T1 Heavy Tank

Last-modified: 2023-06-18 (日) 17:21:58

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Tier 5 アメリカ 重戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)95/52/46本体価格(シルバー)435,000
最高速度(km/h)前進35.4マッチング範囲(戦闘Tier)5~7
後退10派生元車輌M3 Lee
発見可能範囲(m)静止時406.29HMC M8
移動時425.25

パッケージ

初期LVL1LVL2LVL3LVL4LVL5LVL6LVL7
T1 Heavy
E:14,055
S:435,000
エンジン
E:?
S:30,000
無線
E:?
S:22,800
履帯
E:?
S:9,600
砲塔
E:?
S:11,300
エンジン
E:?
S:47,600
主砲
E:?
S:50,330
戦車
M6
E:27,850
S:885,000

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力副砲車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比下記参照地形抵抗旋回速度視認範囲
初期
T1 Heavy
Wright G200 M795C9GC13-inch Gun M7HVSS T31T1D5745SCR 508
70037 mm Gun M520 / [13.50]102/83/83395
12.191.1/1.7/3.131320
LVL.1
エンジン
Wright G2X M781C9GC13-inch Gun M7HVSS T31T1D5745SCR 508
82537 mm Gun M520 / [15.91]102/83/83395
14.371.1/1.7/3.131320
LVL.2
無線
Wright G2X M781C9GC13-inch Gun M7HVSS T31T1D5745SCR 538
82537 mm Gun M520 / [15.91]102/83/83480
14.371.1/1.7/3.131320
LVL.3
履帯
Wright G2X M781C9GC13-inch Gun M7HVSS T35T1D5745SCR 538
82537 mm Gun M525 / [24.15]102/83/83480
14.371.1/1.4/2.131320
LVL.4
砲塔
Wright G2X M781C9GC13-inch Gun M7HVSS T35T1D6820SCR 538
82537 mm Gun M525 / [23.73]102/83/83480
14.121.1/1.4/2.130330
LVL.5
エンジン
Wright G200 M781C9GC13-inch Gun M7HVSS T35T1D6820SCR 538
96037 mm Gun M525 / [27.61]102/83/83480
16.431.1/1.4/2.130330
LVL.6
主砲
Wright G200 M781C9GC176 mm Gun M1A1HVSS T35T1D6820SCR 538
96037 mm Gun M525 / [27.56]102/83/83480
16.401.1/1.4/2.130330

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

砲性能

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ攻撃半径砲弾速度砲弾射程発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
3-inch Gun M7AP
APCR
HE
56
7G
56
101
157
38
110
110
175
---
---
1.09
792
990
792
720
720
720
13.951,5352.300.4675+30
-10
13.951,5352.300.4675
76 mm Gun M1A1AP
APCR
HE
56
7G
56
128
177
38
115
115
185
---
---
1.09
792
990
792
720
720
720
16.671,9172.300.4375+30
-10
副砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ攻撃半径砲弾速度砲弾射程発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
37 mm Gun M5AP
APCR
HE
18
2G
10
48
70
19
40
40
50
---
---
0.31
782
978
782
720
720
720
26.091,0441.700.46200+20
-10

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
緑字:改良砲塔

解説

  • 概要
    Tier 5のアメリカ重戦車
    大戦初期、ボールドウィン・ロコモティブ・ワークス社が開発した試作重戦車である。*1
     
  • 主砲火力
    俯角はアメリカ車輌らしく-10°まで取れる。
    幸い初期砲でも最終砲と単発の差はなく、貫通力も課金弾の伸びが良いお陰で格上車両にもある程度対抗できるため、乗り出しから十分な戦力となれる。
    • 3-inch Gun M7
      初期砲。HMC M8の最終砲。
      アメリカ駆逐戦車に使用されるの3インチ砲。
      発射速度は75mmM2に劣るもののそれ以外は上位互換で、IV号D型の最終砲並の高性能。
      癖のなくバランスの良い砲。
       
    • 76 mm Gun M1A1
      最終砲。
      M4 Shermanと互換性のある最終砲。
      他のTier 5重戦車と比べると概ね発射速度に優れるが、単発火力と精度で劣り気味であり、遮蔽物を挟んだ近距離戦にも遠距離戦にもやや不利でイマイチな性能である。
      DPMの高さが活きる一方的に連射できる状況を上手く作っていきたい。
       
