【魔元帥ゼルドラド】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:12:57

概要

DQ10バージョン2に登場する【ボス級モンスター】で、【大魔王マデサゴーラ】配下の魔軍の元帥。「剣魔顕現」という秘術を使って自身を強化した魔族である。
元帥という高位の地位であるにも関わらず前線に出るのが好きで、巨大な剣を振るう。

DQ10オフライン

CV:井上倫宏。
Ver.2にて大魔王マデサゴーラの側近として【レンダーシア】中で暗躍。【勇者姫アンルシア】にとっては兄【トーマ】の仇。
マデサゴーラの芸術性に心酔しており、その理想をかなえるために動いている。

ストーリー上の動向

Ver.2開始以前

【冥王ネルゲル】【エテーネの村】を攻め滅ぼしたのと同じ頃、配下の軍勢を率いて【グランゼドーラ王国】を襲撃。
【勇者】と呼ばれていたトーマ王子と戦い、追い詰めるほどの強さを見せていた。
しかしそこに加勢に現れたアンルシアを見て、真の勇者がトーマではなくアンルシアであるという秘密を見抜く。
アンルシアを狙って攻撃を繰り出すと、トーマが飛び出して身代わりとなり命を落とす。
兄を亡くしその原因が自分の秘密にあると知ったアンルシアは戦意を喪失するが、その直後不思議な力の介入によって離脱させられる。
真の勇者を手中に収めそこねたゼルドラドは軍を引き上げ、グランゼドーラ王国は滅亡を免れる。
 
【アラハギーロ王国】では、【デフェル荒野】にある【ピラミッド】へと進軍。
これは「太陽の石室」に隠された【神の緋石】が目的であったようだ。
この戦いで【ムーニス】王率いるアラハギーロ軍を打ち負かすと、動員されていたモンスター格闘場の魔物たちと、そのマスターである【ベルムド】に目を付ける。
ゼルドラドは、教え子の魔物たちを捨て駒にされたベルムドの憎しみに付け込み、その復讐のための力を与える。
そしてベルムド以外の人間を魔物に、魔物を人間に入れ替え、【偽りのレンダーシア】へと連行する。
これにより偽りのアラハギーロ王国は、ベルムドが支配し人間と魔物が入れ替わった王国となったのだった。

グランゼドーラのおはなし

【ミシュア】ことアンルシアの記憶の世界において、上記のトーマ殺害の場面が描写される。

重なりし運命の大地のおはなし

アラハギーロのメインストーリー【アラハギーロの夜明け】では、【ナシームの洞くつ】にある転移ゲートを塞ぐよう【あなうめ3兄弟】に命じていた。
同クエストシリーズクリア後、ムーニス王の口から上記のデフェル荒野の戦いでの詳細が語られ、偽アラハギーロの一件の元凶であることが明らかとなる。

紡がれし勇気の絆のおはなし

仮面の男を伴い、【ソーラリア峡谷】にある【古き神の遺跡】に出現する。
【運命の振り子】の導きによりそれを知ったアンルシアは、【賢者ルシェンダ】の制止も聞かずに一人で飛び出していく。
とびかかってきたアンルシアをあっさりと返り討ちにすると、後始末を【獣魔将ガルレイ】に任せて遺跡の深部へ進んでいった。
その場に駆け付けた【主人公(DQ10)】の協力でガルレイが倒され、アンルシアが追い付いてきたのを見ると、余興を思いついたと言って仮面の男をアンルシアと戦わせる。
激しい攻防によって仮面が外れ、その素顔がトーマであることに衝撃を受けるアンルシアに対し、「大魔王さまによって黄泉の世界から舞い戻った闇の勇者」と宣告する。
【勇者のチカラ】を欲していたマデサゴーラは、アンルシアを捕らえて操り人形にすることを考えていたが、「たまたま手に入った代用品」としてトーマを蘇生し利用していたのだ。
ゼルドラドはトーマに神の緋石を破壊させると、「絶望した者の顔を眺めるのはいいものだ」と愉悦を浮かべながら去っていく。

