尺八

Last-modified: 2006-01-20 (金) 23:51:46

しゃくはち

尺八とは、縦笛の一種。歌口に直接唇を当てて吹く。
普通は竹の根元に近い部分で作る。

尺八は、中国で唐代初期に創作された管楽器で、日本には奈良時代に伝来した。
尺八の名は、長さが一尺八寸(約56センチ)だったことに由来する。
ただし、この当時の尺八は平安時代中期に途絶えた。
現在、尺八と呼ばれるものは、「普化尺八(ふけしゃくはち)」のことで、日本には中世に伝わった。
普化尺八と呼ばれる由来は、江戸時代に禅宗の一派『普化宗』の虚無僧が使用したことによる。