Tier 9 ソ連 中戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 120/80/45 | 本体価格(シルバー) | 3,450,000 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
最高速度(km/h) | 前進 | 56.0 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 9~11 | ||
後退 | 20.0 | 派生元車輌 | T-44 | |||
発見可能範囲(m) | 静止時 | 334.40 | LTTB | |||
移動時 | 362.05 |
パッケージ
初期 | LVL1 | LVL2 | LVL3 | LVL4 | LVL5 | LVL6 | LVL7 | LVL8 | |||||
T-54 E:142,000 S:3,450,000 | ━ | 無線 E:? S:? | 砲塔 E:? S:? | 履帯 E:? S:? | エンジン E:? S:? | 主砲 E:? S:? | 主砲 E:? S:? | ━ | 戦車 T-62A E:200,000 S:6,100,000 | ━ | 戦車 Obj. 140 E:206,000 S:6,100,000 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期 T-54 | V-2-54 | 100 mm LB-1 | T-54 mod. 1946 | T-54 mod. 1946 | 1,550 | 9RM | |
620 | 46 / [36.14] | 200/155/60 | 525 | ||||
18.18 | 1.1/1.4/2.3 | 48 | 390 | ||||
LVL.1 無線 | V-2-54 | 100 mm LB-1 | T-54 mod. 1946 | T-54 mod. 1946 | 1,550 | R-113 | |
620 | 46 / [36.16] | 200/155/60 | 730 | ||||
18.19 | 1.1/1.4/2.3 | 48 | 390 | ||||
LVL.2 砲塔 | V-2-54 | 100 mm LB-1 | T-54 mod. 1946 | T-54 mod. 1949 | 1,650 | R-113 | |
620 | 46 / [36.13] | 240/180/65 | 730 | ||||
17.67 | 1.1/1.4/2.3 | 44 | 390 | ||||
LVL.3 履帯 | V-2-54 | 100 mm LB-1 | T-54 mod. 1949 | T-54 mod. 1949 | 1,650 | R-113 | |
620 | 48 / [42.41] | 240/180/65 | 730 | ||||
17.67 | 1.0/1.1/2.2 | 44 | 390 | ||||
LVL.4 エンジン | V-14 | 100 mm LB-1 | T-54 mod. 1949 | T-54 mod. 1949 | 1,650 | R-113 | |
700 | 48 / [47.88] | 240/180/65 | 730 | ||||
19.95 | 1.0/1.1/2.2 | 44 | 390 | ||||
LVL.5 主砲 | V-14 | 100 mm D-10T2C | T-54 mod. 1949 | T-54 mod. 1949 | 1,650 | R-113 | |
700 | 48 / [48.03] | 240/180/65 | 730 | ||||
20.01 | 1.0/1.1/2.2 | 44 | 390 | ||||
LVL.6 主砲 | V-14 | 100 mm D-54 | T-54 mod. 1949 | T-54 mod. 1949 | 1,650 | R-113 | |
700 | 48 / [47.69] | 240/180/65 | 730 | ||||
19.87 | 1.0/1.1/2.2 | 44 | 390 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
砲性能
主砲性能 | ||||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 攻撃半径 | 砲弾速度 | 砲弾射程 | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
100 mm LB-1 | AP APCR HE | 252 11G 252 | 201 247 50 | 250 250 330 | --- --- 1.76 | 880 1,100 880 | 720 720 720 | 8.82 | 2,205 | 2.30 | 0.35 | 50 | +20 -5 | |
8.82 | 2,205 | 2.30 | 0.35 | 50 | ||||||||||
100 mm D-54 | AP HEAT HE | 1,230 12G 1,170 | 264 330 50 | 320 320 420 | --- --- 1.76 | 1,015 900 1,015 | 720 720 720 | 7.32 | 2,341 | 2.00 | 0.33 | 50 | +20 -5 | |
7.32 | 2,341 | 2.00 | 0.33 | 50 | ||||||||||
