余談
- 言うまでも無く、現実においては槍と並んで最も原始的かつ強力な猟具の代表格。
めっぽう強力だが、弓の弦を引っ張る強靭な腕力、その強靭な弦を引き絞りつつ狙いを定める技量や視力など、
扱うには優れた腕力と専門的な技術が必須であり、
習得にはとても長い専門の訓練期間を要する玄人向けの代物である。- 弓を使うのはかなり専門的な技術がいるのは述べた通りで、
弓矢(特に騎兵での弓矢の扱い)に日ごろから慣れていた中央アジアの遊牧民族が
野盗としても傭兵としても歴史に名を残したのはこの弓の扱いに長けた点が大きく、
時には強力な指導者の下で各地に侵攻、モンゴル帝国(元)のような大征服を成し遂げた事例もあった。 - 一方、扱いの難しさから、製造コストそのものは高いが扱いは簡単な「弩(クロスボウ、ボウガン)」の方が
弓矢よりも便利と好んで運用された地域も少なくなかった。
弩についてはライトボウガンの余談の項を参照してもらいたい。 - 熟練の弓兵さえいれば弩よりも総合性能は上だとされており、
中近世のイギリス軍は専門に訓練した弓兵と専用武器としてのロング・ボウ(長弓)を配備し、
戦争の際には他国のクロスボウ部隊を圧倒し、それを恐れられていた記録が遺されている。
ただし、あくまでも「複雑な訓練が出来れば」であり、
フランスとの百年戦争の際は長引く戦争で弓兵が戦死していき、
最終的に弓兵の絶対数が枯渇してクロスボウ部隊に敗北、
その後のイギリス革命の際は「ロングボウの使い手が枯渇してなければ勝敗は早期に決まった」ともされている。 - また、少数ながら弓矢が発達しなかった地域もあった。
たとえば中央アメリカ以南の地域は、
国土が起伏の多い山岳地帯だったり、木々など障害物が多い密林地帯だった為、
わざわざ弓の射程を伸ばす必要性が乏しく、
実際にも長弓や複合弓(コンポジットボウ。複合素材で張力を強めた弓)は発明されず、
狩猟や戦争の際には毒を塗った吹き矢、投石器や投槍器(アトラルアトラトル)などの方が好んで使われた。
オーストラリアの先住民アボリジニにはそもそも弓矢が伝来せず、
飛び道具はブーメランなどの投げ棍棒が担っていた。
- 弓を使うのはかなり専門的な技術がいるのは述べた通りで、
- 古代日本でも早期に伝来すると共に、
そこらの農夫でもいっぱしの兵士になれる弩や長槍を差し置いて、
日本の戦闘階級や貴族階級から人気となり、
更に日本の弓矢は威力や射程は高まるが扱いがより難しくなる巨大化の道を早期から歩むこととなった。
(日本の和弓は西洋のロングボウよりもさらに巨大で、世界最大級の弓である)
森では邪魔な槍より小型の刀を、湿気が酷いため複雑な構造で故障の多い弩より簡素な弓を好んだのかもしれない。
結果的にこの環境が練度の高い武人を育て、やがて武家社会を誕生させた…と言えなくも無いだろう。
なお弓に刀と鎧と馬が悪魔合体して誕生したのが世界でも稀な重装弓騎兵こと鎌倉武者である。*1- ちなみに和弓のもう一つ特異な点として、握り手より上と下が非対称である点が挙げられる。
その理由は和弓の長大化も含めて未だよく分かっていないそうだが、- 昔の弓は一本の木から削り出していた為、弾性の高い根本側、つまり下側を短くして上下の撓りのバランスを取った。
- 歩兵は身を屈めながら、武士は騎乗して弓を扱う関係上、下が長いと地面や馬に弓が当たって邪魔になるから。
また、どうも弓の原理上、和弓の番え位置の方が命中率が良い、とされており、
それが理由の一端の可能性も指摘される(洋弓は発射時の振動によるブレを無くすための部品がゴテゴテと付く)。 - 更に補足すると和弓は射る際に手首にスナップを効かせるため、右寄りで番えて狙う(和弓は弓と弦が一直線であるため)。
その為、和弓をやっている者が洋弓を射ろうとするとスナップが原因で弾が左に逸れて飛ぶ
(洋弓は弦と矢が一直線になる様にされているため)のですぐバレてしまうとかなんとか。
- ちなみに和弓のもう一つ特異な点として、握り手より上と下が非対称である点が挙げられる。
- 日本の和弓やイギリスのロングボウでは弓を巨大化させることで威力や射程の増強を図っているが、
