1945年 フランス 戦艦 アルザス級

Ver.2.00.24にて実装されたフランスツリー高ティア戦艦。
本級はリシュリュー級戦艦の正統な拡大発展版としてフランス海軍が構想した高速戦艦である。ダンケルク、リシュリューと続いた主砲の艦体前部集中配置を見直し、艦体後部にも主砲塔を設置したことによりバランスの取れた外観となっている。
1941年に起工予定だった本級だが、第二次世界大戦の勃発とナチスドイツによるフランス本土電撃侵攻・占領によりペーパープランで終わってしまった。おのれチョビ髭

体力増加+8%の効果のある迷彩。お値段は1288で、アルザスのアンロック費用や迷彩の性能を考えると少々値が張るが、見た目はおフランスらしく美しい。防御の少々低い本艦には、あるとかなり助かるだろうが。

Ver.2.00.032以前の母港画像。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
| 年代 | 1945 | 国家 | フランス共和国 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 艦種 | 戦艦 | 対潜 | △ | ||||
| 耐久値 | 46425(強化なし) | 戦闘成績(BR) | 510 | ||||
| 最低排水量(t) | 11416 | 最大排水量(t) | 54188 | ||||
| 最大速力(kt/h) | 38.9(00.0) | 満載時速力(kt/h) | 28.4(00.0) | ||||
| 最大舵角(°) | 44.0(40.6) | 可視距離(km) | 13.3(12.5) | ||||
| アンロック費 | -S | 購入費用 | 1000S | ||||
| 3250G | |||||||
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態
| 防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 甲板部 | 6.1 | 6.1 | 6.1 | 35 | ||
| 舷側部 | 13.0 | 13.0 | 13.0 | 35 | ||
搭載武装
※購入時は非武装
| 主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1~3 | 52口径 40.6cm 三連装砲 | 1550 | 47.2 | 30 | 5.0 | 2452 | 89 | 180/180 | ||
| 1935年型 45口径 38cm 四連装砲 | 1500 | 41.7 | 31 | 4 | 2562 | 85 | 160/160 | |||
| 1935年型 45口径 38cm 三連装砲 | 1500 | 41.7 | 31 | 4 | 1921 | 85 | 120/120 | |||
| 副砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
| 1~3 | 1936年型 55口径 15.2cm 三連装砲 | 590 | 26.4 | 7.5 | 7 | 254 | 72 | 300(AA)/300 | ||
| 1932年型 45口径 13cm 四連速射砲 | 510 | 22.0 | 6.5 | 8 | 217 | 70 | 200(AA)/200 | |||
| 4~11 | 1930年型 45口径 10cm 連装砲 | 410 | 15.8 | 3.5 | 11 | 53 | 78 | 500(AA)/500 | ||
| 1945年型 45口径 10cm 連装砲 | 390 | 17.26 | 2.4 | 18 | 32 | 75 | 150(AA)/150 | |||
艦載機
※購入時は未搭載
※最大搭載数4機、パイロット数4名。
| 機種 | 名称 | 耐久 | 攻/防 | 航続時間 (sec.) | 巡航速度 (km/h) | 海面視界 (km) | 空中視界 (km) | 機体重量 (t) | 格納庫容量 | 装備 | 火力 | 装備重量 (kg) | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 水偵 | Loire 130C | 680 | 50/680 | 930 | 235 | 6.2 | 6.3 | 2 | 100 | 200kg 対潜爆弾 Mark.Ⅶ | 2144×2 | 191×2 | ||
部品改修
| 改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| I | 照準システム(主砲射撃精度+5%) | 敵射撃検知(大口径砲から攻撃を受けた際、敵の座標を割り出し、一定範囲内の友軍に情報を共有する。+5km) | ボイラー(巡航速度+5%) | 大型艦応急版(スキル『応急修理』アンロック) | ||
| II | 主砲装填装置(主砲装填時間-5%) | 電波探信儀(理想発見距離+5%) | 制動機(後進加速度+15%) | 側面装甲帯(被雷ダメージ-5%) | ||
| Ⅲ | 新式徹甲榴弾(徹甲弾ダメージ+5%) | 新型望遠レンズ(望遠鏡拡大倍率+20%) | ビルジキール(安定速+15%) | 防護装甲帯(入射角の低い徹甲弾被弾時の貫通力・ダメージ・乗組員死亡率-5%) | ||
| Ⅳ | 強化弾頭(装甲貫徹力+5%) | 水中聴音機(水中聴音機アンロック+1.75km) | 変速機(加速性能+11%) | 高品質装甲(徹甲弾被弾ダメージ-5%) | ||
| Ⅴ | 砲塔旋回装置(主砲旋回速度+12%) | 特殊塗装(隠蔽性+5%) | 舵輪(最大舵角+10%) | 傾斜装甲(装甲HP+5%) | ||
立ち回り
主砲
以下の3種類の砲から選択して搭載することが可能。
- 406mm(16inch) 三連装砲
かつてのデフォルト装備。16インチクラスの主砲としてはやや高めの貫通力とやや遅めの装填速度を有するが、同格(BR500)内で見ると性能的な劣位が目立つ。大和やソヴィエツキー・ソユーズほどの防御力もモンタナほどの攻撃力もない本艦の装備としてはあまり推奨できない。
Ver2.00.0641アップデートにて16inch砲の性能がガラリと変更された。
装填が33秒から30秒となり3秒短縮され、更に貫徹力が85から89と4上昇した。散布界も性能が更新され縦横どちらも30を下回る値となり、今まで格上の大和やソヴィエツキー・ソユーズ、モンタナの装甲を容易に貫通出来るようになった。
ただ、火力の値が1600から1550となり50低下してしまったが性能自体は大きく向上した。
なぜに火力値落した?
現環境では搭載優先順位はこちらが高いであろう。
- 380mm 四連装砲
リシュリューと同じ物。重量はこの中で1番重いが、全ての主砲スロットに装備する事で3基12門と、高い火力を発揮できる。

