目指すべきゴールです。

 

では、これをふまえて、コマを動かしてみます。
image8.jpg
左下のコマ1コを6マス動いて、中央上のコマ1コを1マス動いていますね?

 

このように動かすと、結果は
image9.jpg

 

こうなります。これで相手の番も終わり。次は僕の番。

 

・・・これを繰り返していくのがバックギャモンの流れになります。
それでは、最終的にめざすべき目標の確認をしておきましょう。

 

相手より先に、15コ全ての駒をゴールさせるのが目標でした。ゴールはどこだったでしょうか?
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はい、自分は右下、対戦相手は右上がゴールでしたね。
ただし、実は、いきなり最初から駒をゴールさせることはできません。
その前にまず目指すべきことがあります。それは、

 

自分の15コの駒を全部、自分の陣地に入れることです。

 

image11.jpg

 

陣地とは、画像のように、ゴール手前の6マスのこと。実は、
まず全部のコマを自分の陣地に入れてからでないと、ゴールさせ始めることができないルールなのです。

 

ですから、ゲーム始まってしばらくのうちは
この陣地の中に駒を集めることを目指していくわけです。
そういう意味では、この陣地は、「本当のゴール」の前に設置された「仮のゴール」のようなものですね。

 

細かい補足

ちなみに、当たり前かもしれませんが、
ゴールを飛び越えてしまうような動きをすることはできません。

 

また、言い忘れましたが、たとえば「5・3」という目を出した場合に、
先に「5」の目を動かそうが、「3」の目を動かそうが、どちらでも構いません。
しかし、可能な限り、どちらの目も使わなければいけず、意図的な「パス」はできません。

 

それから、たとえば「5・3」という目を出した場合に、
まず、あるコマを5マス動きました。次に、またそのコマを3マス動きました。
つまり、合計8マス動きました。というような動かし方は、認められています。

 

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