世界史での弓の本場といえる中央アジア地域では、弓自体は小型に保ったまま、
弓を構成する素材に複合素材を用いて強度や弾性を高めることで張力を増強する
複合弓(コンポジットボウ。合成弓という和訳もある)というものが主流だった。
複合弓の構成素材については軍事機密および国家機密であったため、
正確な設計図は残されていないとされるが考古学的な調査はされており、
木や竹など植物素材が主な材料の和弓とは異なり、
複合弓は動物の骨や腱、弾性の強い金属の板バネなどを複雑に組み合わせたものとされている。
強力な複合弓となると1m以下の大きさながら和弓よりも強い弦の張力を持たせられたとされ、
扱いやすい大きさと威力や射程を両立した複合弓は非常に強力な武器となった。- 複合弓の欠点は、複雑な構造ゆえの生産性の低さおよび生産コストの高さで、
複合弓が使われた当時の接着剤はにかわ位しかなかったため、
複数の素材同士を接着させてそれを乾燥させることがまず大変な作業であり、
1張を作るのに早くても数ヶ月、一説では複雑なものだと1年は掛かったともされている。
ただ、当時の中央アジアでは弓兵が軍の中核であったため複合弓の需要が在り続け、
ゆえに常に生産が行われていたので複合弓が不足することはなかったようである。 - 複合弓の「動物素材や金属を組み合わせた弓」というのは
奇しくもモンハンの弓と同じものである。
モンハン世界には竜の素材やマカライト鉱石など現実よりも遥かに強靭な動物素材や鉱物が豊富に存在し、
そしてモンスターの体液や各種骨髄をはじめ強力な接着剤に使える素材も豊富にあるため、
複合弓作りには非常に適した世界観だといえる。
しかしモンハン世界のモンスターを弓で相手取るには複合弓といえど小型では威力不足なのか、
和弓のような巨大化もなされた形となっている。
- 複合弓の欠点は、複雑な構造ゆえの生産性の低さおよび生産コストの高さで、
- モンハンでは火薬を用いるボウガン
という名前だけの銃火器より登場が遅れた経緯がある。
現実の技術史に鑑みれば、銃火器が弩弓に先んずるというのは如何にも不自然な話と言えようが、
この世界の火薬はキノコと草を混ぜて造っていたりするので、火薬が先に現れて
弓が後発だったと言う可能性もなくはない。また、弓自体は存在していても、モンスターに通じる
大型の弓箭の開発が、ボウガンより遅れたということも考えられる。いずれにせよ説明不能ではない。- なお
何のために付いているか分かんないけどボウガンにも弓が付属して居るのは、
かつて弓の兄弟分である、火薬無しの純粋なボウガンが存在した名残とも取れる。
これは当時のボウガンが威力不足だったために火薬を用いるようになった、とも考えられ、
よって技術的には弓、対大型モンスター用猟具としてはボウガンがそれぞれ先んじたと推測できよう。
とはいえモンハン世界の技術史は不明瞭なので、現段階では想像の域を出ないのだが。
正直スタッフもそこまで細かく考えてないような気がする。
- なお
- 投射兵器として簡素ながら優秀な性能を誇ったことから、もっぱら戦争でも長らく使用され、
鉄砲の登場以後も、当初は銃の性能が低かったがために弓も一時には姿を消さず共存していた。
とはいえ流石に銃火器の高性能化が進むと、殆どの面で後れを取り戦場からは退いてしまい、
その上猟具としてもやはり鉄砲に需要を奪われてしまったため、現在では競技用途が主である。- 黎明期の銃器に対する弓矢の明確な利点だが、弓は「連射することができる」という点がある。
現代からすると意外に思うかもしれないが、初期の銃は1~2分で1回発砲できれば良い方だったので、
熟練者なら10秒に1本は矢が放てる弓矢はそれがかなりの優位性となっていた。
さらに言えば、当時の銃はライフル銃ではなかったため*2、
ジャイロ効果の無い銃弾は変化球のように弾道が曲がりやすく、狙撃の性能は低かった。
もし一対一で弓と銃が戦えば、この時代では弓が勝っていただろう。
- モンハンの世界は銃火器と弓矢の性能がある程度拮抗しているために併存しているが、
使用者である人間側に劇的な強化が起こらない限りは、その潜在能力には限界があるため、
武器が進化を続ければ、やはり現実の弓矢よろしく姿を消すことになるのかもしれない。
