【大魔王マデサゴーラ】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 05:10:41

概要

DQ10Ver.2に登場した【大魔王】。CVは石井康嗣。
顎髭と3対の腕、クワガタムシをモチーフとした衣装が特徴的。
【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】に原画が掲載されている。
 
芸術家としての側面を持つ魔王でもあり、稀代のカリスマ性により【魔界】でもひなびた辺境だった故郷に一代にして巨大都市「魔幻都市ゴーラ」を建設。
彼の腹心である【魔元帥ゼルドラド】は、芸術家としての彼に心服しているのだとか。
人間形態のデザインから「クワガタおじさん」、接待カジノを思う存分堪能したことから「ジャックポットおじさん」等の愛称で呼ばれることもあり、前者はDQMSLで、後者はライバルズでもネタにされている。
海外版DQタクトではMaldragora the Worldbreakerという名前で登場した。変身後と対称的な名前になったので破壊神(破壊者)のような意味合いになっている。世界を塗り替えようとしたので間違ってはいないのだが。
 
DQ10オンラインの設定資料集アストルティア秘聞録によれば、魔幻都市ゴーラ建設がおよそ五百年前(【ガミルゴ】【ゲルト海峡】【石化】した以降)、大魔王となったのがおよそ四百年前とされている。

DQ10オフライン

Ver.2のメインストーリー【眠れる勇者と導きの盟友のおはなし】における【ラスボス】として登場。
魔界から【アストルティア】に侵攻して来たが、第一の目的は女神【ルティアナ】の創世の力を手に入れ創造主となることであった。
倒すと【創造神マデサゴーラ】に変身する。
 
アストルティアでは魔界からの侵攻があると、それに対抗する形で【勇者】が生まれるようになっている。
このため、マデサゴーラの侵攻に対して生まれたのが【勇者姫アンルシア】である。
なお「アストルティア秘聞録」によれば、出征自体は丁度20年前だが、アストルティア到達に数年を要したとのこと。

ストーリー上の動向

Ver.2開始以前

【光の河】の底からアストルティアに現れる際、女神ルティアナが世界創造に用いた「創生の霊核」の一部を偶然にも発見する。
「創生の渦」と名付けたその力により、既存の【レンダーシア】を元にしながらも様々な要素が異なるもう一つの世界【偽りのレンダーシア】を創りだした。
やがて偽りの世界で【真のレンダーシア】を塗りつぶし、自身の「芸術」で満たされた新世界を創造することが目的となる。
 
【冥王ネルゲル】とは協力関係を結び、ネルゲルが【エテーネの村】襲撃とレンダーシア封印を行ったのと同時期に、マデサゴーラの意向を受けた側近【魔元帥ゼルドラド】【グランゼドーラ王国】を襲撃する。
この戦いによって【トーマ】王子が戦死し、その妹姫アンルシアは自分こそが真の勇者でそれを守るために兄が死んだという事実を受け入れられないまま消息不明となった。

明確な時期不明

レンダーシアの浸食を防ぐ【神の緋石】の破壊や、創生の霊核のある【奈落の門】を開くためには【勇者のチカラ】が必要であるため、これを求めて行動を起こす。
最初はアンルシアを操り人形にして使うつもりだったが、消息不明のため断念。
そこでアンルシアの複製【魔勇者アンルシア】を生み出したが、姿かたちは同じでも勇者のチカラは宿らず、魔勇者を不良品として見限っている。
その後に【王家の墓】からトーマの遺体を奪い、自身の意のままに動く操り人形として蘇生させる。
この「闇の勇者」トーマが十分な勇者のチカラを持っていたため、神の緋石破壊に用いることとする。

紡がれし勇気の絆のおはなし

【ねじれたる異形の大地】を進み【魔幻宮殿】の元へ辿り着いた【主人公(DQ10)】らへと語り掛け、主人公の心を読んで【恐怖の化身】を生み出しけしかけてくる。
主人公らが勝利すると、魔幻宮殿の結界を破るのは不可能なので余の宿願達成を黙ってみていろ、と勝ち誇っていく。
台詞のみの登場であり、ここではまだ姿を見せない。

天翔ける希望の双翼のおはなし

天馬ファルシオンの力により結界が破られたため、魔幻宮殿に突入した主人公らを待ち受けている……かに思われた。
しかし玉座の間は空であり、【魔元帥ゼルドラド】に囮役を命じ、「創生の霊核」を手に入れるため出発した後だった。
 
マデサゴーラは奈落の門への入り口となる【光の神殿】に創生の力による結界を残していた。
ファルシオンも創生の力による結界は種類が異なるため破ることはできず、別の解除手段が必要となるのだった。

悠久の果ての決戦のおはなし

【悠久の回廊】の「娯楽の扉」(カジノ)では、【ジャックポット】コメントがマデサゴーラのもので埋め尽くされるほど堪能していたらしい。
なおオン版での会話によると、アンルシアもここで足止めされていたことが分かる。
スロットの大当たりは勇者や大魔王すらも【魅了】するのだろうか。
最終盤になって思わぬコミカルな面を見せたが、この後の最終決戦ではラスボスらしい非情さや傲慢さを見せる。
 
奈落の門に主人公たちが到着すると、なんとアンルシアに対し自分に協力するよう要請する。
トーマの持つ勇者のチカラでは、門の封印を解く水準に満たないためであった。
当然ながら拒否するアンルシアに対し、トーマに勧誘させるという手に出るが、これも拒否されるとトーマをけしかけて力づくで従わせようとする。
この際、自分がやらせておきながら「兄妹が争うとは悲劇」と言ってのけている。
 