100 mm D-10T2C | AP HEAT HE | 1,230 12G 1,170 | 221 330 50 | 320 320 420 | --- --- 1.76 | 895 895 895 | 720 720 720 | 7.06 | 2,259 | 2.30 | 0.35 | 50 | +20 -6 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier 9ソ連 中戦車。
T-44をベースにした第1世代主力戦車であり、T-55と合わせて世界で最も多く量産された名戦車である。
ほぼ戦後世代の戦車だけに性能のバランスが良く、他国の同格車輌と比べて機動性と防御力に優れる。 - 火力
他国が強力な105mm砲を手に入れ単発火力390に変遷していく中、本車の単発火力は320止まり。
その分DPMがやや高めでTier9中戦車として十分な火力を持つ。
俯角は-5°~-6°と狭く、本車の数少ない欠点となっている。
これをいかにカバーするかがプレイヤーの腕の見せ所だろう。
どの砲を選んでも通常弾貫通力にはかなり不安を抱えているため金弾は多めに持っていこう。
また、最終砲候補の2門はどちらも弾速が遅い(特にHEAT)。
運用によってカバーできるとはいえ頭に入れておくべきだろう。- 100 mm LB-1
初期砲。
T-44-100の史実砲。
Tier 9帯で戦うには貫通力があまりにも低く、仮にこの砲で出撃するならば金弾でも貫通不足に陥るので覚悟が必要。
乗りだしには可能な限りD-54砲かD-10TS2砲のどちらかを用意しておきたいところ。 - 100 mm D-54
D10Tをベースにした試作砲。
D-10T2S砲よりも弾速とAPの貫通力に優れる。
こちらでもHEATは積極的に使うべきだろう。
また、Obj 430 IIと共通の砲でもある。
車輌の癖が強いものの、初期砲で強力な100mm M-63を搭載できるので、向こうでこの砲を先に開発しておくのも良いだろう。 - 100 mm D-10T2C
T-54BやT-55の史実砲。
APの貫通力が201mmとD-54よりも低いが、HEATの貫通力は同じ330mmなので、そちらを多用すれば問題ないだろう。
その他の性能はD-54と比べ、DPM、砲塔旋回時及び射撃時の照準拡散、照準時間、俯角、重量が優れている。
更に射撃時の隠蔽率ペナルティも少ないので基本的にこちらを最終砲として扱うと良いだろう。
- 100 mm LB-1
- 装甲
全体的に強固な装甲を持っている。
しかし、HPは1,650とTier 9中戦車の中ではやや少ない部類。- 砲塔
改良砲塔は正面240mmの装甲と避弾経始のよい丸みを帯びた形状を備えており、生半可な火砲での貫通を許さない。
防楯脇の最も傾斜が緩い箇所でも260~290mm相当となり、格下であれば金弾でも貫通は難しい。
二つのキューポラが弱点。150~170mm相当しかなく、このTier帯の砲であれば確実に貫通可能。 - 車体
車体正面は120mm。60°の強い傾斜が付いており、貫通力200mmクラスまでなら安定して防ぐ事ができる。
Tier8重戦車の通常弾程度ならある程度安定して防げる。
ただし、俯角の無さから前のめりに撃つ事が多い事や、背の低さもあって傾斜が相殺されがちである事から過信はできない。
車体下部も同じく120mmあるが、若干傾斜が緩く弱点である。
しかし、背の低さから撃ち降ろす事を考えるとほぼ同程度の防御力を持っていると言える。
側面装甲は80mmと平均的な厚さ。
ただし、砲塔リング基部の張り出しが57mmと薄く膨らんでるため豚飯時に狙われると120mm程度で貫通される恐れがある。
範囲が小さいとはいえ注意が必要である。
- 砲塔
- 機動性
良好である。
最高速は56km/hとまずまず優秀であり、加速力も十分。
Leopard PT AやB-C 25 t APのような装甲を捨てた快速中戦車ほどとまでは行かずとも陣地転換はしやすい。
旋回速度はTier9中戦車の中でも高い性能を誇り、小回りが利きやすいのが特徴。
この厚い装甲に似合わぬ小回りを利かせた機動戦で戦局を有利に進めたい。 - 偵察性能
車体が小柄なので隠蔽率は優秀であり、投影面積も小さい。
車高を抑えたためか、視認範囲は390mと他国のTier9中戦車に比べて短いが、実用的な数値である。 - 総論
走攻守が高いレベルでまとまった優秀な中戦車である。
中戦車としては十分な機動力、圧倒的な砲塔防御力、強烈な貫通の金弾を持つ砲、優秀な隠蔽と許容範囲の視認範囲、といずれも強力である。
APの貫通力の低さもHEATを多く用いる事で解消でき、精度などにも優れるので格上でも対処しやすい。
狭い俯角でもハルダウンできるような地形を的確に把握し、上手く活用していこう。
数少ない欠点をカバーしやすく、さらには派生先の車輌でも役立つテクニックとなる。
もっとも、ここまできたプレイヤーなら他のソ連車輌で鍛えられ、狭い俯角などものともしない者も多いだろうが…
味方軽戦車がいない状況では『車体が大きめで最高速が劣る代わりに装甲と火力の優れた軽戦車』として偵察に回ることも出来る。
各種テクニックと的確な状況判断をもって、この車輌の汎用性の高さと優秀な性能を活かしていこう。
使いこなせばTier10戦場すら支配し得る強戦車である。
史実
初号プロトタイプの完成は1944年末。
1945年に試験を通過し、改良を経た1946年にT-54として制式採用されました。
最終的に1947年の型が量産型として実戦に採用され、713両が製造されています。
その後も幾多の改良を施された本車は改良型であるT-55と共に東側諸国に供与され、各国で生産・運用されました。
最終的な生産台数は94,000両*1にものぼります。
これは戦後、世界で普及した戦車総数のじつに約7割を占めています。
また、高度な電子機器が使われていないため、発展途上国での運用も容易であり、現在でも現役車輌として運用している国は少なくありません。