アルビダンジョン

Last-modified: 2020-11-29 (日) 13:04:02

アルビダンジョン【あるびだんじょん】

  • ティルコネイルの北に位置するダンジョン
    通常、人間でスタートした場合には初めて訪れるであろうダンジョンであり、難易度は初級、一般、下級、中級、上級が存在し、ハードモードにも対応している。2016年のウルラダンジョンアップデートで人数制限が撤廃された。
  • 動物、昆虫系のモンスター(特にクモ類)が中心となっており、全体的に認識速度、認識範囲とも普通。特別な戦術が必要になるわけではなく、基本を押さえて丁寧に立ち回ることを心がければそれなりの難易度に落ち着くだろう。
    • おおむね大多数のダンジョンと比較して「標準」として設定されていると思われる。これは2016年のウルラダンジョンアップデートで難易度変更が行われた前後で(一般以外は)変化が少なかったことからも伺える。
    • ちなみに虫が苦手な人はあまり行きたがらないらしい。マビノギの動物関係の再現、特に昆虫関係は妙にしっかりしており、何とも生理的嫌悪を催すような挙動には鳥肌が立つという人も。

アルビ初級

  • 初心者の訓練に最適。
    ティルコネイルの学校では戦闘学・魔法学ともに課題でアルビダンジョンをクリアしてくるようにというものがある。
    一階のみで地図は最初から埋まっており、2・3部屋戦闘しただけでボスルームに辿り着く。
  • 初心者にとってボスモンスターの巨大クモと取り巻きの赤クモは強敵だが、数人で協力すれば勝てないこともないだろう。
    フィールドと異なり障害物を利用したり、いざというときには逃げるということができないため、ここである程度基本的な立ち回りを身に着けたい。
    それなりの装備を揃え、基本的な戦闘技術をしっかり抑えれば、ソロで攻略することも難しくはない。
  • 慣れてしまえば、手軽にエンチャントスクロールやマナハーブを手に入れることが出来る便利なダンジョンである。そのためエンチャント修練をしているプレイヤーが高速で周回していることがたまにある。
  • 入場するには転生したことがないレベル10以下のミレシアンであることが条件だが、トレボーから専用の通行証をもらうことでも入場できる。

アルビ一般

  • 1階構造で、地図も埋まっている。アルビ初級とほとんど同じだが、まれに1、2部屋多かったりする。基本的には初級と変わらないが、ボスの巨大クモが強化されているため、初級と同じ気分で挑むと返り討ちにあったりすることも。
    β時代から存在する由緒あるダンジョンの1つであり(初級が追加されるのはずっと後)、初級の項にある「学校の課題」や「エンチャント修練で周回」等は、元々はこちらで行われていた。
    • …というのは昔の話。ダンジョン改変された現在は部屋数が増え、なんと白クモが超強化(フィールドの赤クモよりずっと強い!)され、作りたて知識なしの初心者が行くべき場所ではなくなった。実際にプールナブロンで教えてもらえる推奨レベルは100~と、異常な強化を施されている。ついでに道中が長くなったためエンチャント修練に向かなくなった。それで報酬や経験値は影ミッションの方が圧倒的によいという。あんまりだ。

