エスカ自治管区

Last-modified: 2022-09-24 (土) 12:03:01

エスカ自治管区

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概要:
エスカ自治管区(ESCA Autonomous okrug)とは
AG連合アナトリア銀河とアリア連邦レンビア回廊の間に位置する。AG連合とアリア連邦管理下の自治管区。
AG連合とアリア連邦の共同所有地。地理としてはアリア連邦の近くに位置するが、体制・軍備はAG連合の管理下にある。
元クロノス神聖皇国領

主な歴史は歴史参照

AG連合にとってはAG連合最大規模のアークアルバニウムの採掘鉱床があり、その他希少資源の採掘が見込める魅力的な土地である。
アリア連邦にとっては国土防衛上非常に重要な地点であり、連邦としては非常に珍しく直接の防衛艦隊等を派遣している。

AG連合からは「エスカリオン回廊」と呼ばれる現象の為、航行できる艦艇に大きな制限を受ける。
アリア連邦からの「レンビア回廊」通用の技術提供があった後はある程度巨大な艦艇を派遣することに成功しているものの、現状でも主力大型艦級は派遣できない。そのため、同自治管区の防備を担っている「AG・エスカ自治管区派遣維持軍」は現地での艦艇建造を認可されている非常に稀な駐留軍となっている。

詳細

主要言語AG、アリア語体制AG連合による直接統治
首都星エイシュオン星系第4惑星「エスカ」公式略号ESC
首都惑星エスカ ワースト大陸グレネシア通貨AG・アリア両用通貨
第2首都星アリスオン星系第3惑星「アリスベリア」AG・アリア両用
第2首都惑星アリスベリア アリノス大陸アリーシア現状存続
最高機関エスカ自治管区統括政府
議会エスカ自治管区統括議会

軍事

AG連合派遣『AG・エスカ自治管区派遣維持軍』

エスカ自治管区の防衛を一手に引き受ける組織。上部組織にAG連合政府がある。
別名『AG連合6個目の軍隊(海兵隊に次ぐ)

AG連合から派遣され、下部組織に「エスカ自治管区宇宙軍」「エスカ自治管区陸軍」が存在する。本土の組織程細分化されておらず。惑星上に配備されている兵器は全て陸軍預かりとなっている。

所属している兵装などは既存のAG系兵器よりも地理的な意味でアリア連邦の影響を受けたものが多く
『AG連合の皮をかぶったアリア連邦第四軍』などとも呼ばれている。

総司令官は「ユレソン・マッキンゼー」上級大将
所属はAG連合宇宙海軍。

エスカ自治管区宇宙軍

惑星エスカに本拠地を置く、エスカ自治管区防衛軍。主な管轄は宇宙であり、治安維持や救難活動を行っている。
厳密には切り離されているものの、AG連合宇宙海軍と似た指揮系統を持つ。
ヘクサアーレル級戦闘航空母艦やディアビッカ級駆逐艦、フィルロージス級戦艦等を保有する。

エスカ自治管区陸軍

宇宙軍と同じく本拠地を惑星エスカに置く、エスカ自治管区防衛軍。主に惑星上の治安活動等を担当する。惑星上の対空砲や星間巡航ミサイル、迎撃機などを管轄に置く。所属機はAG連合から解体されて持ち込まれた機体が多いが、現地改修を受けているものもある。

アリア連邦エスカ自治管区派遣軍

上記AG連合派遣維持軍の傘下にある、アリア連邦から派遣されてきた防衛艦隊を中心とした防衛軍。
アリア内での呼称は「アリア連邦宇宙軍 外宇宙方面群 第八艦隊」
エスカ自治管区のレイヤード/レンビア回廊付近のステーション群を本拠地としている。
かつてAG連合とは別に現エスカ領を調査していた「アリア連邦宇宙軍 第三外宇宙調査団」を
エスカを正式な管理地域と定めた後再編したもの。

総司令官は「アンソニー・ハワード」大将

歴史

年表

エスカ自治管区はかつてはクロノス神聖皇国領であったが、当時の資料はほぼ消失しており、クロノス神聖皇国入植前のデータは現状発見されていない。

  • AG.140年代 クロノス神聖皇国調査団が長距離ワープ末に同自治管区を発見「ユリノフ州」と命名する。
    (現在発見されている資料ではクロノス神聖が発見した記録はここが最古、なお旧クロノス神聖皇王国に関しての記録は消失)
     
