MHFに登場する頭防具のシリーズ。
期間限定のイベントクエストでのみ手に入る。
概要
- 大型アップデートごとに追加される。
そのアップデートを記念する防具であり、看板となるモンスターがモチーフになっている。
入手するには期間限定のイベントクエストをクリアする必要がある。
- イベントクエストは下位ハンターでも受注できる比較的簡単なものが多い。
直接そのモンスターを狩猟することはないが、
報酬としてそのモンスターを彷彿とさせる素材が手に入る。
ちなみに実装されたのはMHFシーズン3.0(2008年7月)から。
それ以降大型アップデート直後の定番行事となっている。
なお小数点アップデート(シーズン8.5、MHF-G3.2など)では実装されておらず、
そのアップデートで登場した新モンスターのバレッタは用意されていない。
- これらの素材は完全な期間限定品であり、時期を過ぎると手に入らず、
アップデートの記念品という性質上復刻イベントを再配信することは今後も無いとはっきり明言されていたが、
2019年12月18日にサービスが終了する事を受け、
「MHFの歴史の振り返り」、及び「12周年アニバーサリーイベントの一環」を兼ねた、
歴代全バレッタが再入手が可能なクエスト2種が、12周年アニバーサリー期間中限定で配信されている。- クエストに登場するのは、MHシリーズの顔である「リオレウス」、
そして、MHF最後の追加モンスターとなった「極み耀くゼルレウス」である。
前者が登場するクエストはHR2から参加可能で、クリア時にバレッタの生産素材がランダムで入手可能、
一方で後者が登場するクエストはGR1から参加可能で、
クリア時に全バレッタの生産素材を確定で入手可能となっている。
ただし、どちらも討伐が条件であり、特に後者は極み個体の討伐クエストのルールそのままとなっており、
どちらかと言えば、前者は「気軽に歴史を振り返りつつバレッタが欲しい人」向けで、
後者は「MHFを今までやり込みにやり込んで、装備、実力共に自信がある人」向けとなっている。 - なお、明言していた方針が貫かれていた時期は、
「同デザインの防具が別の手段で入手できるようにする」という救済措置が採られていた。
詳細は以下の「コサージュシリーズ」「チャームシリーズ」を参照。
- クエストに登場するのは、MHシリーズの顔である「リオレウス」、
性能
- 生産時点でのスキルは聴覚保護+4、運気+4というのが基本だったが徐々に増加傾向である。
バレッタFに強化派生することで新たに他のスキルポイント+10が追加される。
2016年よりG級防具派生を持つバレッタも登場している。
以下は原則として最終強化後のデータである。
- アクラバレッタ
- パリアバレッタF
- キー素材:不思議な体液
- スキルポイント:聴覚保護+4 運気+4 絆+10
- 素材が体液のためか、外見からはパリアプリアらしさは見受けられれない。
男性用は鉢金で長髪を留め、女性用はヘアゴムのようなもので髪をお団子にしている。
スキルはベルバレッタと同じだが、防御力と耐性は多少優秀。
- ガロンバレッタF
- キー素材:尖鋭な双牙
- スキルポイント:聴覚保護+4 運気+4 絆+10
- オルガロンの体毛を意識したように、男女とも白銀のメッシュが入る。
男性用は勇ましく逆立っており、女性用はショートヘアに垂れ耳風で大変愛らしい。
性能的にはパリアバレッタと全く同一である。
- ラヴィバレッタF
- デュラバレッタF
- グレンバレッタF
- エルペバレッタF
- ルコバレッタF
- ゴゴバレッタF
- アビオバレッタF
- ザムザバレッタF
- クアルバレッタF
- オディバレッタF
- シャンバレッタF
- ゴウバレッタF
- バルラバレッタF
- フォロバレッタF
- イナバレッタF
- ポボルバレッタF
- ハルルバレッタF
- ガスラバレッタF
- トリドバレッタF
- キー素材:白いクチバシ
- スキルポイント:聴覚保護+10 運気+10 爆破耐性+10
- トリドクレスの羽根を装飾した防具。
G8.1にて登場したばかりのブラキディオスに対抗する爆破耐性のスキルが単独で発動する。
遷悠種へ挑めるようになった直後にブラキディオスに挑みたい場合は役立つ…かもしれない。
ただ、あのブラキディオスを相手取るにはいささか防御力が低めであるのと、
同時付与の運気スキルが、(報酬数が固定だった)当初の遷悠クエストでは意味が無かったのが難点か。
- グァンバレッタF
- キー素材:厳かな棘
- スキルポイント:運気+10 聴覚保護+10 凍結耐性+10
- グァンゾルムの頭部にある角を、男性用は王冠のように、
