フィールド/抜け殻

Last-modified: 2023-09-02 (土) 13:09:23

ヘビやセミなどが脱皮を行った後、その場に残される古い皮膚や甲殻など。
「脱け殻」と書く場合もある。

目次

概要

  • 一部のモンスターは脱皮を行う生態を持つが、その痕跡がフィールド上にそのまま残されている場合がある。
    特に有名なのが、MH2のメインモンスターである鋼龍クシャルダオラの抜け殻だろう。
  • 特定のアイテムが入手出来る場合もあるが、抜け殻が設置されている最大の意味はやはり世界観を補強する事に他ならないだろう。
    フィールドに佇む抜け殻は、今まで戦ってきたモンスター達にもそれぞれの生態があり、
    この世界で生き抜いてきた事を最も明確に表す証左であるとも言える。

クシャルダオラ

  • 全身が金属質の甲殻で覆われているクシャルダオラは生きているだけで甲殻が錆びてしまうため、
    ある一定の期間で脱皮を行うことにより酸化した古い甲殻を脱ぎ捨てる習性を持つ。
    この赤茶けた脱皮殻はクシャルダオラの登場する多くのシリーズで登場しており、
    雪山山頂や氷海の氷山の山腹、渡りの凍て地の山頂など、寒冷地フィールドにおける標高の高い場所で見られる。
  • 雪山の抜け殻には、脱皮の際にクシャルダオラが出た後と思われる亀裂があり、ここから採掘が可能。
    鉱石素材のほか、精算アイテムであるフルフルベビーが入手できる。
    • ちなみに、本来フルフルベビーは成体のフルフルが麻痺させた、生きたままの生物に産み付けられるとされる。
      しかし如何にクシャルダオラが雷属性や麻痺に弱いと言えど、
      一介の飛竜がクシャルダオラに戦いを挑み、卵を産み付けるなどという芸当が出来ようはずもない。
      ここはクシャルダオラの抜け殻にベビーが産みつけられた、
      あるいは他の場所で生まれたベビーがクシャルダオラの抜け殻に住み着いたとするのが妥当な線であろう。
      腐っても超自然の体現者たる古龍の片鱗である。抜け殻自体に何らかのエネルギーが残っているのかもしれない。
  • 生態ムービーではクシャルダオラの幻想的な脱皮シーンが見られる。
    通常脱皮する生物は、しばらくの間柔らかい体を硬くするためにどこかに隠れるのだが、
    クシャルダオラの表皮は空気に触れるとすぐに固まるらしく、隠れる必要がないようだ。
    これぞ古龍の力というべきか。
  • 氷海のエリア4の壁面にもクシャルダオラの抜け殻が見える。
    採掘は行えないが、剥がれ落ちた甲殻から採取が出来、朽ちた龍鱗さびた塊が入手できる。
  • MHXでは雪山が狩猟地として復活したため、
    氷海と併せて2つのフィールドでクシャルダオラの抜け殻が見られるようになった。
  • 渡りの凍て地の山頂部分にもクシャルダオラの抜け殻があり、傍らにある採掘ポイントから朽ちた龍鱗が手に入る。
    また、稀にレアアイテムとして輝く龍鱗が入手できる。
    精算される調査団ポイントは1000ptとかなり高く、朽ちた龍鱗と比べると4倍にもなる。
    • MHW:Iゲーム内ではこれを撮影するお題目が提示されたこともあり、
      旧作と比べて「抜け殻」自体を目的として訪れる人もやや多くなった。

シェンガオレン

  • MHX(X)の古代林のエリア10に存在するシェンガオレンの抜け殻が存在している。
    数年ぶりにその姿を目にしたというハンターも多かっただろうが、
    まさかこんな形で再び相見える(?)事になるとは誰も想像していなかった事だろう。
    • よく見ると部分的に半透明になっているが、老山龍の頭骨を背負ったままだった事もあり、
      一時は多くのハンターから「シェンガオレンの死骸」と誤解されていた。
      その後、開発者のインタビューから正式に脱皮殻である事が語られたが、
      未だに死骸だと思っているハンターも少なくない模様。
  • シェンガオレン本人はMHX(X)に登場しておらず、名前も全くと言っていいほど出てこない。
    一方で老山龍の方はMHXXにて登場を果たしており、MHXからのプレイヤーにも認知されている。
    このことと、頭骨に比べてやや古代林の背景と一体化しつつある抜け殻の状態からか、
    「老山龍の死骸」として認識している(=抜け殻に気付かない)人もまま見られた。

ゼノ・ジーヴァ

  • MHW:Iに登場する幽境の谷抜け殻が大きな意味を持つフィールドとなっている。
    この地には無数の「人工の布」のように見える何かが風に靡いているが、
    これらは冥灯龍ゼノ・ジーヴァが体に纏う「幽膜」と呼ばれるものである。
    さらに、谷の一角には明らかにゼノ・ジーヴァと判別できる抜け殻が捨て置かれており、
    ここを根城とするゼノ・ジーヴァの成体と思しきモンスターの存在も確認される。
    この発見によってゼノ・ジーヴァの生態に関する研究が一気に進展することとなった。
    • より具体的に言うと、この事実が判明したことで冥灯龍のモンスター図鑑が更新される
      MHW発売時点から該当ページは「調査中」とのみ記されており、ここで漸く情報が解禁される仕様となる。
  • クエスト中は殆ど全身が残っている抜け殻には近づけず、背景として見えるだけに留まるが、
    第二層では必殺の大技を回避できる「硬い石柱」に脱皮した幽膜の破片がこびり付いている。

余談

  • アイルー村では虫採りをすると、虫の抜け殻が手に入る事がある。
    本編での虫の死骸に当たるアイテムなのだが、
    流石にほのぼのとした作品の中に死骸なんて物を登場させる訳にはいかなかったのであろう。
  • MH4ではゴア・マガラが脱皮をしてシャガルマガラへと変体するムービーが挿入され、
    その後筆頭ハンターたちの調査により、遺跡平原の付近にてゴア・マガラの抜け殻が発見されたことが語られる。
    しかし、残念ながら実際にプレイヤーがフィールドに赴いてゴア・マガラの抜け殻を拝むことはできない。
    というより、ムービーを見る限りでは古い殻はバキバキと割れた後に飛び散ってしまっているので、
    単に見ないだけでなく、クシャルダオラのそれのようには残らないのかもしれない。
    • MH4Gではダラ・アマデュラの脱皮シーンを目撃することが可能だが、
      ムービー内で鱗が一気に剥離し、クエストが始まった後に剥離物などを見ることはできない。
      こちらも抜け殻が登場することはなさそうである。

関連項目

世界観/脱皮
モンスター/クシャルダオラ - ゲーム中で抜け殻が確認されたモンスター。
モンスター/シェンガオレン - 同上。
モンスター/ゼノ・ジーヴァ - 同上。ただし見られるのは成体のクエストに限られる
モンスター/ゴア・マガラ - ムービーで脱皮する場面を見る事ができ、ゲーム内ではNPCによって抜け殻が発見される。
フィールド/雪山 - ゲーム中で抜け殻が確認されたフィールド。
フィールド/氷海 - 同上。
フィールド/古代林 - 同上。
フィールド/渡りの凍て地 - 同上。
フィールド/幽境の谷 - 同上。
アイテム/フルフルベビー - 抜け殻付近の採取ポイントで採取されるアイテム。
アイテム/朽ちた龍鱗 - 同上。
アイテム/漢方薬 - 現実にはセミの抜け殻を材料とした「蝉退(センタイ)」という生薬がある。