Tiger II

Last-modified: 2024-01-21 (日) 21:11:42

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Tier 8 ドイツ 重戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)150/80/80本体価格(シルバー)2,450,000
最高速度(km/h)前進38マッチング範囲(戦闘Tier)8~10
後退12派生元車輌Tiger I
隠蔽率静止時0.08Panther
移動時0.04

パッケージ

E 75
E:154,000
S:3,480,000
Tiger II
E:108,000
S:2,450,000
Tiger Ausf B
E:35,740
S:91,520
Tiger B mit 10.5cm Kw.K (L/52)
E:74,800
S:260,380
Tiger B mit 10.5cm Kw.K (L/68)
E:104,000
S:322,390

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
Tiger IIMaybach HL 210 TRM P458,8 cm Kw.K. 43 L/71Tiger II Versuchs-SerieTiger II Turm Nr. 1-501,600FuG 5
65026 / [22.00]100/80/80310
9.571.1/1.3/2.527400
Tiger Ausf BMaybach HL 230 TRM P458,8 cm Kw.K. 43 L/71Tiger IITiger II Turm Nr. 1-501,600FuG 7
87028 / [31.21]100/80/80415
12.81.0/1.2/2.327400
Tiger B mit 10.5cm Kw.K (L/52)Maybach HL 230 TRM P4510,5 cm Kw.K. L/52Tiger IITiger II Serienturm1,700FuG 12
87028 / [30.40]185/80/80710
12.471.0/1.2/2.327400
Tiger B mit 10.5cm Kw.K (L/68)Maybach HL 230 TRM P4510,5 cm Kw.K. L/68Tiger IITiger II Serienturm1,700FuG 12
87028 / [30.14]185/80/80710
12.361.0/1.2/2.327400

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

 

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
8,8 cm Kw.K. 43 L/71AP
APCR
HE
252
11G
252
203
237
44
240
240
295
8.962,1502.300.34
2.58
1.10
72+15
-8
0.34
2.33
1.10
10,5 cm Kw.K. L/52AP
APCR
HE
1,030
12G
650
200
244
60
320
320
420
5.771,8462.300.35
2.39
0.93
42+15
-8
10,5 cm Kw.K. L/68AP
APCR
HE
1,030
12G
650
225
285
60
320
320
420
5.771,8462.300.31
2.12
1
42+15
-8

解説

  • 概要
    Tier8ドイツ重戦車
    Tiger IPantherから乗り換えとなるドイツ製戦車。
    傾斜付きの更なる重装甲・重武装が施されたTiger Iの後継車輌である。
     
  • 火力
    前者の2つは、同格以上と正面から撃ち合うには、貫通力がやや不足している。
    特に、相手に弱点を隠されたり、昼飯や豚飯、ハルダウンで防御されている状況では厳しい。
    最終砲を装備してからが本領発揮。
    同格のVK 45.02 (P) Ausf. Aは装備できず俯角も2度劣るため、攻撃面においては本車が優れているといえる。
    • 8,8 cm Kw.K. 43 L/71
      初期砲であり史実砲。
      連射力があり、DPMは装備できる三種類の砲の中で最も高いが、Tier8重戦車としてダメージ240というのは些か厳しいものがある。
      手数で稼ぐタイプ、弱点を狙っていこう。
    • 10,5 cm Kw.K. L/52
      ダメージは大幅に向上したが、わずかにAP弾の貫通が下がり弾薬費が4倍近くになった。
      弱点狙撃、側背面狙いは必須だが精度が僅かに悪化しているので中~遠距離の弱点狙撃は難しい。
      課金弾の貫通力の伸びもあまり大きくなく、重装甲車輌相手に苦戦は避けられない。
    • 10,5 cm Kw.K. L/68
      最終砲、史実では計画に終わった長砲身10.5cm砲。
      DPMは中間砲と同じだが、それを補って余りある射撃精度が最大の強み。
      単発ダメージはTier8重戦車としては平均的だが、非常に高い精度と貫通力を持つ。
      特に精度は重戦車としては最高クラスの値、速い弾速も相まって非常に優れた狙撃能力を手に入れている。
      課金弾の貫通力の伸びも良好で、格上に対しても正確に弱点を撃ち抜くことで十分にダメージを与えていける。
       
