展開型スペルカード

Last-modified: 2017-10-26 (木) 00:37:26

展開型スペルカードの効果

 展開型スペルカードはHP を持ち、スペルカード展開中のダメージはスペルカードのHP に与えられる。展開型スペルカードのHP は、使用者のHPの最大値に等しい。

 スペルカードの展開は任意のタイミングで行える(攻撃を受けたタイミング、ダメージ決定後、回避判定前、など)。スペルカードを展開する際、使用者のDPが「DP最大値の半分(切り上げ)」だけ回復する。さらに、このとき自分に対して効果を発揮している能力を任意に選んで打ち消してもよい(シナリオに深く関わる場合など、GMは打ち消しが不可能な能力を設定してもよい)。特に、ダメージ以外の能力の効果を受けたタイミングでスペルカードを展開した場合、その効果を初めから受けなかった(抵抗に成功した)と見なしてよい。

 スペルカードは、HP が0 以下になると「破られて」あるいは「割れて」効果を失う。超過したダメージは次のスペルカードや本人へ持ち越さず、無効とする。このとき、''スペルカードを割る攻撃を行った者(もし何らかの理由で特定が難しい場合、敵対する陣営内で相談し選んだ1 人)のDP が「そのキャラクターのDP回復数」分だけ回復する。スペルカードが割れた場合、直ちに次のスペルカードを展開してよい。通常通りに定められた効果を適用する。

 展開中のスペルカードは自分から破棄できる。この場合、敵対する陣営内で相談し選んだ1 人のDPが回復する。また、戦闘終了時に展開していたスペルカードは、10分以内に効果を失い破棄される。ダメージを受けているか否かにかかわらず、一度展開したスペルカードを未使用の状態に戻すことはできない。

 スペルカード展開中は、設定した能力が以下のように強化される。“/” で区切られた後の数値は、ラストスペルカードの場合に適用する。ダメージの強化を参照する場合、「ダメージ決定ダイス数」と「追加ダメージ」の違いに注意すること。魔法のスペルなどによるダメージの増加は追加ダメージであり、これらは追加ダメージの計算には影響しない。

展開型スペルカードによる効果一覧

  • 近接攻撃(強化):接近判定値を+5/+7、命中判定値を+2/+3する。ダメージ決定ダイスの数を、「元の数÷5/元の数÷3(端数切り上げ)」だけ増やす。
  • 弾幕(強化):ダイスプールの減少は「本来の減少数+1/+2」になる。ダメージを与える場合、「本来のダメージ+2/+3」。
  • ショット(強化):判定値を+2/+3する。ダメージ決定ダイスの数を、「元の数÷5/元の数÷3(端数切り上げ)」だけ増やす。
  • ホーミング(強化):達成値に+3/+6する。ダメージ決定ダイスの数を、「元の数÷5/元の数÷3(端数切り上げ)」だけ増やす。対象数の最大を+2する。
  • スペルの(強化):スペルを使用する際に用いる能力のレベルを+2/+3する。判定値も+2/+3されることに注意。霊力の消費を半減する(切り上げ)。各スペルの項目でスペルカード設定時の効果が決まっている場合、そちらを優先する。
  • 回避(強化):回避判定値を+2/+3する。
  • ガード(強化):ガードの際の〈【近接武器】〉Lvが+2/+3される。結果として、ガードの際の判定値が+2/+3され、ダメージの減少効果が+4/+6される。

展開型スペルカードのHP の扱いについて

 弾幕戦闘(弾幕ごっこ)によるダメージは全てスペルカードに対して与えられるが、弾幕戦闘と無関係なダメージ(関係のない事故や、病気などによるHP の減少)は、GM の判断で本人のHP に直接効果を及ぼしうる。このため、「スペルカードを展開していれば、巨大な岩の下敷きになったとしても無傷」といった極端な状況は生じないとする。