AIOライト/あらすじ

Last-modified: 2019-09-06 (金) 06:16:25

あらすじ

『Alchemist Inquiry Only Light』……公式略称『AIOライト』。
錬金術師となったプレイヤーが、『賢者の石』を作るべく、錬金術によって様々なアイテムを造りながら、様々な容姿のホムンクルスたちと多くの危険に満ち溢れた旅を行うスマートフォン用ゲーム。
だがその実態は事前登録を行ったプレイヤーたちをゲーム内に閉じ込め、ゲームの攻略を強要するものだった。
そんな世界で主人公は行く。
少し変わった、自分だけの道を。

1章:始まりの街・ヒタイ

―――俺の平凡で変わりのない日常は終わりを告げた。
GM(ゲームマスター)兼イヴリーブラ社社長のイヴ・リブラの謀略によってクリアするまでログアウト不可能なVRMMORPG「AIOライト」に参加させられたプレイヤーの1人、ゾッタの行く少し変わった道とは…他のプレイヤーがドン引きするバーサーク戦闘に狂気の錬金術!?
そして無謀ともいえる狂気錬金の果てに生み出されしホムンクルスは極めて特殊で…?
GMの胃を荒れさせるゾッタ先生の凶行快進撃ここに開幕!

2章:漁村ハナサキ

『ほう……久しぶりに害虫が紛れ込んだか……』
レア度PM(プレイヤーメイド)のホムンクルス『アンブロシア』を誕生させた矢先、ゾッタ達が出会ったのはAIOライトのエンドコンテンツたるアルカナボスの一角『百華統べる森の女帝』。
GMの悪意ともいえる初回接触者強制戦闘に死に戻ったところで次の街が見つかったとの情報が入る。その名は漁村ハナサキ、携帯錬金炉の入手方法を教わることのできる地。
狂気錬金やらかしてシアに怒られたり、ビキニを手に入れてヒャッハーしたり…途中色々やらかしつつも携帯錬金炉を作り出したゾッタの目に見えたモノとは…?
GMの胃?今回はあまり荒れなかったようですよ。

3章:右角山

「よろしい。ならば案内して差し上げましょう―――地獄へと」
『服飾向上委員会』にて広告塔になるかわりに設計図を手に入れたゾッタ達は、悪質なプレイヤー6名の嫌がらせ行為に鉢合わせる。反省の色もない彼らにGM自ら降臨し厳正なる処分(地獄送り)を下す。
相変わらずの狂気錬金でヤバいものを生み出したり、現実への一時送還(ゲームメンテナンス)が起きて一悶着あったり…
そして新たなるホムンクルスを作り出したゾッタが挑む右角の主とは…?
ゾッタの狂気錬金による現実への影響のフォローに忙しいGMはきょうもげんきです。

4章:左角山

「汝が名はミアゾーイ―――誠に尊ぶべきものを秘めしものである」
不死殺しの石ころから不死殺しのエメラルドを手に入れたゾッタは、シアとボンピュクスの前でPM錬金を行いミアゾーイを作り出す。それは人によっては万金どころか世界ですらも天秤の対としては軽すぎるほどのものが秘められている恐ろしい代物だった。
その危険性を察知したGMは、ゾッタ達が左角の主相手に死に戻ったタイミングで偽物と入れ替え処分するが…
自動生成ダンジョンで通常モンスターとは一線を画すデス種と遭遇したり、狂気錬金(いつもの)やらかしたり…
プレイヤーの弱点を穿つ左角の主に対してゾッタはとった行動とは…?
GMさんや、危険物の処分方法がテキトー過ぎやしませんかね?

5章:首掛け橋

―――正に規格外。『AIOライト』と言うゲームの中でしかあり得ない光景が、そこには広がっていた。
左角の主を下し双角の鍵を錬金・入手したゾッタ達はついに境界の壁を越える。そうして東進していった先に在ったのは現実ではあり得ないサイズの超巨大な橋だった。
橋から見えた巨大な藻のような物体、鳥のような飛行体、鯨のような生物、まだまだ先は長いと感じさせられつつもゾッタ達が進んでいった先に待ち受けるは偽金の試練。
そして試練を突破し、ドウの地より現れるようになったワンダリングモンスターを避けつつ新たなる街を発見したゾッタの前に立ち塞がるものとは…?
世界の守護無き悪意と敵意が蔓延る地にてゾッタの身に危険が迫る…!

6章:鉱山街・ケイカ

―――殆どのプレイヤーはメンテナンス後には居なくなっていると思っていいだろう。
鉱山街ケイカにたどり着いたゾッタ達。街として不完全な姿に戸惑いつつも坑道を探索することにした。
途中、環境の違いを知りながら魔銀鉱石(ミスリル)など新たな鉱石を採取する。
また、発表された現実世界へ脱出する機会に揺らぐ攻略組。中には不穏なことを企む者も現れる。
引退するのか、攻略を続けるのか、各々が選択を迫られる。

7章:マイホーム

錬金術師ゾッタが各国上層部……いや、世界に忠告をしよう。」
初めての帰還。そして超常の存在との遭遇。
各国の思惑を背負った新規プレイヤーを他所に新たな魔力の使い方を発見するゾッタ。
相変わらずの狂気錬金により、汚染された聖杯錬金釜や『世界』を生み出したりしてGMが悲鳴を上げる。
ゲームの枠を超えた行動を繰り返すゾッタにGMが考案した対処法とは…?

8章:双肺都市-前編

9章:双肺都市-後編

10章:創門街・タイバン

「それでは諸君。また逢う日を待っている」
ギルド『藤の契約(グリスィナ)』を作ったゾッタ。しかし副産物であるアイテムは幾つもの危険な力を秘めていた。
能力を試しながらも、ゾッタ達はドウの地・南東の森を突破、創門街タイバンに辿り着いた。
ホムンクルスが立ち入れないダンジョンに挑むため、行動を別にするシア。
一人でプレイヤーと関り、何を思ったのか?ホムンクルスと人間、どちらの道を選ぶのか?
また長くに渡り戦いを続けてきた『緋色の狩人』との決着。明らかになるGMの名前。ゾッタが辿り着いた果てに何があるのか?