Tier 7 ソ連 重戦車(プレミアム)
スペック
車体装甲厚(mm) | 100/90/60 | 本体価格(ゴールド) | 5,250 | ||
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最高速度(km/h) | 前進 | 34 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 7~9 | |
後退 | 14 | シルバーボーナス(%) | 35 | ||
隠蔽率 | 静止時 | 0.14 | 経験値ボーナス(%) | 20 | |
移動時 | 0.07 | 搭乗員経験値ボーナス(%) | 無し |
パッケージ
IS-2 5,250G |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
IS-2 | V-2IS | 122 mm D-25T | IS-2M | IS-122 | 1,280 | 10RKM | |
600 | 38 / [34.55] | 100/90/90 | 730 | ||||
12.97 | 1.0/1.1/2.2 | 28 | 350 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
122 mm D-25T | AP APCR HE | 1,025 12G 608 | 175 217 61 | 390 390 530 | 4.88 | 1,903 | 3.40 | 0.46 ? ? | 28 | +20 -6 |
解説
- 概要
Tier7ソ連プレミアム重戦車。
マッチング優遇はなく、Tier9とも会敵する。
中国のIS-2とゲーム中では全く同じ表記のため、接触するまで中ソどちらか判らない。
基本的には本家たるソ連のISとほぼ同じ性能だが、中国IS-2に近い一面も兼ね備え、使い心地はどちらかと言えば後者の性能に近い。
ISの開発完了状態と比べ、HP+50、馬力-100hp(ISの初期エンジン)、無線範囲-185m(ISの初期無線機)などの違いがある。
また、車体旋回速度は表記上+3度となっているが、エンジン出力に差があるため額面通りに受け取ってはいけない事に注意。
- 火力
- 122 mm D-25T
ISの最終砲と同じだが、地味な強みだった移動時のレティクル拡散率が悪化し、収束により時間が掛かってしまう点に注意。
- 122 mm D-25T
- 装甲
形状は後期型IS-2の特徴的な「ローマ人の鼻」タイプであり、中国版に酷似している。- 車体
正面上部は中国版では90mmであるのに対し、こちらは100mmとやや優れており、傾斜込みで160mm程度の防御力を持つ。ただし車体上下の中継ぎ部分に垂直に近い面があり、思ったより範囲が狭い点に注意。
ISと比べると、操縦手バイザーの弱点が消えて均一な防御性能を得ているが、跳弾を期待できる箇所は減っている。 - 砲塔
基本的に車体と同程度の防御力を持つが、防盾と砲塔に120mm程度しかない垂直部分が存在する。
キューポラも垂直部分は90mmしかないので、冷静に狙われると当てにならないのはISと同様である。
- 車体
- 機動性
ISの初期エンジンであるためか、出力重量比に任せたパワフルな小回りは発揮し辛い。
代わりに履帯性能が上昇しており旋回性能に優れ、最高速度が低い中国版の様な乗り心地となる。
- 総論
全体的に装甲は中国版に近いが、砲俯角や砲弾貫通力及び最高速度はISに準じ、エンジンは非力になっている。
装甲は最も硬く優れる面もあり、防御重視として見るのが妥当である。
まとめると、僅かな差だが、走のIS・攻のIS-2・防の本車といえるか。
史実
IS-2(ロシア語:ИС-2イーエス・ドゥヴァ/英語:JS-1ジェイエス・ツー)は、IS-1をベースにD-25T 45口径122mm砲を装備したタイプで、ISと略された場合はこちらを指すことも多い。
砲の大型化により重量は45tを超えてしまったが、砲塔&車体共に前面は100mm以上の傾斜装甲を持ちつつ、重量は50t以下に抑えられており、垂直装甲100mmで58tのティーガーを大きく上回る性能だった。
しかしそれは戦闘室容積を犠牲にして達成された数値であり、122mm砲の搭載により砲塔内はさらに狭くなった。
ソ連戦車共通の弱点である砲の俯角はさらに悪化し、砲の最小射程と上り坂での射撃に著しい悪影響を与えた。
122mm砲の搭載弾数は当時の水準としてはかなり少数の28発であり、弾頭と装薬を別個に装填するタイプであったため発射速度はT-34-85と比較して非常に低い値となった。
また開閉できる操縦士用直視型バイザーブロック(覗き窓)をドイツ軍に集中攻撃されたため、後期型(古い資料では研究者によってIS-2M、またはIS-2 1944年型とも呼ばれる)では車体前面の傾斜角を変更した「ローマ人の鼻」型に、固定されたバイザーにすることで防御力を増した。
IS-2は数々の欠点を抱えていたが、122mm砲の炸薬威力は凄まじく、陣地に対する攻撃力はもちろん、ドイツ軍のティーガーやパンターを十分に撃破しうる性能を秘めていた。
たとえ装甲を貫通できなくても、強力な榴弾の爆発が敵の装甲を叩き割ったり、(当時、ニッケルの不足で質が低下していたドイツ戦車の)装甲内壁を飛散させ、乗員を殺傷することができたからである。