あじわい

Last-modified: 2006-05-15 (月) 14:35:49

元来、食は風土とのつながりが大きい。
日本人は山と海に抱かれ、丹精した田畑に囲まれて生きてきた。
多彩な四季の恵みは「旬」を味わうと言う、特有の食文化が生まれた。
狭い国土ゆえに新鮮なものを新鮮なまま食す。
素材そのものを生かした料理が発達。
その繊細な味わいを、四季折々の美しいしつらえと共に五感で愉しむ。
各地の特産を生かした郷土料理から極みの懐石料理まで、
季節ごとの海、山の幸を生かした日本の食は健康的なことと奥深いあじわいで、
今では欧米でも評価されている。