天翔ける希望の双翼のおはなし

【魔幻宮殿】最上階に待ち受けており、ここでついに決着をつけることになる。
この際、アンルシアは兄の仇としてではなく大魔王の前座と彼を認識しており、彼女の成長が窺える。
ゼルドラドを打ち破ることはできたものの、彼を倒した主人公たちが見たのは、無人の玉座だった。
ゼルドラドはマデサゴーラが【奈落の門】へ向かったことを悟られぬよう、勇者一行を食い止めるために残っていたのである。
ゼルドラドはマデサゴーラの理想が果たされることを信じ、その理想世界到来を見られないのが残念だと言い遺し倒れ死亡、消滅した。

戦闘

2回行動し、以下のパターンで行動する。

【魔幻の剣召】⇒通常攻撃⇒通常攻撃⇒【ドルマドン】⇒通常攻撃⇒【ジゴデイン】⇒通常攻撃⇒ドルマドン⇒【覇道の閃撃】⇒様子を見る

覇道の閃撃は全体に約800のダメージを与え、さらにHP大ダウンの呪いを付加する。無策では一瞬で壊滅するだろう。呪文も強力だが、更に【魔幻の剣召】【ゼルドラドの剣】?も召喚する。【勇者の眼】で消せることに気づかない、あるいは【必殺技はテンション100消費】しばりだとかなりの苦戦を強いられるだろう。

上記の通り完全ローテーションで行動するが、怒り状態から戻る際ローテのどこに戻るかはランダムのようだ。ペースを乱されたところに覇道の閃撃が来ると厳しい。

DQ10オンライン

【邪神の宮殿】にて「戦慄の魔元帥」として強化版が登場する。アンルシアが居ないので剣の処理が鍵。
魔界ではNPCとしてジルドラーナという彼の娘が登場し、クエスト内で手合わせすることになる。
また、本人が既に死亡しているため映像越しではあるが、【魔族】としての姿も確認できる。
その他【剣魔の伝霊】といった色違いも存在する。
詳しくはこちらを参照。

ジョーカー3

【悪魔系】のSSランクとして登場。
【幻魔将ファズマ】【獣魔将ガルレイ】【妖魔将ゲジュラ】【豪魔将ベリンダ】(もしくは【豪魔将ブレンダ】)の四魔将による4体配合で入手できる。
素材のうち、ファズマを除く3体は【メガボディ】だが、ゼルドラド本人は【ノーマルボディ】である。
スカウトQの最終問題の題にもなっている。勿論頑張って配合しよう…と言いたいところだが、実はディスクの報酬にもなっているのでこちらで手に入れるのも手。
 
固定特性は【闇ブレイク】。他は【爆発ブレイク】
+25以上で【ラストスタンド】・+50以上でいきなりバイキルト・新生配合で【いてつくはどう(特性)】が解禁される。
さらにメガボディ以上で【とうそうほんのう】・ギガボディ以上で【AI2~3回行動】・超ギガボディで【武神】が追加される。
 
能力はHP以外が上限の8割のバランス型であり、なかなか優秀な数値を誇るのだが、なぜか肝心のHPが1000しかない。
ちなみに成長が遅いモンスターが多いSSランクではかなり珍しく、成長パターンは超早熟である。
 
耐久はほぼ【ラストスタンド】で成り立っているようなものなので、思い切って攻め重視の方が良いだろう。
特性は全体的に物理向けなので物理型運用が主になるが、あえて裏を掻いて呪文系の特性を積んで呪文重視にするのも面白い。
幸い固定特性は物理・呪文型両方で使える闇ブレイクなので、特性構築は難しくない。
 
何故か主君・マデサゴーラの配合には使用できず、【ジャハガロス】との配合で【暗黒神ラプソーン】が生まれる。
 
初期スキルは固有の【魔元帥ゼルドラド(スキル)】
強力な呪文が多くブレイクも乗るのだが、物理型の特性がまるで活きない。
 
因みに彼のモーションは【魔勇者アンルシア】と同じである。

ジョーカー3プロ

爆発ブレイクが【マジックガード】に変更された。
とはいえ固定特性ではないので無印版と同じ特性構成にすることは可能。
合体特技は【地獄落とし】、合体特性は【斬鉄】
 
尚配合先が変更されており、暗黒神ラプソーンの配合には使用しなくなった代わりに【凶エスターク】【アルダララ】【魔王オムド・レクス】との4体配合で【真・魔王ザラーム】が生まれるように。
…結局主君の配合には使用できないのは変わってない……。

