氷像のバジリスク/世界観

Last-modified: 2014-03-16 (日) 15:09:00

世界

『ミラスト』

本作の舞台となる世界。
特定の神々とそれを信仰する人間達が形成する都市単位で人々が別れて住み暮らしている。
現在は都市の内外で鏡(厳密には鏡のように反射できれば水面でも)が『迷宮』の入り口と化し、人々の脅威となっている。
物語序盤では、『迷宮』やその中に存在するモンスター、それを生み出す『軍』が悪であるとされていたが、物語が進むに連れて事情はそう単純なものではない事が判明し、人間に味方する神々の正当性が曖昧になりつつある。

 

※ネタバレ注意
『クイノマギリ』がアキラへ暴露した事によると、『ミラスト』では普通の世界と違って神の自然発生が殆ど起こらず、現在『ミラスト』に存在する神々は二柱を除いて外来の存在である。
また、『ミラスト』と言う世界はどちらかと言えば外の存在に手厳しい世界であり、外の世界の存在が『ミラスト』の存在を直接的に殺害すると、殺害した相手の能力に応じた分だけ殺した側の能力も弱体化を喰らうらしい。
それこそ『軍』を外の存在が滅せばその存在も道連れに消滅する事になるため、神々は手が出せないでいる。

都市

ジャポテラス

物語の主な舞台となる都市。日本神話の神々が君臨し、人間も日本民族ないし、それに近い人種であるようだ。
主神はアマテラスであり彼女が最高決定権を持つが、彼女と弟達では人間に対する価値観が違っており、必ずしも一枚岩であるとは言い切れない部分がある。

 

ジャポテラスには主人公であるアキラが知るかぎり三種類の建築様式があり、以下のようになっている

  • レトロ・ジャポテラス様式:アキラがまだ男だった頃に住んでいたような長屋や、神々が住まう神社の様な平屋を中心とした建築様式。
    恐らくは江戸時代までの日本の建築様式であると考えられる。
  • モダン・ジャポテラス様式:貴族達が住む二階建てや三階建ての建物に家ごとの庭が付けられているような、実用性と外観を高いレベルで両立させた高級で煌びやかな建築様式。
    恐らくは大正時代の洋風の建築様式であると考えられる。
  • トライ・ジャポテラス:ジャポテラス神療院などのように、最新技術の粋をつぎ込めるだけつぎ込んだ建築様式。
    恐らくは2000年代初頭の日本の建築様式であると考えられる。

グレイシアン

イースの出身地。物語開始当初では既に滅びた都市。
かつてはヒムロノユミルを頂点とした神々が統治していた。神話体系は作品オリジナルのもの。
年中雪が降り積もる都市であり、イースによれば、冬と厳しい冬と僅かな春と秋がある気候らしい。
ただしこの気候はヒムロノユミルの力によるところが大きいらしく、もう何十年か何百年もすれば別の気候になる可能性があるとの事。
現在はモンスターが跋扈し、都市全体が一つの巨大な『迷宮』と同等の状態と化している。
第160話から始まったグレイシアン攻略作戦の舞台。

ギリシポリス

作中でチラリと都市名が出ただけの都市。ギリシャ神話の神々が君臨している。

コンドロナイアス

恐らく物語開始当初は存続していたが、作中で『軍』がジャポテラスを相手にしながら滅ぼした。その際に複数の『マリス』が確認されている。
ジャポテラスからはかなり遠い場所にあった模様。