網田久遠

糸生物

体から糸を産出し自在に操る体質の持ち主。その特性故に能力では無い。糸は時に目に見えないほど細く、自分より体格で勝る人物も久遠の力と技術の高さによってがんじがらめにして動きを封じたり、隕石や強化イシルディンも容易く切断出来てしまえる程強靭。また応用の幅が非常に広く、物体を括ってそのまま切断したり、槍のように対象を貫いたり、鞭のように叩き付けたりと多彩な攻め手を持つ。更に蜘蛛の巣のように張り巡らせる事で相手の攻撃を受け止めたり、肉体の内外を問わず相手の攻撃によって受けた傷を糸で縫い合わせて自力で応急処置を行ったりもできる。このように単なる糸でも本人の圧倒的な実力と熟練度の高さにより、災害を引き起こしかねない程強大な武器と化している。加えて周囲の建物や地面等を糸に変え、そのまま自在に操る事も可能。周囲に多大な影響を与えるその戦闘力は正しく絶大。

領域展開「浄土曼荼羅阿弥陀久慈」

印相は阿弥陀如来。
領域内部はマルチバースの様になっており、構成部分が無数の泡ではなく無数のあみだくじに置き換えられている。1つのあみだくじ内には最大で10人まで収容される。領域内部では常に何処からか正気の無い声によるあみだくじの唄が流れ続け、領域内部の者は赤子程度のステータスにまで弱体化してしまう。
この領域内ではアミダばばあ以外はあみだくじが示した道しか動く事を許されず、さながらあみだくじの一部と言った様相を醸し出す。そしてアミダばばあの意思1つで領域内の対象はあみだくじに付き合わされる事となる。アミダばばあがあみだくじを開始した場合、領域内の対象は自身の意思とは無関係にあみだくじのゴール地点へと強制的に向かわされ、ゴール地点に書かれている文字に因んだ攻撃を受ける。この攻撃は絶対であり、ステータス弱化や状態異常の付与を始め、自ら命を絶つ事を命令されたり、永続服従等の凶悪な効果まで千差万別に存在する。
この場所はアミダばばあのホームグラウンドであり、真の力を発揮することができる為、引きずり込まれたが最後、生きて脱出することは不可能に近い。