切腹

Last-modified: 2006-01-30 (月) 13:38:41

せっぷく

切腹とは、自分で腹を切って死ぬこと。
切腹は、日本独特のものと思われているが、中国やローマ時代にも、まれではあるが記録が残っている。
日本では事例が多く、長期にわたって行なわれ、法的に制度化された点に特色的。
また、切腹は武士のみのものと思われがちだが、公卿にもいくつかの事例がある。

中国では、南西部の各地で疑いをかけられた男女が切腹して真意を示そうとした。
これは、人の精神が内臓に宿っていると考えられたからで、
日本でも『腹を割って話し合う』とか、『腹黒いヤツ』などという表現がある。
アジア・アフリカに広く行なわれた『内蔵占い』(鳥や動物の内臓から真偽を判断する方法)
が切腹の起源だという説もある。