最初にやるべき事はバックアップ、キャラ全体をコピーして
あるいは圧縮して、別途に保存しておくこと(転ばぬ先の杖は大事)
編集の必要なファイルを集める
ファイル構成チェックでチェックした「cmd」「cns」「st」「stcommon」に記載されたファイルを
それぞれテキストエディタで開き「command」で検索する。この「command」部分がキー操作可能な箇所であり
その箇所にAI用の記述を入れることで、AIがそのキャラクターを動かす事が出来る様になるのだ
この「command」記述のあったファイルをコピーし、新しく作成したフォルダの中にペーストして集める
和訳KFMの場合は「kfm.cmd」「kfm.cns」の2つのファイルが、集めるべきファイルに当たる
また「stcommon」に記載されたファイルが「common1.cns」で、キャラフォルダ内に存在しない場合は
MUGEN本体の共通ファイルを使用している。これはMUGENフォルダ内の「data」フォルダ内に入っているので
これもコピーして持ってくる。ただし元ファイルを消したり移動させたりすると、不具合が出るので注意
さらにそのキャラクターの「.def」ファイルもコピーし、分かりやすい所にペーストして置いておく
この「.def」ファイルはコピー元のファイルと名前が被らないよう(かつ分からなくならないよう)
リネームし(今回は例として「kfmj-ai.def」としておく)、さらに下記のファイル構成を行った際に
AI用のファイルを参照するよう、後述のkfmj-ai.defの記述サンプルを参考に編集しておこう
ファイルを構成する
集めたファイルを配布および、キャラに適用しやすいように構成する
具体的には下記のようにフォルダで階層化し、「.def」ファイルは上記のとおりリネームすることで
そのままAIをフォルダに放り込んでも、元のファイルを上書きしてしまう事が無いようにする
なおAI用のファイルを入れるフォルダは、一例として「simple-ai」フォルダとしておく
具体的にはこんな感じ(フォルダは青、リネームした「.def」ファイルは赤で強調)
こうするとAI側のkfmjフォルダの中身を、全てキャラクター側のkfmjフォルダに入れ、「select.def」への
登録に「kfmj/kfmj-ai.def」と指定すれば、元々のファイルと共存しつつAIを使用することができる
配布フォルダ | Readme.txt | ||
kfmj | kfmj-ai.def | ||
simple-ai | kfm.cmd | ||
kfm.cns | |||
common1.cns |
AI起動トリガー?ヘルパー式?
このwikiでの簡易AI作成では、AIをトリガーで起動させる形式を取りません、もちろんヘルパー式でもです
「command」部分を直接、書き換えていく形式を取ります。そのためにファイル構成が元ファイルを
上書きしてしまわないよう、(多少面倒でも)上記のようにファイルとフォルダを分けました
AIを使いたいときはAIの方の「.def」ファイルを、手動で動かしたいときは本来の「.def」ファイルを
その度に選択することで、使い分けてもらいたいという形式を取っています
大会使用などにおけるAI常時起動の手間も省けますし、まだAI作成に慣れていない方の
記述量を削減も出来ます、それにこの形式ならAI起動が暴発する危険(?)もまずありませんからね
(それにキャラクターを数多く登録可能にするアドオンも多いので、特に問題は無いと判断しました)
AIをトリガーで起動させる方法や、ヘルパーで起動させる形式などを知りたい方は、GoogleなりYahoo!なりで
検索すれば、分かりやすく解説されているサイト等がありますので、そちらの方を参考にしていただければ
良いかなと思います(ちなみにニコニコMUGENwikiの「初心者用AI講座」の方にもあります)