アルビ下級

  • 無制限のみ。名前で誤解されてしまうが、たまに「下級なので一般より楽」と間違えて覚えられているらしい。
  • こちらでは動物系モンスターが多く出現するようになり、青オオカミや青ヒグマなどの珍しい敵と戦うことになる。基本的な挙動はフィールドのものとほぼ同じだが、攻撃力がかなり高い。幸い大半のモンスターは打たれ弱いため、先手を取って素早く処理していきたい。そういう意味では下級ダンジョンの入門としては最適。
  • クモ系統では青黒クモ、赤黒クモが初登場。青黒クモは認識距離は狭く、認識速度も遅いが一応先行性を持っており攻撃力もそれなり。赤黒クモはアルビ下級ダンジョンでおそらく最も危険なモンスター。先行、1:1属性を持たず、広い認識距離に早い認識速度、そして「!!」を出さずにいきなり襲い掛かってくるという好戦的なAIをしている。2打でダウンさせられてしまうため、複数の赤黒クモに袋叩きされてそのままあえなく昇天・・・という苦い思いをしたプレイヤーも少なくないはず。
    幸い打たれ弱いため、無理やりアタックで割り込むか、じっくりカウンターで応戦するか、攻防一体のウィンドミルで反撃すれば運次第では切り抜けられるだろう。
    • 余談だが、熟練ミレシアンが「早いうちにウィンドミルを育てたほうがいい」と初心者にアドバイスを送ることが多いのは、こうした苦難を味わってきたゆえの実体験からくるものが多かったりする。
  • ボスは赤が鮮やかな巨大赤クモになっており、見るからに危険。
    勿論性能も危険極まりなく、認識距離は広く、認識速度も速い。また、「!」の状態からいきなり仕掛けてくるため先手を取られるとそのまま一気に押し切られてしまう危険性も非常に高い。攻撃力も高い難敵。
    • 巨大クモシリーズすべてに言えることだが、敵とのリーチ差が非常に大きいため、アタックをディフェンスで防いだ後の反撃が届かず、相手の次のアタックを喰らってしまうなど結構あったりする。なるべく初級や一般で対策をしっかり練習しておくことが望ましい。
  • ここを戦闘不能にならずにクリアできるくらいになればもう初心者なんて言わせない。立派な中級者といっていいだろう。ここを踏み台にステップアップしていきたい。
  • 特産品は休憩スキルをランクアップさせる「事例から学ぶ健康的な休憩の秘訣」(通称:事例本)。昨今ではエイヴォンでの釣りでもまれに手に入るため値段はかなり下落したものの、かつてはなかなかの価格で売れたため、腕に自信のあるミレシアンは一攫千金をもくろんでアルビ下級へ足しげく通ったという。

アルビ中級

  • 部屋が密集しているためダンジョンそのものは短いが、3段沸きや混成によって1部屋ごとの密度は高い。
  • ラインナップは下級のものに灰色ベアウルフが追加。基本的な内容は下級と変わらないが、全体的にスペックは高くなっているため同じ感覚で挑むと痛い目にあうだろう。
  • 突入人数によってボスが大きく変わることが特徴で、1人用では巨大黒クモ、2人用ではライカンスロープゴルゴン、4人用では巨大赤・黒・白クモが登場する。
  • 報酬は大したものはないものの、4人用のボス巨大赤クモがアローリボルバーの本8ページを落とすほか、青オオカミがアローリボルバーの本6ページ、中ボスの巨大白クモがアローリボルバーの本7ページを落とすため、アローリボルバー修得にあたっては避けては通れない。
    最近では競売でアローリボルバーの本8ページをはじめとしたスキル修得系コレクションブックのページを出品するようになったため以前よりは多少敷居は下がったものの、価格のことを考えると(入場できるなら)ドロップ率自体は悪くないため自力入手を試みる弓師は今も少なくない。

アルビ上級

  • アルビ上級は全2層構造。侵入人数によってボスや報酬部屋の構造が変化する。
    • 敵のラインナップが一新され、毒を用いるMobが居る事や、更にはヘビースタンダー持ちのビートルウルフやグレンデルといったここでしか見られない敵がいたりと、近接泣かせのモンスターが勢揃いである事だろう。魔法とには耐性がないものの、俊足であることや多タゲ持ちであることから手ごわいことには変わりない。
    • ダンジョンそのものも一回り大きくなっており、部屋の密度も高いのでこれまでのアルビダンジョンと比べるとやや長期戦になる。
  • 1人侵入時のボスはアラクネチェーンキャスティングサンダーを所持しており、モロに喰らってしまえばなまなかな魔法防御ではとても耐えきれない。魔法を使う暇を与えず一気呵成に倒し切りたいところだが、ヘビースタンダーを持っているため、そこそこのスペックか、チェーンキャスティング+サンダーに対応する戦術が要求される。
    • アラクネの名前の通り、糸を飛ばしてこちらの動きを止めてくる攻撃も持っている。長時間だがこれ自体はなんてことのない攻撃でしかない。しかし、取り巻きに幼い黒毒クモを召喚できるため、この子蜘蛛に袋叩きにされてしまうと非常に危険。
  • 2~4人侵入時のボスは巨大黄金クモx1。4人で侵入した場合のみ3匹になる。何色だろうと巨大クモはクモ、戦術自体はそう違いはない・・・といいたいところだが、この巨大黄金クモは攻撃範囲がめっぽう広く、15メートル(ワンド無しのボルト魔法の限界距離)というすさまじいリーチを誇る。そのため異常なところから攻撃を受けてしまい、ディフェンスに成功してもこちらの攻撃範囲にはいる前に相手の硬直が解けてしまい、次の1打を受けてしまう、という非常に危険な状況になりやすい。
    • 特に飛距離改造を行って射程が短くなったクロスボウや、フレイマーが主力の錬金術師は射程外から攻撃を受けてしまい、なすすべもなく倒されてしまうことも…・・・。
  • 特産品は正宗ダスティンシルバーナイトヘルムが報酬から得られるほか、巨大黄金クモからドラゴンフェリックスヘルムなど珍しいアイテムが手に入る。
    なお、1人用のボスルームにのみ設置してある特殊な糸車は、道中出現するラーヴァがおとす「ラーヴァの繭」を使って「糸のカギ」を作ることができる。これは報酬部屋の宝箱を開けることができるため、大量に持ち込んで一人で全部回収・・・なんてこともできる。
  • 2016年のダンジョン再編で全体的に保護が大幅に引き下げられ、ある程度の瞬間火力があればほぼ一掃できる程度の難易度にまで落ちており、従来よりも進行しやすくなっている。改変後の現在のウルラダンジョンではかなり容易な部類に入り、耐久力に関しては最低クラス。といっても多タゲやスパイダーアーチャー、スパイダーレンジャーの高負傷弓攻撃、黒毒グモの毒攻撃は熟練者でも油断は禁物。