尤もその未来はボウガン以外全ての武器に言えることだが、浪漫的にはやはりもの寂しい。
- 黎明期の銃器に対する弓矢の明確な利点だが、弓は「連射することができる」という点がある。
- 本シリーズでは特殊技術なためか、全くと言っていいほど言及されないのだが、
騎乗との相性は抜群であり、銃の性能が向上するまで弓騎兵は最強だった。
弱点は熟練を要する弓術に、更に練度が必要な馬術と騎射が必須なことであるが、
その強さたるや遊牧民に圧倒された国々さえ、彼らを雇い入れ技術を真似たほど。
「弓の歴史は騎射無くしては語れない」と断言して構わないほど重要な技法なのだ。
とりわけ狩猟や略奪、部族間抗争などで騎射が基本技能だった遊牧民の弓手は
機動力と猛射撃で敵を圧倒し、世界を半ば征服するほどの原動力にさえなった。
今なお神事として残る日本の流鏑馬なども、そういった戦法の残り香と言えよう。
モンハン世界においても強力であると思われるが、今のところ実現の気配はない。
ただ射手座モチーフの武器もあるので、騎射の概念自体はあるかもしれない。*3- MHRiseではロード画面にガルクに搭乗しながら弓を放つ里守の姿が見られる。
- 詳しい説明はランスの項目に譲るが、現実世界に存在する「ランス」と呼ばれる種類の槍も騎兵が扱うものであり、
騎馬と深い関わりがある点が共通する。
- ゲームをプレイしていても判るが、近接戦闘に向いていない弱点は最後まで覆せなかった。
基本的に矢が嵩張り強い武器が持てない、遠距離戦が前提なので軽装だったなど、
実用当時の技術と環境では如何ともしがたい物理的・戦術的な制約のためである。
長弓にフルアーマーで太刀や薙刀や長巻を担いだ鎌倉武者?アレは例外ですよ。*4
日本では弓本体に弭槍(はずやり)と呼ばれる刃物を付けて槍としても使えるようにしたり、
矢を握りこんで戦う術を編み出したりといった事例があった。
この辺りは昔の弓術使いもかなり問題視したようで工夫した形跡が世界各地で見られるものの、
結局は予備に刀剣も携帯しておいた方が良いという結論になったようで流行らなかった。
遠距離武器で接近戦が可能になるには、銃と銃剣の誕生を待つことになる。
残念ながらモンハン世界の銃剣に遠距離攻撃を行う能力はないに等しいが。*5
- バランス調整が難儀な武器なのか、なぜかシリーズ通してとにかく特定の弓だけバランスブレイカー級に強い、
という傾向が強くバランス面の評価は芳しくない。
MHP2の覇弓、MH3Gのパチンコ、MHXのテオ&シャガル弓、MHRiseの百竜弓、MHNowの黒弓…と、
何かしらぶっ飛んだ弓がどの時代にも一つや二つある。- パチンコを除くと、どれも「全ての能力が満遍なく高く隙がない」優等生弓が揃う。
弓は剣士における斬れ味、ボウガンにおける装填数のような「トレードオフにできるステータス」の種類が少ないのが
バランス調整の難しさの原因なのかもしれない。 - 覇弓やテオ&シャガル弓がそうだが、
この手の武器はG級追加作品で見る影もないほど弱体化されるのが通例と化している。
百竜弓に至ってはマスターランクの強化先が実装されなかった。 - なぜかぶっ飛んだ性能になるのは連射か拡散弓が多く、貫通弓はそこまで目立たない傾向にある。
連射や拡散と比べると、挙動に癖がなく矢レベルによる格差も少なめなのが理由だろうか。
一時期貫通弓のモーション値が減らされていたことも痛いだろうが。- 例外としてMHNowの黒弓は貫通弓だが、今作特有の部位破壊システムと
破壊王装備スキルの存在ありきの一強環境と評される背景がある。
- 例外としてMHNowの黒弓は貫通弓だが、今作特有の部位破壊システムと
- パチンコを除くと、どれも「全ての能力が満遍なく高く隙がない」優等生弓が揃う。
- 装備している弓によって使用される矢も変わる。巨大なモンスターを相手とするだけあって1本1本がかなり大きい。
先端がねじれていたり、長剣ほどもある大きな矢尻を持つ物、
そもそも弓矢ではなくパチンコである物など様々。
たとえ何千発射っても無くならないのは突っ込んではいけない。- 「時間一杯矢を撃ち続けてもなくならない量の矢を持ち込んでいる」という
