エス川流域

Last-modified: 2024-01-18 (木) 13:54:40

概要

巨大な川が流れる流域。

エス国

「第186話 エス」で登場。国名であり、都市名であり、川の名前であり、精霊の名前でもある。
女王が収める国。
エス.png

エス

ナルアディードとの貿易の中継地点として栄える。
エス自体の産物はサトウキビと綿花とエス川から取れる砂金

エメラルド

大昔の女王がエメラルドを愛したとして有名で、現在でも多く取り扱っている。*1

エス川

東の陸の端(海峡)

書籍3巻で訪れる。対岸にも陸が見え、かつて大都市があったというが、現在は赤い砂に飲まれているという。
カメの魔物が出てべっ甲細工を作る。

黒エスと乳エスの目、誕生の渦

「第384話 お散歩」で登場した。
白い川と黒い川が交わる源流

リビル

「第237話 黒い岩の地」で訪れた。
エスの西側に位置する黒い岩の地。名前が出たのは「第238話 【鑑定】さん」
パルに教えてもらった土を豊かにする黒い岩棚とイソギンチャクが取れる。
1000年ほど前に噴火でできた土地で、昔は海底だったらしい。

水の都トゥアレグ

「第267話 火」で名前が登場する。
かつて砂漠の中央にあったという白き巨人の伝説がある土地。カーンの時代の都市。
書籍6巻「外伝2 水の都トゥアレグ」でジーンが訪問する。
砂の下、水の結界に守られるようにして保存されていたが、セナルファールが地を去ったことにより砂の下に沈んだ。

セナルファール

書籍6巻「外伝2 水の都トゥアレグ」登場。
都を結界で守っていた精霊。
初登場時は外見は砂人形だったが、アンテナのような役割で、実体は陽炎のような白い巨人。本質は月光の精霊。
白き地母神の縁を探す旅に出た。

WEB版では「第574話 話そびれていた白い巨人」でジーンが話に出した。

緑の王国ティルドナイ

緑の王国ティルドナイを参照

メール

メール.png
「第466話 フグ爆弾」から目指しているエス川の東南にある海岸面にある港町。
ナルアディードと交易をしているようだが、言葉は通じていない模様*2
昔の約束で、緑の宝石と小麦を交換しているようだ。

家と道は黄色がかかった象げ色の日干し煉瓦で出来ている模様。*3
積み方と表面に塗った粘土を削って模様が作られていて、美しい。

町中に噴水をはじめ水が多く配置されている。これは大きな目が乾燥しないためのようだ。

付近にはライオンに似た魔物が生息しており、メール人とは「距離を取ったお付き合い」の模様。*4

メール人

顔の三分の一ほどの真っ黒な目。
頭が長い。肌は青い。
男も女も長い裾の衣を着ていて、足をどうやって動かしているのか体が全く揺れず、スーーっと流れるように移動する。
「第467話 メール」にて、昔から『緑の親指の先より大きな魔石』と引き換えに『十の船の船倉がいっぱいの小麦』と交換していることがわかる。

ジェスチャーが言語であることが「第468話 町の中」でわかる。
服装は胸のあたりから広がるワンピースみたいなやつに、袖なしの上着、頭に布の覆い。
ジーンが対応した5人の中で一人だけ帽子の形が違うが、中身の見分けはつかない。男女の別はよく分からない。

主食は「水と小麦と花の蜜(花の蜜を混ぜて小麦粉を焼いたような、四角いやつ)」*5と思っていたが、実際には小麦はあまり食べない模様。
外からくる者への対外手にな主食のようだ。*6
実際は「緑の石と水と花の蜜」とのこと。

全体的に思考を共有しているようで、一人に話すと全体に伝わる模様。

「第470話 内緒話」にて『母さまから伝言。守護する者に名付けたら、またおいで』『父さまから伝言。秘密は秘密のままに、意味がわかるならまたおいで』と言って別れた。

関連人物

猫(キャプテン・ゴート)

「第494話 ごまかし」で登場した茶色い毛の猫。
ただし人間の言葉でしゃべることが可能で、メールに小麦の取引のためにやってきている。
知り合いに2、3体の精霊がいることが「第496話 セイカイ」でわかる。
「第500話 将来性」にて「キャプテン山羊」の名前が出る。
ソレイユ曰く、精霊の呪いで猫にされているが、外海の航路を3つも開拓した偉大な船長とのこと。

登場以降、ソレイユとハウロン関連で無茶ぶりをされている。

ハルム海峡神

「第474話 ナミナ」でハウロンが教えてくれた緑の魔石が採れる海の魔物がいる場所
エス川の東の海。大陸と大陸の間の狭い海で、イルカの魔物が出る。(イルカの魔物については「第466話 フグ爆弾」で登場)

見どころとしては、岩同士がごっつんごっつんしているところ、精霊が歌ってる場所などとのこと(第475話 大体料理と酒で誤魔化す)

馬の国

メールから海岸線沿いに進んだ場所にある。
馬が多い。『王の枝』が埋まっていた。
「第526話 馬の地」にて目指し、「第533話 馬の国報告」で報告している。

『王の枝』は杖のような形状。
白い石のような質感で、チェスのナイトみたいな馬の頭がついてる。
下は灰色に染まって朽ちているのは、ケンタの性と思われる。

神殿の精(わいなん石)

「第531話 封印の石」で登場。語尾が「わいなん」だという正方形の石のような姿の精霊。
ケンタを封じるために建てられた神殿の精霊。

ソロン

「第604話 王笏」で登場した。
ルフ国から王女が嫁いでいる。
歴史上確認が取れる一番古い『王の枝』を持った国とのこと。「第602話 修理」でジーンが王冠を再生させている。


*1 第474話 ナミナ
*2 第467話 メール
*3 第467話 メール
*4 第469話 メール人は乾燥に弱い
*5 第468話 町の中
*6 第498話 メール人の食事