ハードモード上級

  • ハードモード対応。2016年のウルラダンジョン再編によってこれまでの通常の通行証での侵入が不可能になり、「不完全なアルビダンジョン通行証」と「復元の秘薬3つ」をハンディクラフトスキルで復元することでハードモード上級通行証が作成できる。これに伴いハードモード下級・ハードモード中級が撤廃。ハードモード通常は残されているものの、ウルラダンジョン再編の対象外となっている。
    • 全体的にタフネスが跳ね上がっているためよほど自信がない限りは手を出さないほうが無難。特にソロで突入するのは相当の実力者か、でなければ命知らずと言っても差し支えないだろう。
    • ダンジョンは3層構造、ボスは1人だと巨大クモ、2人だと巨大赤クモ、3人だとライカンスロープx2&ゴルゴンx5、4人だとアラクネ&青黒クモx6と、改変前と大きく変化している。序盤は多少強化された程度の敵だが2層後半からが本番。従前よりも飛躍的に強化されており、これまでとは一味も二味も違っている。
    • 一方、報酬は強力なエンチャントスクロール、ビンテージダスティンシルバーナイトヘルム、各種ケルティック武器の素材、アルバン騎士団訓練場の紋章、改造石ヘボナローブと目白押し。出るかどうかは運次第だが前述のとおりラーヴァの繭さえあればすべて開けられてしまうため、なるべく繭を持ち込んですべて開けてしまいたい。
      • なお、4人進行時のみボスルームの報酬箱や糸車が設置されるため、上級や従来のハード上級のようにソロで侵入して総取りということはできなくなっている。
        しかも無制限通行証では侵入人数を指定できないため、4人のプレイヤーキャラクターで祭壇から侵入しなければならない。
      • 現在は5人以上で入場する事が可能になっており、その場合もボスがアラクネとなり糸車が設置されるようになっている。ただしその場合余剰となる宝箱をそのまま人数分分ける事ができない(5人の場合3つ、6人の場合2つ……となる)ため、PTメンバーが気心の知れた仲ではない場合は事前に余剰分の宝箱について話し合った方が良いだろう。

余談

  • 等級が豊富なダンジョンであり、プレイヤー間ではアルビの頭二文字を取って「アル○○」と呼ばれる。
    しかし、中級だけは「アルビ中○人」と呼ばれる。理由は「アル中」が「アルコール中毒」を意味する略称であり、ゲーム中では「禁止用語」とされ発言できないようになっているからである。
  • 古参のプレイヤーのなかには「上カルビ」「カルビ」といった呼び名を用いることもまれにある。これは「アルビ」と焼き肉の「カルビ」をかけたジョークなのだが、(報酬が)美味しい、(経験値が多くレベルが上がりやすい=すくすく育つから)栄養があるといった理由からなんとなくいいえて妙なため好んで使う人もいるとかいないとか。