無理矢理な解釈がなされることがある。
しかし矢にしても弾丸にしても実は結構なサイズと重さなので、ゲーム中に使用される程の量は到底持ち込めない。
また、矢筒に納まっている時と射る時で矢の大きさが大分違うのも不思議である。
あるいは常識では計り知れない不思議な力が働いているのかもしれない…。
まあ設定上では急所を的確に射貫き、少ない矢弾で倒しているのかもしれないが。 - MH4Gではもはや弾を発射する道具なのかすら怪しい弓(?)さえ登場している。
弾薬の心配が要らなそうには思えるが、やはり謎である。
- 「時間一杯矢を撃ち続けてもなくならない量の矢を持ち込んでいる」という
- 実際には弓使いは次に使う矢の型や本数を弓の性能と状況から判断し、
自分で力の配分を調節しながら放っているらしい。
プレイヤーにはその工程が「溜めた時間によって攻撃の型が変化する」ように見えている。
つまりシステム上の溜め時間は、弦を引き絞る強さとは相関していないということである。
溜め段階に難を抱えた弓は世界観的にもゲーム的にも扱いづらいものとして表現されている。
- 射出された矢は放物線を描くが、アーチの頂点にかけて徐々にその威力は落ちていく
(運動エネルギーが位置エネルギーに変わるため)。
そこから落下していくことで矢の真価は発揮され、速度と矢羽による回転が威力を徐々に高めていく。
適正な距離での威力は、水の入ったブリキ製のバケツを完全に貫通するほどだと言う。
すなわち、弓は射出時の運動エネルギーを殺傷力とするのではなく、
放物線を描くことによる位置エネルギーを殺傷力とする武器であり、
最大飛距離を飛んだときが最も高い威力を発揮する。
高度ばかり稼いでも威力は限界があり、だんだん減少していく射出時の速度をどれだけ利用できるかも重要。- MHP3rd以降の弓のアクションである曲射だが、
このような理由の為、史実だと集団戦において曲射は非常に重要かつ強力なものだった。
平射が基本のアーチェリーや日本弓道からすると意外に思うかもしれないが、
曲射は平射と異なり狙撃こそできないものの、
放物線を描くように矢を射るため平射よりもかなり射程が伸び、
上空に飛ばすことで矢に加わる位置エネルギーがより大きくなるため
矢の殺傷力も大きく上昇する事となる。
そのため集団戦での弓兵部隊は、
遠方の敵軍に対して弓兵たちが曲射の矢を一斉に射ることで矢の雨を降らせる
弾幕展開および無差別攻撃が強力な攻撃手段となったとされる。 - またMHでは高所から撃っても矢の威力は上がらない。
逆に現実では矢の威力が殺されるような位置、アーチの最高点から少し下がる辺りだとダメージが向上する。
連射や貫通のクリティカル距離に当たるが、本来なら威力は最低に近いはずである。
弓道やアーチェリーをしている人はこれを不思議に思う事があるようだが、
MH世界と現実世界の物理法則が同一であるとは限らない。
今更の話だが。- ただしMHXで登場した重射矢は、矢の軌道やクリティカル距離が特殊な関係で
曲射軌道を描くように射つことが多いため、実質的に矢が落下しきったあたりで最大威力が発揮される。
高所からの射撃に向いているという性質も含め、最も現実に近いと言えるか。
- ただしMHXで登場した重射矢は、矢の軌道やクリティカル距離が特殊な関係で
- MHP3rd以降の弓のアクションである曲射だが、
- MHP3の頃、弓スレの低年齢化に耐えかね離反したスレ民によって弓(選民)wikiが作られた。*6
色々とネタ満載だがwikiとしての完成度は高く、弓を本気でマスターしたいなら一度は目を通すことをおすすめする。
特に、考察・豆知識のページは必見と言っても良いほど充実しており、完成度の高さがうかがえる。- 考察内容はMHP3時点のものなので、その前後の作品とはいろいろ異なる点が多い。
弓毎の性能など関してはそもそも弓のラインナップが異なる上に、
同一名の弓でも別物性能となっている事が多くなかなか参考にはしづらいが、
(主にXX以前の作品では)スキル選びやダメージ計算などの部分は共通している部分も多いので、こちらは非常に参考になるだろう。 - このwikiを継承したMH4G 弓@wikiやMHW選民@ wikiも存在する。
