御守り

Last-modified: 2024-02-23 (金) 21:53:50
収録拡張コストカード種別効果(※日本語訳はDominion Onlineより)
帝国5財宝次のうち1つを選ぶ:
+1 カードを購入、+2 コイン」;
「このターン、次にカードを獲得したとき、同コストで異なるカード1枚を獲得してもよい」
 錬金術、収穫祭、ギルド、冒険、帝国、夜想曲、ルネサンス、プロモでのルール変更とエラッタについて
このカードは2022年のルール変更とエラッタカードテキストから効果が変更されており、2022年現在の(日本語版の)カードテキストと効果が異なります。
Dominion Online等のインターネット上でドミニオンを遊べるサービスでは変更後のルールで処理が行われています。
実際のカードを用いてゲームを行う際は、混乱を避けるため変更前と変更後のどちらのルールを採用するか事前に決めた方が良いでしょう。
(ルール変更前の情報については余談を参照してください。)

概要

2つの効果から選べる財宝カード。いずれもコンボに必要なカードをたくさん集めるのに役立つ。
1つ目の効果は+1購入の付いた銀貨。当然ながらアクション権を消費しないので、ステロ系のデッキでも余ったお金を有効活用できる。
2つ目の効果は同じターン中に次に獲得したカードと同コストで名前の違うカードを獲得する効果。踏み倒しの規模も大きく、サプライ次第では強力な獲得手段になり得る。特定のカードだけを集めるのには使えないので注意。

利用法

  • カードの枚数を集めるのに向いているので、庭園ブドウ園とは相性が良い。
  • 後半の獲得効果は、この手のカードに珍しく勝利点カード獲得への制約もないため、公爵公領を同時に獲得したりもできる。
    • 御守りの2つ目の効果を発揮した後、軍用金を使用すると、①軍用金で禁止されていないカードをとりあえず獲得→②御守りで[軍用金で禁止されたカード]を獲得、とできるので好相性といえる。
  • 王子がサプライにあれば、属州と同時に獲得を狙えるため強力。
    • 御守りを8枚使用してから王子(あるいは広大な城)を購入すれば、属州を一気に枯らすワンショット戦法も可能となる。
    • 行商人はコストが変動してしまうが、馬の習性があれば御守りを引きつつ場にアクションを残さないのでワンショット戦法が可能となる。
    • 8コストカードのないサプライであっても、5コストのカードと組ませて公領枯らし戦法が可能。

詳細なルール

  • 御守りの2つ目の効果が誘発するタイミングは、御守りの効果発揮後、同じターン中に次にカードを獲得した(=多くの場合獲得カードが捨て札置き場に移動した)後である。
    • 購入によるカード獲得に限らず誘発する。例えば、豊穣の角笛でのカード獲得や、掘進を購入したことによる銀貨獲得にも誘発する。
      • 宴会のような銅貨2枚→コスト5のカードの順に獲得する効果では、先に獲得される銅貨に対してしか御守りの2つ目の効果は発揮できないので注意。
    • 騎士を獲得する場合、サー・マーチンを除けば、御守りの2つ目の効果で他の騎士を獲得できる。
    • 負債ポーションをコストに含むカードは、コイン・ポーション・負債の量が完全に一致していて、さらに名前が異なる場合のみ獲得できる。
    • カード獲得によりコストが変動するカードとの組み合わせに注意。
      • 御守りの2つ目の効果を発揮した後、同じターン中に次に(捨て札が空の状態で)2コストの漁師を獲得すると、獲得された漁師が捨て札置き場に置かれるので、漁師は5コストとなるため、御守りの効果で「コストが5コインで、漁師と異なる名前のカード1枚」を獲得してよい。
      • 御守りの2つ目の効果を発揮した後、同じターン中に次に(同ターン中に何もカードを獲得していない状態で)6コストのデストリエを獲得すると、デストリエ獲得によりデストリエは5コストとなるため、御守りの効果で「コストが5コインで、デストリエと異なる名前のカード1枚」を獲得してよい。
  • などで御守りを2回使用し、2つ目の効果を2回発揮した場合、獲得するカードは同じでも異なっていてもよい。
    • 例えば、御守りの2つ目の効果を2回発揮した場合、同じターン中に次に公領を獲得した場合、同じ5金の御守り2枚を獲得できる。
  • 闇市場の効果で闇市場デッキのカードを獲得した場合でも、御守りの2つ目の効果は誘発される。
    • この場合、追加で獲得できるカードはサプライから選ぶ。闇市場デッキから公開されている他のカードからは選べないので注意。
  • 過払いによりコストを多く支払ったカードに対して御守りの2つ目の効果が誘発される場合、参照するコストは獲得したカードに書いてあるコストを参照する。
    • 例えば、御守りの2つ目の効果を発揮した後、同じターン中に次に名品(3コスト)を購入し、その購入時に2コインを過払いしたとしても、誘発する御守りの効果は「コストが3コインで、名品と異なる名前のカード1枚を獲得してよい」となる。2コインを過払いしたからといって、参照するコストが5になるわけではない。
  • 鉱山道路の効果で「獲得した御守りを即座に使用し、『御守りの2つ目の効果』を発揮する」という場合があるが、この場合は『御守りの2つ目の効果』は御守り自身の獲得に対しては誘発しない。
    • 『御守りの2つ目の効果』の誘発条件は「次にカード1枚を獲得したとき」であるため。

余談

以下、海辺・繁栄・異郷2版発表に伴う2022年版エラッタ前のカードテキストを残しておく。

収録拡張コストカード種別効果
帝国5財宝あなたがこのカードを使用するとき、次のうち1つを選ぶ:
+1 カードを購入、+2 コイン」;
「このターン、次にあなたがカードを1枚購入するとき、
あなたはそれとコストが同じであり、異なる名前を持つカード1枚を獲得してもよい」
  • 2つ目の効果の誘発条件が、「このターン、次にあなたがカードを1枚購入するとき」だった。

コメント

  • 御守りの効果で参照する「購入したカードのコスト」は、『購入したカードの【購入時】のコスト』でしょうか?それとも『購入したカードの【御守りの効果解決時】のコスト』でしょうか?
    例えば、御守りを2回使用(共に2つ目の効果使用)した直後にデストリエを6金で購入すると、獲得できるカードは6金2枚でしょうか?それとも6金と5金1枚ずつでしょうか? -- 2020-11-03 (火) 10:48:54
  • 後者です。御守りは効果解決時にコストを確認します。 -- 2021-06-06 (日) 00:06:20
  • 回答ありがとうございます! -- 2021-06-08 (火) 22:11:48
  • よくよく考えると、御守りの二番目の効果は(略奪で一気に増えた)「次に」のテキストを持つ効果ですね。御守りが令和の拡張に収録されていたら、二番目の効果は次ターン以降も有効な持続効果となっていたかも。 -- 2023-01-20 (金) 12:40:44
  • 5コスト以下にコンボ要員が多い場合大君主が強いので、御守りで市街と大君主同時取りしていくだけでデッキが成長していきますね。見落としがちだけど8負債分を踏み倒せるのは大きい。 -- 2023-04-24 (月) 13:12:03
  • 大君主を踏み倒せる組み合わせが非常に限られるのが欠点ですよね。王室の鍛治屋だと話が全然変わるw -- 2023-04-24 (月) 13:30:32
  • 王室の鍛冶屋、市街、大君主のうち2種類がサプライにある場合、このカードは文句なしに強いだろう。 -- 2023-05-11 (木) 07:54:21