DQMSL

DQ10コラボにて実装された討伐モンスター。【悪魔系】Sランク。
特性は【AI2回行動】と、確率で3ターン【やみのころも】を自身に張る「魔元帥の闘気」。
リーダー特性は「全系統素早さ+10%」。
習得特技は【毒】【マ素】特効の全体斬撃【覇道の閃撃】【ドルモーア】、相手を【猛毒】状態にする全体斬撃【爆嵐剣】
 
新生させると特技は【いてつく眼光】のみだが、特性で、偶数ターンに毒とマ素特効を持つ無属性斬撃を自動的に放つ「魔幻の剣召」が加わる。

星ドラ

2022年8月18日開催の「ドラゴンクエストXイベント 眠れる勇者と導きの盟友~後半~」にて登場。???系モンスター。

ライバルズ

スタンダードパックにて「ゼルドラド」名義で初期より実装。そちらは現在マスターズルールでしか使用できないが、代わりに第10弾カードパック「破壊と創造のフロンティア」の拡張カードでも「魔元帥ゼルドラド」名義でリニューアルして実装された。どちらも魔剣士専用のレジェンドレア。

第1弾「ゼルドラド」

10/7/7 魔王系
召喚時:このユニットを除く全ての味方ユニットの攻撃力+2
全ての敵ユニットの攻撃力-2

味方には強化、敵には弱体化をもたらし本人のスタッツも7/7とかなり高い。
コストは相応に高いが、魔剣士なら最大MPを加速させられるため実際は数値より早く召喚可能。
一枚で完結しフィニッシャーとして高い信頼を受けていた【ゾーマ】に比べると、単体では機能しづらく横並べが求められるこのカードは場面を選ぶため評価は低くなりがちであった。
一方で、バフ・デバフの効果量としてはかなり高く、効果をフルに発揮できたときの影響力はゾーマ以上で、リーサルにも直結しやすい。
好みが別れており安定して採用はされていなかったが、フィニッシャーとして十分な実力を備えていたカードであった。

第10弾拡張「魔元帥ゼルドラド」

10/7/7 魔王系
召喚時:全ての敵を毒にする
    全ての敵ユニットの攻撃力-1
このユニットが場にいる間、敵が受ける毒のダメージ+1

全体弱体化付きの超大型ユニットという点はそのままに、スタイルを強化から毒にシフト。原作では毒を扱わないが呼び出す剣がHP、MPを減らしていく呪いを扱うのでその再現だろう。
毒強化と合わせて全体2ダメージが保証されて使いやすくなった上、敵「リーダー」まで毒にするというのが非常に強力。
リーダーが1度毒を浴びたら最後、ライバルズではその対戦中2度と解毒されることは無いため、ターンが推移するたび味方リーダーのHPはどんどん減っていく。
かつてはゼルドラドが残れば自分のターン終了時毎にダメージがどんどん強化されていく効果だったうえ、毒の強化は永続であった。
これにより召喚さえしてしまえばその後が防戦一方でも毒ダメージだけで勝ててしまうため、他のシナジーに関係なくほぼ全ての魔剣士デッキでフィニッシャーとして採用されていたほどの人気カードだった。
が、新弾実装とともに毒の強化が一度きり&非永続に弱体化されたため、【嘆きの霧】などの毒シナジーを豊富に用いた専用構築でないと活躍は難しくなった。
それでも第1弾の頃には無かった【まおうのランプ】などの魔王系シナジー等の存在もあり、弱いカードでは無いのは確かだ。

蒼天のソウラ

17巻で【かげろう】が戦った新型キラーマシン呂-一九一の剣技の1つとしてイメージが登場。
【魔工技師プラクゥ】が苦労して採取した大魔王の側近ということだが、本人にサンプリングを依頼して技を披露してもらったのか、本人に気付かれないように技をサンプリングしたのか、どちらの苦労の仕方をしたのかは不明。
ゼルドラドの技は【勇者姫アンルシア】の剣技同様に呂-一九一の出力限界を超える実力だった為、自壊しながらでないと技を再現する事はできなかった。