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霧紡 ぎのパール≫
コスト1 [L] ◆布石
レスポンス(◆物理 ◆魔法)
相手は1コストを支払っても良い。
支払わなければ、その攻撃を無効化する。
Blade Rondo(無印)で登場した1コスト◆布石。
コストの支払いを強要し、支払わない場合にその攻撃を無効化する効果を持つ。
後に≪静寂のクリスタル≫や≪極光の空のオパール≫に続いた、相手が1コストを支払わなければ行動を無効化するカードの元祖と言える存在。
補助に対応していない代わりに、物理魔法問わずに発動することが出来る。
攻撃を無効化するプロフェッショナルと言える立ち位置になっている。
相手が1コストを支払うと、通常通り攻撃が続行されてしまう。
裏を返せば、現在のボルテージと同じ値のコストを持つ攻撃(=そのターンのコストを使い切る攻撃)は確実に止めることが出来る。
4ターン目の≪マナティックルピナス≫や8ターン目の≪トリビュートリリィ≫など、可能な限り早く使用したいカードは多く存在しており、それらの発動を鈍らせるこのカードの圧は強い。
「相手が伏せている布石がこのカードかもしれない」と相手に思わせる力強く、存在が強いカードだと言える。
序盤からでも相手の牽制になるとはいえ、弱点も勿論存在する。
≪斬撃剣≫のようなコストが低いカード相手に発動しても効果は薄い。
特に≪舞踏剣≫相手だと攻撃回数が1度減るだけになることも多く、有用性を実感しづらいだろう。
また、その性質上配下の相手は特に苦手。
ターン開始時のコストを支払う前に攻撃が行われる為、ほとんどの場合コストを支払われてしまう。
このことは混成構築だと実感しやすいので注意したい。
総じて、一見不確実な攻撃無効化する効果に見えるが、その実は汎用性の高い防御手段になっているカード。
相手の攻撃テンポを遅らせるカードでもある。
相対した時も当然厄介になる為、ボルテージ管理と伏せられた布石には気を配るようにしたい。
1.ボルテージ7の時に≪鼓動法≫を使って発動する(使用可能コスト8)
2.ボルテージ8の時に≪鼓動法≫を使って発動する(使用可能コスト9)
3.ボルテージ9の時に発動(使用可能コスト9 or 10)
1が最も強襲効果が高く、また他の防御手段も少なくて済む。ただし、防がれると負けが確定しかねない為ハイリスクハイリターンになる。
2はこのカードへの対策を考えた、最も基本的なパターンになるだろう。
3はこのカードで防がれることもない上、場合によっては≪イグノコスモス≫や≪斬撃剣≫を用いて≪燐灯るエチュード≫・≪絶命棄却のダイヤモンド≫のケアまで行える形。ただし、ここまでゲームを続けられるか…が鍵となるだろう。
- 無論だが、混成構築ならば≪結実するドルチェ≫にも気を配る必要がある。
- 「霧紡ぎ」は恐らく造語。
「霧」は地表や水面の近くで水蒸気が凝結して無数の微小な水滴となり、浮遊している現象のこと。
「紡ぎ」は綿、繭から繊維を引き出し、よりをかけて糸にすること。 - 「パール」は貝類の殻の中にできる光沢のある玉のこと。真珠。
カード情報 | |
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カードナンバー | No.20 |
イデア名 | |
Art | 水々 |
フレーバー | 瞑想の果てに人知れず霧として偏在し、憶測諸説の伝承になった三千年エルフの物語。 |