クラス/【アベンジャー】

Last-modified: 2020-11-03 (火) 22:37:09

原語は「Avenger」。意味は復讐者、報復する者。
マーベルコミックのヒーロー集団は複数形の「アベンジャーズ」なので間違えないように。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

コンパニオン・ルール・セットで紹介されるクラスで、新和版では「復讐者」と訳されている。
カオティックの放浪ファイターネームレベルに到達した後に選択できるクラス。ローフルのパラディンと対になる存在である。アベンジャーに転職するためには、カオティックの教会と同盟を組むことを表明し、教会側がそれを受け入れなくてはならない。
経験値表やTHAC0などはファイターと同じだが、以下のような様々な特典と制約が発生する。

  • ファイターコンバットオプションが使用可能になる。
  • 精神集中により「ディテクトエビル」が使える。
  • 自分のレベルの1/3(端数切捨て)と同じレベルのクレリックとしてターニングアンデッドを行えるようになる。さらにアベンジャーはターンの結果が「ターン」か「破壊」の時は対象となったアンデッドをコントロールすることができる。このコントロールはチャームの効果に準じる。
  • ウィズダムが13以上であれば、自分のレベルの1/3(端数切捨て)と同じレベルのクレリックとしてクレリック呪文を覚え、行使することができる。パラディンと違い、黙想と呪文の使用法は同盟している教会のクレリックから有償で学ぶことになる。
  • アベンジャーは人間やエルフ、ドワーフ、ハーフリングを雇い人とすることができない。代わりに、カオティックのモンスターを雇用したり屈服させることで雇うことができる。
  • 知性の高いカオティックな人間やモンスターの支配領域を訪ねた時に、アライメントランゲージを行使して休息のための宿泊を要求できる。場合によっては、カオティックでない存在に自身のクラスを隠して休息所を要求することもある。
  • カオティックの教会は、同盟を結んだアベンジャーを召喚して命令を下すことができる。アベンジャーは原則としてこの命令に従わねばならず、これを拒否するとアベンジャーとしての利点を全て失う。ただし、利点を失ったアベンジャーは他のカオティックな教会と同盟を結んでアベンジャーとしての地位と利点を取り戻すことができる。