原語は「Animal Friendship」。
animalは動物、friendshipは友情や友好関係を意味する。
動物が術者に対して親しみを感じるようになるという魔法効果がある。術者との友好関係を構築した動物には、術者により「芸当」や「任務」を覚えさせることができるようになる。
ファンタジー作品ならではの魔法だが、最近の小説作品などでは野獣や魔獣を特殊能力で調教する「テイマー」職が出ることがあり、魔法効果としてはあまり登場しない。
アドバンスド・ダンジョンズ＆ドラゴンズ
プリースト1レベル呪文。訳語は「動物との親和」。
エンチャントメント/チャームに属する。コンポーネントはV、S、M。
スフィアーは「アニマル」。
動物1体と術者との間に親しみをもたせる呪文。
この場合の動物はインテリジェンスが1～4の通常の動物でアライメントの指定がないという条件に合っていなくてはならない。また親しくなる動物のヒットダイスは術者レベルの2倍までに制限される。複数の動物と親しくなる場合は、そのヒットダイスの合計値が術者レベルの2倍以下に収まらなくてはならない。
動物側は対スペルST判定に成功すれば効果を免れる。また、術者が親しくするつもりがない場合は自動的に呪文は失敗する。「親しくするつもりがない」とは、動物を殺して食べるとか罠を調べるために連れて行くという行為を含んでいる点に注意。
持続時間は永久だが、詠唱時間は6ターンかかる上に射程距離が10ヤードと短い。
触媒は「ホーリーシンボル」と「対象の動物が好むエサを少量」。