概要
【不思議のダンジョン】シリーズに登場する【巻物】の一種。
指定したアイテムを【識別】することができる。
稀に、
ラッキー!この巻物は持っているアイテム
すべてを識別できた!
というメッセージと共に、壺の中身以外の現在持っているアイテムを全てを識別してくれる場合があるため、未識別の巻物がこの巻物である事を分かっていて使用する際には、未識別のアイテムをなるべく壺から出しておきたい。
入手率も高く巻物の代表的な存在とも言えるアイテムだったが、少年ヤンガスではなぜか削除された。
トルネコ1
- 草・巻物に対してはその種別
- 杖に対してはその種別と使用回数
- 武器と盾に対しては「±」の修正値と【呪い】の有無
- 指輪に対してはその種別
以上の内容を識別してくれる。
基本的に必要な情報は手に入るので非常に頼りになる巻物。
しかしながら以降の作品とは異なる仕様が見られ、特に指輪は知らないと致命的になりうるので注意したい。
杖の場合、この巻物を使って識別した個体は「ボミオスの杖[3]」といった風に具体的な種別と使用回数が判明するが、
それ以外の個体は「ボミオスの杖」と種別自体は判明するようになるものの、使用回数の方は不明なまま。
ちなみにこの仕様は【風来のシレン】と同様であるが、あちらは個体ごとに何回使用したかを「-1」といった形で表示してくれる作品がほとんど。
識別の項にもあるが、使用回数や敵との距離次第では投げてしまうことも視野に入れておきたい。
そして厄介なのは指輪。
この巻物を使っても判明するのはその種別までであり、「呪いの有無」は不明なままである。
武器や盾の様に「使った個体に関しては判明するが、その後に拾った物に関しては不明なまま」とかそういう事ではなく、「インパスの巻物を直接使った個体でさえ不明」ということである。
したがって指輪にかけられた呪いの有無は実際に装備する以外に確認する方法がない。
唯一の例外が【ちからの指輪】で、これに関してはインパスの巻物を使えば種別の他に±の修正値と呪いを示すドクロマークも示してくれる。
ただしちからの指輪にしても詳細が分かるのは武器や盾、杖といった多種の物同様にインパスを使った個体に関してのみであり、同種のものを拾ってもただ「ちからの指輪」としか表記されない。
ちからの指輪に関しては杖の使用回数と同様、必ず表記されるはずの[±3]が付いてない時点で未識別であると分かるが、
その他の指輪に関しては「ハラヘラズの指輪」のようにごく普通に白字表記されるため「呪いの有無は装備してみるまでわからない」という事実を知らないとうっかり装備してしまうということが起こりうる。
指輪は【シャナクの巻物】以外では解呪することが出来ず、トルネコ1には【装備外し】が存在しないため見つけた時にまとめて呪いの有無を確かめるといったことも出来ない。
こうした問題があるものの、この巻物を使う最有力候補は指輪であることに変わりはない。
【未識別アイテム】や【識別】の項にあるように、指輪は装備して識別する難易度や危険度が非常に高いためである。
この巻物で名前を明らかにしたものが【とうぞくの指輪】のような強力なものはもちろん【眠らずの指輪】のように場面は限られるものの邪魔にはならない指輪は装備し、
【ルーラの指輪】のような危険だが使い方次第でメリットも有るものはシャナクの巻物を持っていない限りは装備を控え、
【ハラペコの指輪】のようなマイナスにしかならないものはその場で捨ててしまう、といった使い方をするのが賢い使い方だろう。
ちなみにもっと不思議のダンジョンでは、前述のラッキー全識別効果は発生しない様になっている。
トルネコ2
【不思議のダンジョン】と【もっと不思議のダンジョン】で拾えるかお店で販売されている他、【試練の館】の店で販売されている。
トルネコ1の時とは異なり指輪の呪い状態も識別できる様になったが、壺がアイテムのカテゴリとして新登場したため、
この巻物は壺を優先して識別し、【インパスの壺】でその他のアイテムを識別する・・・といったセオリーが出来た。
買値500G、売値250Gで読もうとした場合にアイテムを対象にする巻物は確実にこれなので覚えておこう。
トルネコ3
「【巻物】・【草】・【杖】の消耗品は呪われ(てい)ると使用できない」というルールと、
「【ひとくいばこ】が本物のアイテムに擬態している可能性がある」というルールが追加された為、
「アイテムの正式名称が橙色で表示されている状態の消耗品が大事な局面でまともに機能するかどうか」
を調べる為にも活躍する。
もっとも、インパスの巻物そのものが呪いやひとくいばこで使用不能である事も多々あるので過信は禁物である。
元々インパスの呪文はトラップモンスターを見破るための呪文であったが、本作で初めてその要素が用いられたことになる。
正式名称だけは判明しているアイテムにインパスの巻物を使うと、
これは ○○○○に
まちがいない!!
と表示される。
白文字表記でも、ひとくいばこの真贋が不明である【壺】や【パン】類を対象に鑑定した際によく見られる光景である。