Tier 2 イギリス 自走砲
スペック
車体装甲厚(mm) | 7/7/0 | 本体価格(シルバー) | 3,900 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 48.0 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 2~3 | ||
後退 | 12.0 | 派生元車輌 | Medium I | |||
隠蔽率 | 静止時 | 0.327 | ||||
移動時 | 0.164 |
パッケージ
┏ | Sexton II E:1,350 S:49,000 | ||||
Loyd GC E:220 S:3,900 | ━ | Loyd GC Mk IIA E:120 S:650 | ┛ |
E:必要経験値
S:購入価格(シルバー)
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Loyd GC | Ford V8-220 | Q.F. 13-Pr. Mk. III | Loyd Carrier Mk. I | Loyd Gun Carriage | 80 | WS No. 11 | |
65 | 22 / [19.07] | --/--/-- | 350 | ||||
14.44 | 1.3/1.5/2.5 | 10 | 320 | ||||
Loyd GC Mk IIA | Ford V8-221 | Q.F. 13-Pr. Mk. III | Loyd Carrier Mk. II | Loyd Gun Carriage | 80 | WS No. 9 | |
85 | 24 / [26.90] | --/--/-- | 375 | ||||
18.89 | 1.2/1.4/2.3 | 10 | 320 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | ||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 爆発範囲 | 発射速度 | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 左<射界>右 最伏角 | 射程 | |
Q.F. 13-Pr. Mk. III | HE | 42 | 42 | 165 | 1.09 | 9.38 | 4.80 | 0.80 19.97 4.80 | 24 | +45 30< >15 -1 | 508 | |
0.80 18.64 4.80 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 火力
- Q.F. 13-Pr. Mk. III
射界が広く、比較的素早く照準を絞れるのが特徴。
短射程で弾道が山なりのため、障害物を越した砲撃が他自走砲に比べて得意であり、狭いマップの多いこのTier帯では扱いやすく優秀な主砲である。
低Tier帯の自走砲にはよく言えることだが、爆発範囲が狭く、ダメージを与えるには直撃が必須だが、肝心の精度はとてもじゃないが良好とは言えない。
もし、何らかの理由で乗り続けることが分かっているのであれば、搭乗員採用時に軍士学校を用いるなどして出来るだけ熟練度の高い搭乗員を乗せるようにしよう。
- Q.F. 13-Pr. Mk. III
- 装甲
自走砲は総じて装甲が薄いものだが、元々輸送車ということもあり、本車はゲーム中で最も装甲の薄い車輌の一つと言えるほどに薄い。
前面はスペック上では7mmになっているが、これは車体下部の値であり、ガラガラの戦闘室部分はなんと厚さ0mm。
もちろん当たり判定はしっかりあるので、真正面からの弾は素通りしてノーダメージということは無く、被弾=ダメージである。
- 機動性
さすがに軽戦車程とは行かないが、機動力は高めであり、そこそこ軽快に動くことができる。
自走砲としては車体旋回も早めなので、接近され回り込まれそうになっても直射ができるチャンスは他国と比べると多い。
とはいえ、接近されるとそのまま為す術無く撃破される事の方が多いので、前線が壊滅しそうだと思った時点で速やかにより安全な場所へ移動しよう。
- 偵察性能
隠蔽率が非常に高く、茂みに隠れるとかなり見つかりにくくなる。
また、車体が小さいので、小さな茂みにも隠れられる。
資金に多少の余裕があるならば、装備してみるのも面白いだろう。
- 総論
広い射界、短射程高弾道、高めの機動力を持ち、自走砲としては非常にバランスがとれている。
この先の車輌は癖が強いものが多く、Tierを重ねていくことでなお本車の扱いやすさを思い知ることとなるだろう。
特にこの先のTier3、Tier4はもはや苦行の段階に立ち入るレベルであり、もはやValentineからTier5のBishopを開発した方が楽である。
どうしても本車から自走砲ルートを進めたいのであれば、ここで自走砲の基礎を存分に練習し、ある程度乗員も鍛えておくべきだろう。
史実
イギリス軍は履帯の付いた軽便なトラックというべき軽装軌道車輌をキャリアと呼び、資材や弾薬の輸送から、野砲の牽引や戦車の回収、重機関銃を装備した豆戦車というような物まで、第二次大戦期を通じて広く使用されていました。
ロイドキャリアもそのうちの1つです。
カーデン・ロイド豆戦車から武装を分離しながら発展したもので、フォード製V8エンジンとホルストマン式サスペンションを備えて、時速48km/hで走行できるものでした。
ロイドキャリアは26,000両もの生産台数を誇り、ユニバーサルキャリアと共にイギリス軍のあるところに必ずその姿があると言われるほどでした。
ロイド・ガンキャリアは牽引する76.2mm砲を殆どそのままの形で搭載する自走砲化計画です。
1940年から41年にかけて開発されましたが、計画のみで終わりました。
ちなみに、オーストラリア軍が同じようなコンセプトでユニバーサルキャリアに2ポンド砲を搭載した2ポンド対戦車砲キャリアを完成させ、少数ながら運用しています。
ガンキャリアの類はシンガポールやマレー半島での日本との戦いでも使用されていましたが、オープントップという事もあり、手榴弾や重機関銃で日本軍に襲われたほか、馬に乗った古参将校が刀を持って乗り込んできて、キャリアに搭乗していた指揮官が切り倒されたという逸話もあります。
また、鹵獲されたものは架橋作業や運搬に重宝されたほか、マシンガンキャリアとして使用されたそうです。