  • AG.150年代 クロノス神聖皇国、専用輸送船を整備しての開拓開始。下記の「エスカリオン回廊(クロノスはユリノフ海峡と呼称)」によって大規模な開拓団を派遣することはしなかった。
  • AG.185年代 クロノス神聖皇国、AG連合との大戦に対して一部派閥が戦力強化のための特別秘匿施設の建造を開始。本施設はクロノス神聖皇国最高機密に指定された。 
  • AG.190年代 クロノス皇国は自国防衛並びに、「対AG連合侵攻作戦」計画の為、同「ユリノフ州」の破棄を正式決定。主な理由は防衛ラインの整理と、採掘資源の枯渇によるものと推測される。
  • AG.195年 ユリノフ州から撤退する最後の船団の一部が、ユリノフ海峡航行中のエンジントラブルによりAG連合マガツ帝国領へワープアウト。当時の反体制派である「アカマガツチ」派の支配地域にワープアウトした後、当時のアカマガツチ派の艦隊によって轟沈させられる事件が発生する。
    【ポリウス船団の悲劇】
  • AG.203年 クロノス、戦局の悪化に伴い、同管区の完全放棄を決定。派遣艦隊を全部隊撤収させ、関連する資料のほとんどを焼却。また当時の関係者の多くを粛清する。
  • AG.204年 クロノス。第一次クロノス大戦に敗北。AG侵攻艦隊を失う。なおこの侵攻艦隊にはユリノフ州へ派遣されていた艦隊も多数含まれていた。
  • AG.212年 クロノス神聖皇国、AG連合に対して降伏。ほぼ同時期に権利上はAG連合管轄下に置かれる。
  • AG.213年 AG連合、ユリノフ州を「エスカ自治管区」と改名。戦後の様々な処理の一貫として地理的にも近かったアリア連邦に協力を要請しながら同自治管区内の調査を開始。
  • AG.214年 アリア連邦、エスカ自治管区内にてクロノス秘匿施設を発見、接収し現場担当者独自の判断で運用を開始。
  • AG.215年 アリア連邦、AG連合に対し「エスカ自治管区分割管理案」を提出。一部(秘匿施設を含む)宙域をアリア連邦管理下の土地とすることでAG連合と合意。
    同年 AG連合/アリア連邦、エスカ自治管区所属の全30星系の分割開拓案「エスカ・フロンティア構想」を双方合意の形で可決。また防衛戦力の配備についても示唆する。
  • AG.216年 アリア連邦、エスカ自治管区内レイヤード宙域寄り地点に大規模ステーション群の建設を開始
    同年 AG連合、エスカ自治管区の「分離統治」を決定、ME社などの複数の企業に自治管区内で完結する生産システムの構築を命令。
  • AG.219年 アリア連邦、レイヤード宙域寄り地点に防衛ステーション群の構築を完了。最もレイヤード宙域に近いステーションを「ウィオラ」と命名。
    同年 アリア連邦派遣軍指揮官に「アンソニー・ハワード」大将が任命。ステーション「ウィオラ」に着任
  • AG.220年 AG連合エスカ自治管区探査部隊が宙域を深部調査。大小からなる国家群と接触成功。
    同年 エスカ自治管区防衛軍、同自治管区内に侵攻を仕掛ける大規模な未確認勢力の存在を公的に認める。また同時に同勢力を「デリストン帝国」と命名する。
  • AG.222年 AG連合、アリア連邦と「エスカ自治管区防衛協定(エスカリオン条約)」を締結。 

外交 

AG連合との関係

クロノス皇国とエスカ

クロノス神聖皇国において、エスカ自治管区ことユリノフ州は、同皇国の主燃料でもある「ユクトリウム」の豊富な採掘場ではあった。しかし地理的に大きく離れている点や、同物資はクロノス皇国内でも豊富に採掘可能であることから、元から開拓に消極的であったと推察する学者もいる。
また同エスカリオン回廊はとある文献によると「旧クロノス文明が残した、超次元的な移動装置の名残」とする説もあるが、これも真偽不明である。
少なくともクロノス皇国にとってユリノフ州はあくまで「偶然見つけた場所」程度の認識であり、その後、同皇国で枯渇しつつある「アリスリンデルアクロバシウム(AG名:アークアルバニウム)」が豊富なAG連合への侵攻へ舵を切るようになる。
しかしこの利点を活用して「秘匿軍事施設」の建設場所として活用されていく。

アリア連邦との関係

経済 

自国の経済状況

文化/社会 

文化や社会性質等

地理 

エスカリオン回廊

AG連合からエスカ自治管区をつなぐ航路に発生している一連の現象の総称。
詳しい性質は未解明のままだが、回廊の性質自体はレイヤード宙域にあるレンビア回廊に似ていることが報告されている。
クロノスは専用の艦艇を建造して航行を可能にしていたが、AG連合はアリア連邦からの技術供与によって回廊自体をある程度コントロールすることに成功した。
ある程度のコントロールが可能ではあるものの、依然としてレンビア回廊と同様の「航行可能な艦艇のサイズ制限」は撤廃出来ず、その結果としてAG連合からの大型艦艇の航行は依然として制限を受けている。

リンク