- MHRiseにもこれらを継承したMHRise 弓スレwikiが存在する…のだが、
何故か剣士渡りガイド、ボウガン寝返りガイドとして他武器のスキルや立ち回りの考察まで掲載されており、
それらも無駄に充実した内容となっている。当然本職の弓に関してはこれらを上回る情報や考察が掲載されているが。 - ただし、やや効率主義的な側面があるのか、はたまた最良を追い求める故の弊害か、武器の評価に関しては非常に辛辣な部分も多い。
状態異常ビンを以て無二の運用ができる武器、ライバルが強過ぎるだけで十分優秀な武器ですら
「産廃」「完全劣化・下位互換」「作る価値がない」といった強い言葉で酷評されているほか、
最悪の場合矢タイプの異なる弓を挙げて「こっちでいい」と言われることすらある始末。
そういうのが苦手な方は閲覧しないほうが良いだろう。 - また、当時はハンドルネーム付きのユーザー(コテハン)同士の喧嘩が絶えなかった他、
他武器スレッドやwikiを荒らしたりなど、選民思想ネタを逆手にとって大暴れしていた者も少なくなかった。
よって「選民」は蔑称の意味合いも強く、所謂プロハンを選民と呼ぶのには注意が必要である。
- 考察内容はMHP3時点のものなので、その前後の作品とはいろいろ異なる点が多い。
- 意外と弓の数え方は知らない人が多く「○本」だとか「○丁」だとか好き勝手数えられている。
弓の数え方は「○張(はり)」である。
ただし、弦が張られていない状態に限って本と数えることもあり、
「丁」も手に持つ武器全般に使えるので間違いというわけではない。
- 他の武器種と違い、MHF以外でも武器名にIやらIIやらが付く。
弓の名前を考えるのが面倒だったのか、派生が複雑だと取られているのか、ただの偶然か、
はたまた弓だけはこういう命名方針が定められているのか…。- 他の武器種では強化してもデザインが変わらない場合は「改」と付くことが多い。
- 長年この命名則は弓だけの特徴だったが、MHWorldでは汎用デザインの武器を中心に他武器種でも用いられるようになり、
MHRiseではデザインを問わず全ての武器でデザインが変わらない場合にこの命名則が用いられるようになった。 - またモンハンも含めた創作物では、弓型の武器の名前が「~アロー」である事が珍しくないが
「アロー」はあくまでも「矢」の事であり、「弓」は英語で「ボウ」である。
「銃」の事を「弾」と呼んでいる様なモノなのだが、語感を重視して敢えてそうしているのだろうか。
- 記事冒頭の赤文字で書かれた文章は公式の紹介文そのままである。
「敏捷き」に「はしかき」とルビが振られているのもそのまま。
…なのだが、これは本来「はしこき」と読むのが正しい。「すばしこい」の「はしこい」である。
「はしかい」だとよりにもよってこそばゆいという意味になってしまう。- ちなみに、一部方言ではどちらも「はしかい」と言うこともある。
紛らわしい言葉ゆえ担当者が間違えたのか、それとも偶然その地域の出身だったのか…。
- ちなみに、一部方言ではどちらも「はしかい」と言うこともある。
- MHP2Gのギルドカードでは弓の棒グラフは片手剣よりも彩度の高い黄色で表示されていた。
MHP3から色が変更になり、青緑色に。以後MHRiseまでそのままである。
関連項目
武器/弓一覧
武器/弓/派生作品
アクション/曲射
アクション/剛射
アクション/矢切り
アイテム/ビン
スキル/溜め短縮 - MHP2G以降の全メインシリーズにおける、弓の溜め時間短縮スキル
スキル/連射 - MH2/MHP2、及びMHF-Zにおける、弓の溜め時間短縮スキル
武器種リンク(派生作品) | ||
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切断武器 | 大剣/片手剣/ランス/スラッシュアックス(F)/操虫棍 太刀/双剣/ガンランス/チャージアックス/アクセルアックス | マグネットスパイク |
打撃武器 | ハンマー/狩猟笛/穿龍棍 | |
遠距離武器 | ライトボウガン/ヘビィボウガン/弓 |