モンスター/【ジャイアント・リザード】

Last-modified: 2023-06-20 (火) 18:36:12

原語は「Lizard」。
現実世界では、有鱗目トカゲ亜目の爬虫類。南極大陸以外に生息し、食性はその土地に適応したものになっている。体長が1mに満たないものが大半だが、体長が2~3mのハナブトオオトカゲやコモドオオトカゲ(コモドドラゴン)などの文字通りモンスターのような大きさのものが存在する。

クラシック・ダンジョンズアンドドラゴンズ

原語は「Lizard, Giant」。
第4版の新和版、第5版であるルールサイクロペディア版共に巨大トカゲと訳されている。

ベーシック・ルール・セット

ゲッコ、ドラコ、ホーンカメレオン、タータラの4種が紹介されている。共通事項はアライメントがニュートラルであること。

ゲッコ

原語はGecko。「青白色の皮にオレンジ色の斑点をもつ体長5フィート(約150cm)のトカゲで、夜行性の肉食動物である。吸着力のある足で天井、壁に登り、獲物の上に飛び下りて狩りをする。」と記述されている。
ヒットダイスは3+1。攻撃はかむ1回。

ドラコ

原語はDraco。「足の間に大きな翼を付けた体長6フィート(約180cm)長のトカゲである。この翼を広げると、ムササビのように滑空できる。」と記述されている。通常は地上より高い所にいる。冒険者を攻撃することで知られている。
ヒットダイスは4+2。攻撃はかむ1回。移動速度は120’(40’)だが、さらに滑空により150'(50')で飛ぶことができる。

ホーンカメレオン

原語はHoned Chameleon。「周囲の環境に合わせて体色を変えられる体長7フィート(約210cm)のトカゲである。1d6の1~5で不意を打つ。このモンスターは5フィートの距離まで粘ついた下を伸ばすことができる。このモンスターによって命中を受けた者はこの舌で口まで引き寄せられ、かまれて、2~8ポイントのダメージを受ける。」と記述されている。
ヒットダイスは5。攻撃はかむ1回+角1回。さらに、他の攻撃者を尾で打ち倒すことができる。この尾による打ち倒しはダメージを与えないが、そのラウンドの攻撃をできなくする効果がある。保護色の特殊能力を反映してか、4種の巨大トカゲの中ではアーマークラスは最も良い。

タータラ

原語はTuatara。「イグアナとガマガエルを合わせたような8フィート長(約240cm)の肉食トカゲであり、オリーブ色の、石目模様の表皮を持ち、背中には白い多数の突起がある。また、タータラは目に薄い被膜を持つ。」と記述されている。
ヒットダイスは6。攻撃は爪2回+かむ1回。また90フィートのインフラヴィジョンを有する。

ルールサイクロペディア

ルールサイクロペディア版での表記は「ジャイアント・リザード(巨大トカゲ)」
種別は巨大動物知力は全て2。サイズは前者2種がM、後者2つがLとなっている。また荷重も設定されているが、乗用動物として飼い慣らすためにはDMの許可が必要となる。
また各種の名前は「ゲッコウ(オオヤモリ)」、「ドラコ(オオトビトカゲ)」、「ホーンド・カメレオン(巨大ツノカメレオン)」、「トゥアターラ(巨大ムカシトカゲ)」に変更されている。

AC6 モンスターマニュアル

AC6 モンスターマニュアルで1種が追加された。

ジャイアントフットパッドリザード

その名の通り吸盤状になった指先を持つトカゲ。
体重が軽い上に機敏な動きをするため、吸盤のある四肢を駆使して崖や壁、岩場などでも問題なく行動できる。
比較的穏健な性質のためか、幼生の頃から訓練すれば飼い慣らして荷運びや人を乗せたりすることができる。
ヒットダイスは低い。移動速度は人間並み。攻撃手段は噛み付き。

アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ

原語は「Giant Lizards」。
AD&D第2版のモンスターコンペンディウムでは「リザード」のページに掲載されている。
見た目は普通のトカゲではあるが、「ジャイアント」の名の通り体長15フィートと巨体。
基本的には怠け者の狩人といった感じの性質。巨体ゆえに食物連鎖では比較的上位に位置するが、肉食のドラゴンには格好の餌食となってしまう。
またリザードマンにより飼われていることがあり、その場合は乗用や使役、食用等の家畜となっている。
気候/地形は温暖な陸地、出現頻度は頻繁、社会構成は独居性、活動時間は日中、食性は肉食性、知能はなし、サイズはH。
移動速度は速い。ヒットダイスは低く攻撃回数は噛みつき1回だけだが、サイズM以下のクリーチャーをくわえることがあり、くわえられたクリーチャーは以後毎ラウンドダメージを被ることになる。

関連用語

スネーク】【リザード