概要
DQ10におけるメインストーリーの区分であり、これまでのおはなしで確認する際の分類。
Ver.2の【眠れる勇者と導きの盟友のおはなし】に内包される。
【レンダーシア】の【グランゼドーラ王国】で展開されるストーリーであり、レンダーシアの重大な秘密を知るまでの区分となる。
この後は【重なりし運命の大地のおはなし】へと続く。
特徴
ストーリーの途中で【勇者姫アンルシア】が仲間として正式加入する。
アンルシア加入前にあるボス戦では【主人公(DQ10)】一人で戦うことになるため、メインで使用している【職業】に回復手段がない場合は【超やくそう】あたりを用意しておきたい。
あらすじ
【三門の関所】を無事に通過した主人公と【ミシュア】は、グランゼドーラ王国へと辿り着く。
そして【グランゼドーラ城】で見たのは、ミシュアと瓜二つの姿をしたアンルシア姫だった。
勇者覚醒の光を見、手助けとなるよう訪れたという主人公に対し、アンルシア姫は「自分はまだ覚醒に至っていないので何かの間違いだろう」と否定する。
ミシュアには世話係として従者頭【ダイム】老が付けられ、主人公も城で休んでいくこととなった。
翌朝アンルシア姫は主人公とミシュアを呼び出すと、【ゼドラ洞】の赤き巨竜退治に同行するように提案する。
共に行動すればミシュアの記憶に影響があるかもしれないといい、主人公は危険が及ばないようミシュアの護衛をせよということだった。
ゼドラ洞では赤き巨竜にミシュアが襲われそうになるが、アンルシア姫は主人公を制止し傍観する。
するとミシュアの体から放たれた光が身を守り、巨竜は退散。
アンルシア姫はミシュアを「私から【勇者のチカラ】を奪って抜け出した半身」だと言い、城へ連れ帰って幽閉してしまう。
城へ戻った主人公から事情を聴いたダイム老は不信を抱き、秘密通路から潜入してミシュアを救出して欲しいと願う。
【海風の洞くつ】から【古びた銀のカギ】を使って潜入した主人公が辿り着くと、ミシュアはアンルシア姫の言葉を信じられず、自身の記憶を取り戻したいと願っていた。
するとそこに【クロウズ】が現れ、【3匹の蝶】の力で主人公が記憶の世界へと入り、記憶の封印を破ればいいと告げる。
記憶の世界に入った主人公は、記憶を封じる番人【絶望の巨像】を打ち倒し、核心となる出来事に触れる。
それは兄【トーマ】王子が【魔元帥ゼルドラド】の攻撃からアンルシアを庇い、命を落とす光景だった。
真の勇者が兄ではなく自分だと知り、その自分を守る為に最愛の兄が死んだ……その事実に打ちのめされたアンルシアは絶望し、自身の記憶を封じてしまったのだ。
そして天馬【ファルシオン】の介入によりゼルドラドの元から離脱させられたのだが、【メルサンディ村】へと落下し、記憶喪失の少女ミシュアとなって過ごしていたのだ。
主人公による記憶の解放、そしてトーマのメッセージにより己の記憶と向き合うことで、ミシュアは勇者姫アンルシアとして覚醒する。
勇者姫アンルシアと主人公は秘密通路から脱出しようとするが、そこには「アンルシア姫」と部下の【魔道士キルギル】が、ダイム老を捕らえて待ち構えていた。
「アンルシア姫」は私が本物の勇者になると言い、キルギルに作らせた装置で勇者のチカラを奪おうとし、ほとばしる力場に巻き込まれたダイム老が命を落とす。
勇者のチカラを奪うのに失敗した「アンルシア姫」とキルギルは【創生の魔力】を使うことを決め、「創生の渦」へ来いとの言葉を残し姿を消す。
【セレドの町】から【ダーマ神殿】へ向かい、地下の【旅の扉】を抜けると、そこは壊滅した【エテーネの村】だった。
その北部、【清き水の洞くつ】があったはずの場所が【創生の邪洞】となっており、「アンルシア姫」たちはその最深部「創生の渦」に待ち構えていた。
「アンルシア姫」は創生の渦の魔力を纏い、魔物の姿【魔勇者アンルシア】へと変貌し、主人公らに襲い掛かる。
戦いの末に敗れた魔勇者は、自身が【大魔王マデサゴーラ】に創られたが勇者のチカラを持ち合わせなかったために見限られたことを明かす。
そしてこの世界そのものが大魔王により創られた【偽りのレンダーシア】であることを暴露し消滅する。
戦いの後に現れたクロウズは魔勇者の遺した石を拾い上げると、勇者が使えば次元を超える力を持つ【ブレイブストーン】だと解説。
これがあれば本来の世界【真のレンダーシア】へと戻れるが、先ほどの戦いで破損したので修復が必要だと言う。
主人公たちはブレイブストーンの修復を待ち、グランゼドーラ城で合流することになった。
関連クエスト
【よみがえる王国】……後日談となる外伝クエストシリーズ。