女性用はポニーテールの結び目に配置される。
後頭部にはグァンゾルムの翼膜のような模様の布が垂らされ、
更に男性用は装備すると口髭や顎髭が生えるため、より一層王のように見える。
スキル面では、G9.1にて登場したばかりのトア・テスカトラに対抗する凍結耐性スキルが単独で発動する。
トリドバレッタFと同じような立ち位置であると言えるだろう。 - このグァンバレッタは、なんとG級防具へと強化が可能。
最終強化時である、グァンバレッタGXの性能は以下の通り。- スキルポイント:三界の護り+10 運気+20 凍結耐性+10 剛撃+5 炎寵+5
ただし、G級で扱うには運気が(スキル枠面で)ネックになる。
なお、強化時には厳かな棘は要求されず、これといったレア素材も使用しない。
ただし、GXへの派生時、以降の強化時にはG級グァンゾルム素材が必要となる。
- ゼナFバレッタ
- キー素材:引き裂かれた鱗
- スキルポイント:運気+5 聴覚保護+5 食事+4
- ゼナセリスのヒレのような鱗をあしらった防具。女性用はツインドリルのような髪形が印象的。
Fにした時点では既存のバレッタと比べてぱっとしない性能だが、
こちらもG級防具へと派生が可能。真価を発揮するのはGXからである。その性能は…- スキルポイント:運気+20 食事+10、尻上がり+15、三界の護り+10、剛撃+5、
リファインされたその効果を体感するにはうってつけの防具である(詳細はスキルの記事を参照)。
むしろ、この防具で初めて発動させたというハンターも多いだろう。
ゼナセリスに先んじて実装されたので、強化にはゼナセリス素材は要求しない。
余談だがゼナ以降のバレッタは、「F」の文字が間に入る(G以降については最後に付く)。
- エルゼFバレッタ
コサージュシリーズ
- 猟団チケットから生産するバレッタシリーズの色違い。エルゼコサージュまで存在する。
扱いとしては期間限定であるバレッタの復刻といったところで、
アップデートごとに前回のものが追加される(ただしゼナコサージュの追加は遅れた)。
スキルとしては聴覚保護が回避性能に置き換えられた上で、
フォロバレッタ以降において+10となった部分は+5に抑えられている。
ただし、バレッタごとの個別スキルとそのポイントは基本的には同値である。
- コサージュシリーズもバレッタシリーズと同じくF段階まで強化が可能であったが、
G10以降に実装された物はG級防具までの強化先が追加されている。
そのため、トリドコサージュはトリドバレッタを差し置いてG級防具まで強化可能。
- クアルとオディバ、ゼナのみ最終段階で追加されるスキルが異なり、
それぞれ主要スキルが笛吹き名人+10、気絶+10、超回避+10(発動には15P必要)となっている。
元の防具での耐状態異常や連射、尻上がりといったスキルは(少なくとも実装時点では)貴重であり、
期間限定ゆえのプレミアム感を狙ったものだと思われる。- ゼナについては、なぜか後発のエルゼよりもコサージュ化されるのが遅かった。
生産リストでもエルゼコサージュの下に位置している。
バレッタを取り逃したハンターからは尻上がりの発動手段として期待されていたのだが…
- ゼナについては、なぜか後発のエルゼよりもコサージュ化されるのが遅かった。
チャームシリーズ
- シリーズクエストのビギナー編で入手できる素材から生産する防具。
パリア・アクラ・ベルの3種類のみ存在しており、デザインはコサージュと共通。
スキルはいずれも生産時点では根性と高速設置が+4で、
Fに派生強化するとそれぞれ食いしん坊・ひらめき・捕獲上手が各+10ポイント付く。
- 同じくビギナーシリーズでは上記チャームのSP防具版も存在している。
キー素材のみで生産可能なので凄腕序盤のハンターには便利な代物といえる。
- ちなみに通常版の生産に必要な素材は各モンスターの銅章、
Fへの強化に必要なのは銀章で、SP防具の生産に必要なのが金章となっている。
いずれも、シリーズクエスト(ビギナー編)の報酬として入手が可能。
余談
- テオ=バレッタという武器があるが、防具のバレッタとは無関係である。
- MHF以外でもMHXRで「アカデミアバレッタ」という頭防具が登場している。
ただしこの防具は学制服を模した防具「アカデミアシリーズ」の中の一部位であり、
女性・剣士限定防具となっている。
最終進化でリオレイア亜種を彷彿させるデザインとなり、装備すると火属性攻撃+40が発動する。
- 同じCAPCOMから発売された格闘ゲーム「ヴァンパイア」シリーズにもバレッタというキャラクターがいる。見た目は「赤ずきん」をモチーフにした女の子だが、実は凄腕の魔物ハンターという設定。