  • 副砲火力
    • 37 mm Gun M5
      主砲連動型副砲。M2 Mediumの初期砲。
      どの車輌も副砲に搭載されるものは旧型の砲であることが多い。
      Tier 3の時でさえ、単発火力は低く、APCRを用いても貫通力が今一つであり、お世辞にも使いやすいとは言えない。
       
  • 装甲
    アメリカ重戦車共通の特徴として、砲塔装甲が厚く車体装甲が薄い。と言ってもTier7のT29ほど極端な装甲配置を持つわけではなく、車体正面もTier5重戦車の中ではそれなりに優秀な装甲厚と傾斜を持つ。
    車体の前方に配置された小さな砲塔と中戦車並みの車幅のお陰で正面から見た的は小さく、地形や遮蔽物を利用することで重戦車らしい粘り強さを発揮することも十分に可能だ。
    それでも同格以上には正面を貫通されることも多いため、過信は禁物である。
    一方で高い車高と車体長が仇となった広い車体側背面は格下軽戦車の砲にも簡単に貫通されてしまう程薄く、特に同Tierに多い大口径榴弾をもらうと致命傷になりかねないため、この車両に乗る時は側面や後ろを絶対に撃たれないよう十分な注意が必要。
     
  • 機動性
    良好で、Tier 5重戦車としてはトップクラスの機動力を有する。
    高いエンジン出力と厚い前面装甲を利用したラムアタックも有効。
    一方で後退速度は極めて遅く、遮蔽物から突出しすぎて退避に時間が掛かり、結局被弾ということになりかねないので、あまり何もない場所に飛び出し過ぎないよう注意が必要と言える。
     
  • 総論
    同Tierの重戦車と比較しても何ら見劣りすることのない性能に。
    アメリカ系戦車の特徴である主砲の仰俯角の自由度の広さから起伏に富んだ地形でも安定して射撃することができ、ハルダウンしての稜線射撃で小さな砲塔だけ覗かせて戦うことができれば車高さえも武器になる。
    短所と性能を補う運用の欠かせない車両が多いアメリカ重戦車の扱いに少しでも慣れていこう。またオートエイムとの相性が良い車両であるため、積極的に飛び出し撃ちで戦闘を有利に進めよう。

史実

1939年に制式化され量産が開始されたM2中戦車だったが、1940年5月の対仏戦争で使用されたドイツ軍の戦車は37mm砲や50mm砲を装備する3号戦車や75mm砲を装備する4号戦車であり、M2中戦車の劣勢は明らかであった。
そのため取り急ぎ車体に75mm砲を装備するM3中戦車が開発されることが1940年5月に決定されたが、その一方で全く新しい重戦車も構想された。
当初は重量80t級で75mm砲を装備する砲塔と37mm砲を装備する砲塔をそれぞれ2基ずつ備え、さらに20mm機関砲と機関銃を装備した、
最低装甲厚が75mm以上の多砲塔重戦車が考えられたが、これは後に変更され、車体に口径75mm以上の砲を、砲塔に37mmまたは50mm砲を装備し、機関銃8挺を備えるM3中戦車の拡大版のような車両となった。
しかし結局、1940年8月にT1重戦車として仕様が確定されるまでにその構想はさらに現実的となったのである。

 

T1重戦車の最終的な仕様は、単一の全周旋回砲塔に口径76mmの3インチ砲と37mm砲を同軸で備え、装甲厚75mm、Wright社製950馬力エンジンを備え、「ハイドラマチック」自動変速機を搭載して時速25マイル(約40km)を発揮し、重量は50t級とされた。
1941年には車体の製作方法と変速装置が異なる4種類の試作車の製作と、月産100台の生産体制整備が決定された。
この時試作が指示されたT1E1からT1E4の車両のうち、溶接車体にディーゼルエンジンとトルクコンバーターをそれぞれ2基ずつ搭載するT1E4は、ディーゼルエンジンの開発遅延から製作されなかったが、
残りの3種の車両は試作車が完成し、このうちT1E2とT1E3がM6重戦車として制式化された。
なお鋳造車体に電気式変速機を搭載したT1E1は制式化されなかったものの、半ば公式的にM6A2と呼ばれていた。

コメント


*1 初期車両のT1 Cunninghamとは同じT1だが、Tナンバーは、アメリカ軍において試作戦車に用いられていた分類であり、特に関連性はない。