WZ-120

Tier 9 中国 中戦車

公式紹介ページ

スペック

パッケージ

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

砲性能

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
※緑字：改良砲塔

解説

• 概要
  Tier 9中国中戦車。
  ソ連のT-54を中国がライセンス生産した車輌であり、近代化改修を施されつつ、今なお人民解放軍陸軍に現役配備されている第1世代主力戦車の初期型である。
  プレミアム車輌のType 59と同一車輌だが、Tier が異なり、各種性能に差異がある。
   
  軽戦車ルートと中戦車ルートの合流点であり、中国中戦車ルートの真骨頂であると同時に登竜門となる。
  端的に言うと、T-54の俯角と車体正面装甲と加速力を犠牲にし、T-10並みの主砲を乗せたもの。
   
• 火力
  初期砲～中間砲②までの100mm砲は、仰角+18度/俯角-7度、最終砲122mm砲のみ仰角+15度/俯角-5度。
  • 100 mm 59-100T
    初期砲。
    単発火力250ダメージ。
    貫通力は、通常弾(AP)203mm・砲弾速度900m/s、課金弾(APCR)241mm・砲弾速度1,125m/s。
    Tier 9中戦車の主砲としては明らかに性能不足である。
     
  • 100 mm 60-100T
    中間砲①。
    単発火力250ダメージ。
    貫通力は、通常弾(AP)209mm・砲弾速度920m/s、課金弾(APCR)244mm・砲弾速度1,150m/s。
    搭載できる砲の中で最も精度・照準時間に優れるが、依然として貫通力が低いので実用的ではない。
     
  • 100 mm 62-100T
    中間砲②。
    単発火力320ダメージ。
    貫通力は、通常弾(AP)215mm・砲弾速度950m/s、課金弾(APCR)265mm・砲弾速度1,188m/s。
    110と互換性のある100mm砲。
    中間砲①から貫通力・発射速度が強化され、主砲精度・照準時間が劣化している。
    後述の最終砲よりも扱いやすいが、通常弾の貫通力はまだ不足気味。
    同じような貫通力を持つM46 PattonやE 50のように精度面で優れた点があるわけでもない。
    次の122mm砲までの繋ぎとして使う分には悪くない性能なので、フリー経験値と相談して飛ばすかを決めよう。
     
  • 122 mm 60-122T
    最終砲。
    単発火力440ダメージ。
    貫通力は、通常弾(AP)258mm・砲弾速度950m/s、課金弾(HEAT)340mm・砲弾速度950m/s。
    カノン砲を転用した122mm砲であり、113と互換性がある。
    Tier 9中戦車で最高の単発火力440を誇るものの、精度・照準時間・俯角はかなり劣悪である。
    主砲精度はまだ特別劣ったものではないが、照準時間・照準拡散がとにかく悪いので中～遠距離狙撃ではしっかり絞って撃つ必要がある。
     
    また、俯角が-5°へ悪化するため、利用できる地形が制限されてしまう。
    基本的にT-34-2の122 mm 37-122JT運用時と同じであり、地形選びのセンスで評価が大きく分かれる性能だ。
    ちなみにこの砲の特徴として、通常弾が貫通の高いAPである事が挙げられる。
    弾速は遅いものの、大口径である事も手伝って傾斜装甲に滅法強い。
    100mm級の砲では跳弾してしまうような箇所でも無理矢理貫通出来ることがあるので頭の片隅に置いておこう。
     
• 装甲
  本家T-54譲りの優秀な防御力を持つ。
  砲塔正面装甲は特に硬いが、122mm砲搭載時は俯角が非常に狭くなるためハルダウンは難しい。
  • 砲塔
    正面220mmでさらに被弾径始に優れた形をしているため、かなりの防御力を誇る。
    さすがに300mm以上の貫通力を持つ金弾には抜かれてしまうが、通常弾であればキューポラや砲基部を狙い撃たれない限り防げる。
    そのキューポラも160mm+傾斜で実効200mm以上になるため、格下の通常弾程度であれば安定して防げるだろう。
     
  • 車体
    正面は100mm+60度の傾斜で実効195mm程度の装甲があるため、
    側面は80mm垂直。
    砲塔が車体中央にあるため豚飯もある程度こなせるが、装甲厚45mmのターレットリングが露出しているので注意。
    また、車体右側には燃料庫と弾薬庫がこれでもかと言うほど敷き詰められているので注意。
     
• 機動性
  出力重量比がT-34-2からやや低下しており、もっさりとした加速力である。
  ただし、最高速度は56km/h出るので移動自体に困る事は少ない。
   
• 総論
  俯角・精度・照準時間といった扱いやすさを犠牲にし、単発火力に特化した中戦車である。
  同格最高の単発火力は、言うまでもなくダメージ交換時に優位に立てるのが利点だ。
  車体が脆弱なので、優秀な砲塔装甲を活かしてハルダウンしたいところだが、俯角-5°という劣悪さがそれを阻む。
  他国の中戦車のような地形利用の概念は一度捨て去り、この車輌なりの戦い方を開拓しなければならない。
  まさに中国中戦車の真骨頂と言えるが、扱いの難しい上級者向けの車輌である。

史実

この WZ-120 (59式戦車/Type 59) の初期型はソ連軍 T-54A 中戦車のコピーであるが、後期型では改良が進められている。
1958 年から 1987 年までに、各型合計で 6,000 両から 9,500 両が製造されたと見られている。

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