  • 装甲
    防御力を発揮するには一工夫必要であったTigerとは異なり、装甲厚が増加し傾斜装甲も採用されたため防御力を生かした重戦車としての運用が可能になった。
    車体サイズは車高と全長が若干増加したが、全幅はほぼ同じで正面投影面積はさほど増えていない。
    • 車体
      前面上部は実質230mm。
      同格のAP弾程度をほぼ無力化、さらに40度ほどの昼飯をとると300mm近い装甲厚になる。
      なお機銃部分は弱点ではないので特に隠す必要は無い。
      Tigerに比べてかなりマシになったが、それでも格上車輌はAPでさえ240mm級以上の貫通力を持つものがほとんどで、慢心しているとあっさり抜かれてしまう。
      格下相手ならそこそこ頼れる程度のものと割り切り、過信はしない方がいいだろう。
      さらに下部は実質155mmと薄く、相手に正面を向けたり稜線を超える姿勢ではほぼ間違いなく貫通される。
      また、大きなトランスミッション判定というドイツ戦車恒例の弱点もあるため、極力隠すようにしたい。
    • 砲塔
      改良砲塔は前面がほとんど垂直で実質190mmしかなく、車体前面上部よりも弱い。
      真正面を向けている状態でも精度の良い砲であれば容易に撃ちぬかれてしまう。
      また前後に長く、上から見て8角形に近い形状のため、余所見で弾こうとすると側面を狙われやすい。
      天板は傾斜はキツイものの40mmしかないため、少しでも撃ち下ろされる角度で狙われると非常に抜かれやすい。
      同格以上の砲なら、わざわざキューポラや天板を狙わなくても、正面装甲を簡単に抜けるので、過度に気にする必要はない。側面の予備履帯には増加装甲の効果があるが、範囲は狭いのであてにならない。 、アプデにより砲塔前面が245mmに強化それにより同格の通常弾を弾くようになった、しかし金弾を使われると抜かれるので注意
 
  • 機動性
    Tiger Iの上位エンジンを流用する事が出来るので、新たに開発する必要は無い。
    重量増加に伴い最高速度は低下しているが、加速はさほど悪化していない。
    後進速度が遅いため豚飯で狙撃に移行する時はフェイントをかけるなどして狙われないようにしよう。
    逃げる時も下手に後進するより一気に前進して敵の死角に逃げ込むほうが安全な場合も有る。
    また砲塔、履帯の旋回性能もTier8重戦車の中では割と良い。
    拡張パーツの換気扇とクラッチの名手、オフロード走行,戦友スキルを最大限まで強化すれば、ドイツ重戦車としてはかなり良好な旋回速度を発揮できる。
    接近戦への対応力は、ドイツ重戦車の中では高いといえる。
     
  • 総論
    前身のTiger Iに比べて性能バランスが改善され、明確な欠点はさほど多く無い。
    ドイツ重戦車の中では珍しく、走攻守のバランスに優れている。
    一方でTiger IにおけるDPM、耐久力のような明確な長所もなくなっており、高戦果を挙げるにはタイマンやゴリ押しに強かったTiger Iとは若干違った運用が求められる。
    最終砲の貫通力と精度には更に磨きがかかったので、側背面を晒さずにアウトレンジで仕留めていくドイツ車の基本が重要である。
    同TierのVK 45.02 Aに比べて貫通力と精度に恵まれているのは大きな利点。
    機動力と防御力はどっちも大差ないため、特に格上戦場では本車輌の方が活躍しやすいだろう。
     

