「デフォルトでAIが搭載されているキャラに外部AIを作成する」解説のため
cabocha氏製の『蒼月潮』を使用して、簡易なAIを作っていこうと思います
キャラ選は筆者が過去にAI作成したMUGENキャラの中で、デフォルトでAIが搭載されていたのが
このキャラだったのと。出来は良いのに、なかなか大会で活躍しているところが見られないので
前々から、どうにか強いAIを作れないか四苦八苦しているというのが、割りと主な理由だったり……
編集の必要なファイルを集める
『蒼月潮』には既にデフォルトAIが搭載されているので、まずはこのデフォAIを起動しないようにした後
和訳KFMと同様に「command」部分を直接編集するという形で、AIを作成していくことにする
AIレベルや特殊技の使用頻度を設定したい場合は、新・擬人化アマテラスと同様に
AI起動用とは別のvarを用意する。使用されていないvarの確認には、ファイル内部のテキストも
検索対象にできるような、フリーのファイル検索ソフトなどを仕様すると、多少は楽になるかもしれない
(筆者は「PF File search」を利用してチェックしました)
基本である「ushio.def」と、AI起動トリガーを含む「ushio.cmd」は当然使うとして
「ushio.cns」ほかcnsファイルにも「command」部分があるため、AIとしての手を加える事になる
コモンステートファイルはMUGEN本体の「common1.cns」を使用してるので、他のAIと同様に
ファイル構成は和訳KFMと同様、あとはselect.defへの登録に「ushio/ushio-ai.def」と指定する
配布フォルダ | りどみ.txt | ||
ushio | ushio-ai.def | ||
simple-ai | ushio.cmd | ||
ushio.cns | |||
ushio_OverRide.cns | |||
ushio_Special.cns | |||
ushio_Tech.cns | |||
ushio-2.cns | |||
ushio-3_AI.cns | |||
common1.cns |
未使用のvarの確認
デフォルトAIの入っていないキャラクターでも、varを利用しているのは和訳KFMの記述からも分かるが
特にデフォルトAIが入っていると、多くのvarがすでに使用済みであることが多い。新たなAIの作成でvarを
使う際、先に使われているvarを流用するなり、未使用なvarを探すなりの作業が、varを使うならば必要になる
そんな場合は、ファイル内部に含まれる文字列も検索できるソフトウェアを利用すれば多少楽になる
(筆者の場合は「PF File search」を利用している)以下はそうやって調べた、蒼月潮の未使用varのリスト
検索されなかった文字列 | 制作するAIでの用途(予定) | |
var(50) | v = 50 | AIレベルの設定用に使う |
var(49) | v = 49 | ブロッキング確率用に使う |
var(48) | v = 48 | ガードキャンセルの確率用に使う |
var(42) | v = 42 | パワー溜めの継続・中断に使用する |
var(41) | v = 41 | 一部の技の性能の強化調整に使う |
var(32) | v = 32 | ジャンプとスーパージャンプの区別用 |
(以下調査中) |