戦いに勝利したアンルシアが兄を開放するため【勇者の光】を放つが、これがマデサゴーラの狙いであった。
勇者のチカラがトーマの肉体に蓄積され、奈落の門を開ける水準に達してしまったのである。
支配されたままのトーマが門開放に向かうのを見届けると、もはや勇者は不要と断じ、主人公らをまとめて抹殺するために襲い掛かってくる。
このときに【大いなる闇の根源】からの力を受けている。
 
戦いの間に奈落の門に辿り着いたトーマが封印を解くと、門から創生の霊核の力が溢れ出してきた。
その一端に触れ、マデサゴーラは己の肉体を創り変え【創造神マデサゴーラ】へと変貌する。
 
激しい戦いの末に衰弱したマデサゴーラは元の姿に戻り、奈落の門を目指して創生の霊核を手にれようとする。
するとそこへ、マデサゴーラの衰弱により支配力が弱まり、解放されて自我を取り戻したトーマが攻撃を浴びせる。
逃亡を阻止されたマデサゴーラはアンルシアによって討たれ、偽りの世界による浸食は阻止される。
偽りのレンダーシア自体は創生の力で生み出されたものであるため、創造主たるマデサゴーラが滅んでも存続するのであった。

戦闘

Ver.2のラストにおける三連戦の、二戦目の相手となる。

DQ10オンライン

Ver.5メインストーリーでは魔界が舞台となるため、生前の様子が語られ、その死が魔界に与えた影響も明らかとなる。
また、NPCとして孫である【ペペロゴーラ】も登場している。
一方でこれらの掘り下げによってプレイヤーから好意的に見られやすくなってしまっているので、偽りのレンダーシアの後日談である【破界篇】では、独善的な悪役としての面も深掘りされている。
詳しくはこちらを参照。

トレジャーズ

レジェンドお宝の一つに【マデサゴーラの像】が登場。
延期がなければトレジャーズ発売前(2022年春)にDQ10オフラインのDLCが配信される予定であった。
英語版ではSix-Armed Fiend Statueという名前で登場。直訳すると六腕の悪魔の像。彼に限らずDQ10出典の人物は英語版では個人名が使われていない。

DQMSL

【???系】Sランク。
原典同様、【念じボール】【いてつくはどう】の特技、【闇の衣】の特性を持つ。
究極転生で創造神マデサゴーラになるほか、新生転生では「加速する世界」の特性で回復力を持つ。

星ドラ

2022年8月18日開催の「ドラゴンクエストXイベント 眠れる勇者と導きの盟友~後半~」にて登場。???系モンスター。

ライバルズ

「マデサゴーラ」名義で第8弾カードパック「一攫千金!カジノパラダイス」にて共通レジェンドとして実装。

4/4/4 魔王系
自分のターン終了時:
スペシャルコイン1枚を
手札に加える
BET:自分のデッキから
BETを持つカードを1枚引く

原作でのカジノ入り浸りから、カジノをテーマとした同弾の新要素「GET&BET」に関連する能力を持つ。
 
スペシャルコインは味方すべてのBETを一気に発動させることができる【コイン】の上位カード。
マデサゴーラ自身もBETでBET持ちをサーチするため、場にいる限りはどんどんBETカードを増やしていくことができる。
毎ターン多数のBETを一斉発動させる様はまさにコインの王様、ジャックポットおじさんの名は伊達ではない。BETカードを多数使うデッキを組むなら是非とも採用したい。
弱点としてはコイン入手はターンエンドなため奇襲は出来ないことと、耐久力にやや不安があるところ。
 
コイン入手の際には接待カジノのジャックポットトーテムに記録されていた「見たか! これが余のチカラよ!!」「ここまでくると自分の才能が恐ろしいな!」等のメッセージを叫ぶためある意味必聴。

タクト

2022年4月28日開催の「ドラゴンクエストXオンラインイベント」にて、イベント限定配布モンスターとして登場。
???系Sランク、まほうタイプ。
リーダー特性「敵のヒャド耐性-25%」基本特性「芸術パッション」
とくぎは【念じボール】/「閃熱のスケッチ」/「獄氷のデッサン」
覚醒スキル10Pで「やみのころも」100P(3凸)で「芸術レボリューション」400P(完凸)で「呪文威力+20%」等を習得できる。

ドラけし!

DQ10イベント「眠れる勇者と導きの盟友」でバトケシ!ボスとして登場。属性は緑で、物理が弱点。
倒すとたまにレアボスとして創造神マデサゴーラが出現する。

ドラけしはバトケシ!の報酬で、★は4。スキルは縦長のX字範囲を呪文攻撃する「念じボール」。またバトケシ!で獲得ポイントアップの効果&魔勇者アンルシアに効果大も持つ。
だがマデサゴーラにダメージアップ持ちは効果大が確率1%でしか入手できない★6の勇者姫アンルシア、強敵チャレンジ報酬の魔勇者アンルシア。
効果小ですら以前のイベントでしか入手できなかった冥獣王ネルゲルと呪術師マリーンのみ。

獲得ポイントアップは効果大が創造神マデサゴーラ、効果中がドラポン限定★5のザンクローネ。効果小がその他DQ10キャラ。

クエストのメインストーリーでは後半の最後に登場するが、いきなり創造神となって襲いかかる。