装備するとリシュリューの発展型であることがよりよく分かる艦影になる。
- 380mm 三連装砲
砲性能的には上述の38センチ四連装砲と全く変化がない。何故か406mm砲よりも装填が1秒ほど遅い。一番軽い砲だが、門数や口径で劣るので火力が一番低い。四連装砲と混載しても着弾がばらけずに済むのは利点。
余談だがすべての砲塔に搭載すると某海戦ゲーのflandreと同じカスタムとなる。副砲弾幕なんかも似たようなもんである。
副砲・対空
10cm連装高角砲を片側4基ずつ計8基装備している。他国の同口径の砲と比べても貫通力は高く、装填速度も良好である。放火用として十分な性能を持つ。
中心線上の3つのスロットにはダンケルク級の13cm四連装砲か15.2cm三連装砲を装備できる。どちらを積むかは好みで決めよう。
いずれの副砲も優秀な性能を持ち手動対空が可能である。かなり連射が効くこともあって殆ど切れ目のない対空射撃が可能になっている点が魅力だが、部品に対空強化系の部品がないのが惜しい。大型の副砲は、火力は15.2cm、レートは13cmの方が高いが、13cmは4連装であるためこちらの方が継続火力は高い。
口径を統一しないと着弾がバラけるので注意。
装甲
排水量に余裕が無いので、前身のリシュリューと比してあまり厚くする事ができない。耐久も優れているとは言えず、高火力の戦艦と撃ち合うのは危険が伴う。砲弾の数を調整して、排水量に余裕を持たせておこう。
一方で、体力は同格の中では一般的な値である。迷彩で強化することもできるため、必要に応じて活用しよう。
機動性
高速戦艦だけあって基準排水量時の速力は悪くない。
しかし満載になると24ノットを割り込み、速度に関しては大和以下になってしまう。旋回による速力低下が小さめであるが、旋回半径が大きいので急旋回は苦手。
ver2.00.051-1アップデートにより、満載時の速力が28.4ノットに変更された。更にver2.00.064アップデートにより、旋回と加速の性能が変更されフランス戦艦のトップに相応しい機動性を手に入れた。
航空兵装
Loire 130Cを4機搭載可能。パイロットは4人。
航空機の性能が低く、偵察に行きたくても行けない悲しみに暮れていたのも今は昔。現在は旋回性能がバフされ、状況によっては零式観測機すら返り討ちできるようになった。また水上機の中でも上位クラスの視界を持つ。しかしその一方、速度はかなり遅く、爆装もできない。対潜爆弾は搭載できるが母艦のソナー性能は低いため、威嚇程度にしかならないため注意すること。
また、観測射撃の仕様が変化したことで、積極的な遠距離砲戦はしにくくなった。
運用法は、4部隊であることを利用して偵察網の構築に励むと良いかもしれない。
総評
本艦は機動力ちょっと高めのバランス型戦艦と言える。
火力は高めだが、大和のように特化というわけではない。耐久力はあまり高くなく、砲戦特化の艦艇達と砲戦すればあっけなく沈んでしまうだろう。
しかし、本艦には、巡洋戦艦ほどでないにしろ高い機動力が有る。これを活かして戦場を駆け回り、自分有利の状況を確保しながら戦うことで真価を発揮できる。良くも悪くもフランスツリーのラストを飾るに相応しい、フランスらしい艦なので、ここまで進めたフランス戦艦乗りは1度は乗って貰いたい艦である。購入はゴールドなので難しいが。
歴史背景

アルザス級戦艦(Alsace class battleship)とは第二次世界大戦前にフランス海軍が計画した戦艦。リシュリュー級3隻とその設計を一部改訂したガスコーニュ級3隻に続く形でドイツのZ計画に対抗すべく計画された艦であるが、第二次世界大戦勃発とフランス占領により設計図のみを残し未発注未起工に終わった。
艦の形状そのものはリシュリュー級に準じているが、四連装の38センチ主砲塔は一基増えて三基となった。艦首から1番・2番主砲塔を背負い式に配置し、クレマンソーと同様に艦橋と主砲塔の間に副砲塔を一基、艦橋とMACK式煙突の左右には連装高角砲が片舷6基ずつ計12基が装備。さらに煙突の背後に副砲塔2基を後ろ向きに背負い式配置し、3番主砲が続いている。艦尾には水上機の格納庫とカタパルトとクレーンが設置される計画だった。ちなみに主砲については新開発の40.6センチ三連装砲の採用も検討されている。
機関配置はフランス近代戦艦伝統のシフト配置を採用。インドル・スラ式重油専焼水管缶8基とパーソンズ式ギヤード・タービン4基4軸を組み合わせ、最大出力は197,000hpで計画速力は30ノットを発揮する見込みであった。
本級の防御配置は基本的にリシュリュー級のそれを踏襲しており、完成の暁にはリシュリュー同様、高い重量計算と技術能力によって排水量の割に手堅い防御力を手にすることが出来たと推定される。
コメント
- 現環境では、406mm砲塔を搭載すれば、十分に扱いやすい部類だと思うのですが、どうなんですかね… -- 2024-07-25 (木) 21:29:42