史実

最後の重戦車、Tiger II

ヒトラーの命令により再びPz.Kpfw. VI Tigerクラスの重戦車開発が始められた。
事の成り行きはVK 45.01にラインメタル社が開発した8.8cm FlaK 41の搭載を求めたが、元々VK 45.01は8.8cm Kwk 36L/56の搭載のみを目的に製作された為、8.8cm FlaK 41の搭載が出来る新たな重戦車開発が求められた。
ヘンシェル社とポルシェは再び重戦車開発を始める事となる。
ヘンシェル社はVK 45.03(H)と呼ばれる試作車を製作。
VK 45.03(H)は被弾経路を取り入れた前面150mmの傾斜装甲、側面は80mmを採用。車体設計はPz.Kpfw.V Pantherと酷似していた。
ポルシェはVK 45.02(P)と呼ばれる試作車を製作。
引き続きガソリン=電気駆動式を採用し、全周装甲は80mmだが前面は被弾経路を取り入れた傾斜装甲を採用。
またと言うべきかこの時点でポルシェは100両分の組立に関する契約をオーストリアのニーベルンゲン製作所と締結していた。
兵器局が検討した結果、ヘンシェル社案のVK 45.03(H)に決定し、1942年10月にプロトタイプ3両と初回生産分として176両が発注され、ポルシェ案のVK 45.02(P)は同年11月に開発中止の勧告を出した。
しかしここでまた問題が発生する。
既にクルップ社がVK 45.03(H)とVK 45.02(P)用の砲塔を製作していたのだ。
戦局が悪化している中で製作している物を修正する時間が無い為にVK 45.02(P)用の砲塔をそのまま流用する事に決定した。
これが初期型の50両しか存在しない「Pz.Kpfw.VI Tiger Ausf.B Porsche turret」所謂ティーガーII ポルシェ砲塔仕様である。
51両目からはVK 45.03(H)用に製作された砲塔が最終生産まで載せられる事になる。
1943年10月20日、東プロイセンのArys(現ポーランド領Orzysz)においてヒトラーにJagdpanther(当時はPanzerjaeger 8.8cm auf Panther I)、Jagdtiger(当時はJagdpanzer VI)と共に披露された。

制式名称はPz.Kpfw.VI Tiger Ausf.B。非公式での呼び名は"Königs Tiger"(ケーニヒス・ティーガーと読む、ドイツ語でベンガルトラの意),連合軍兵士のアメリカ兵からは"King Tiger",イギリス兵からは"Royal Tiger"と呼ばれた。

Tigerと違い前面装甲厚は150mmと厚くなり、Pantherと同じ傾斜装甲を組み合わせた。
主砲は8.8cm KwK 43 L/71を採用。この主砲の威力は凄まじく、駆逐戦車Nashorn、駆逐戦車Ferdinand、駆逐戦車Jagdpanther用にも製作されたが、それらと同じく1000mの距離で165mmの装甲を貫通する事が可能であった。
防御力もあり、前面装甲150mmは当時の戦車の如何なる砲撃も貫通させるのは困難であった。
しかしながらその巨体(68.5t)にも関わらずエンジンがPz.Kpfw.V Pantherと同じMaybach HL TRM 230 P 30だった為、出力不足に悩まされたという。
実は、米軍の37mm対戦車砲搭載の6輪装甲偵察車M8グレイハウンドに、背後から撃たれて撃破されると言う信じがたい逸話がある。(大抵のドイツ戦車マニアはこれを否定するが...)
Pz.Kpfw. Tiger IIは第501~511重戦車大隊とSS第501~503重戦車大隊に配属され1944年6月6日から始まったノルマンディー上陸作戦を皮切りに1944年7月13日のリヴィウ=サンドミェシュ攻勢。
1944年10月6日のデブレツェンの戦い。1944年12月16日のアルデンヌの戦い。1945年1月12日のヴィスワ=オーデル攻勢。1945年1月13日の東プロイセン攻勢。1945年3月6日の春の目覚め作戦。1945年4月16日のオーデル・ナイセの戦い(ゼーロウ高地の戦い)。
そして運命の日、1945年4月23日のベルリン市街戦と全てを戦い抜いた。
本来ならば940両が生産される予定であったが、連合軍の空爆により生産を担当していたヘンシェル社の工場が幾度どなく被災し、その都度生産が止まり、最終生産車両数はプロトタイプを含め492両であった。

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