【職業】

Last-modified: 2022-04-25 (月) 09:01:53

概要

現実世界ではその人が飯の種にしている仕事を指すが、RPGではキャラクターの成長傾向や使用できる能力を決める要素であり、「クラス」や「ジョブ」などともいう。
本シリーズではDQ3から登場し、以降仕様変更を繰り返しながら登場している。スピンオフ作品でも職業システムが登場する作品が存在する。
職業を変更することを【転職】という。
 
DQ4~DQ7、DQ11では類似概念として「肩書き」があり、これについてもこの項目で扱う。
これは職業に近いものもあるが、ストーリー上におけるキャラの位置付けや立場、身分などを指すことが多い。ストーリーの進行によって変化することもあるが、キャラの能力には影響しない。【仲間モンスター】の場合は【種族】(モンスターの種類)そのものが肩書きになる。
 
職業・肩書きとも基本的には【つよさ】コマンドで確認できる。
職業・肩書きの一覧はこちら
 
なおDQ9など通信要素で相手に公開するプロフィールでも「かたがき」を設定できるが、こちらはキャラやストーリーとは関係なくプレイヤー自身の肩書きである。
これについては【かたがき】を参照。

DQ1・2(リメイク版)

新たに肩書きがステータス画面に表示されるようになった。ゲーム進行による変化は無い。
【魔法戦士】という語はDQ6以降での上級職に先駆けて本リメイクで初登場した。

DQ3

職業の概念と【転職】のシステムが初登場した。
職業ごとに容姿、装備可能な【武器】【防具】の種類、ステータスの成長率が異なる。また、半数の職業ではレベルアップによって【呪文】を習得可能。特殊能力を持つ職業もある。ステータスウィンドウにはキャラの職業の頭1文字がレベルの前に表示される。
【主人公(DQ3)】の職業は【勇者】に固定で転職はできない。
仲間キャラは登録時に勇者と【賢者】以外の6職の中から選択する。【ダーマの神殿】で転職してレベル1から新たにやり直すことが可能で、賢者には転職でしかなれない。
 
クリア後は主人公の職業欄が「ゆうしゃロト」に変わる。キャラ性能は基本的に勇者と同じであり、事実上「シリーズ初の肩書き」と言える。
 
リメイク版で職業の種類に【盗賊】が追加された。また盗賊に加え、新たに【商人】【遊び人】も移動中用の【特技】を覚えるようになった。
また職業のほか、【性別】【性格】もステータスの成長率に絡むようになった。
 
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DQ4

【導かれし者たち】お助けキャラとも前作から引き続き「職業」の概念はあるが、各キャラごとに固定でありプレイヤーが選択したり転職したりはできない。実質的にキャラクターごとの固有の「肩書き」に近い。
前作の【戦士】【魔法使い】が続投しているものの、【姫】【占い師】いった習得呪文やステータス特性がかなり予測しづらいものも導入された。
【ホイミン】は職業欄が【ホイミスライム】という「種族」そのものになっている。
前作同様に職業の頭1文字がステータスウィンドウのレベルの前に表示される。ただしリメイク版ではDQ5以降と同じく「Lv」となった。
 
今作で初登場した職業(肩書き)のうち【踊り子】【旅芸人】は、後の作品で選択・転職可能な職業として登場している。
 
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DQ5

人間キャラの「職業」の概念はDQ4と同じく「肩書き」に近いが、「父親」だの「息子」だのと、まったく職業とは言えないものが増えた。それでも当時の【公式ガイドブック】では「職業」とされていた。
各キャラごとに固定だが、一部のキャラクターはストーリーの進行によって変化する。【主人公(DQ5)】は4~5回、【ビアンカ】【男の子】はそれぞれ1回変化する可能性がある。キャラの能力には影響しない。
 
一方、【仲間モンスター】のシステムが導入されたことで、仲間モンスターの種族を表す役割を兼ねることになった。
仲間モンスターは同一モンスター種ごとに3匹まで加入可能で、モンスター種ごとに装備やステータス成長率が設定されているため、この点ではDQ3の職業と同等の意味を持つ。
 
今作からステータスウィンドウに職業の頭文字は表示されず、代わりに「Lv」と表示される。
 
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DQ6

新たにリニューアルされた職業システムが導入され、キャラクターごとの「肩書き」と「職業」が分離された。前者はストーリー上での個性あるいは仲間モンスターの種族を表し、職業はシステム上での能力を表すという形で完全に役割分担されている。
 
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肩書き

肩書きはキャラごとに固定であり、人間キャラのうち【主人公(DQ6)】【ハッサン】【ミレーユ】【バーバラ】の4人はストーリー上で各1回変化する。
【仲間モンスター】の場合は前作と同様に種族を表す。
 
リメイク版では仲間になるモンスター/スライムが固定化され、各種族1匹ずつとなったため、複数のキャラが同じ肩書きを共有することはなくなった。

職業

職業はステータスの補正、熟練度(後述)によって習得する呪文・【特技】、特殊能力に影響する。なお装備やステータスの成長率、レベルアップで覚える呪文や特技は職業とは無関係で、キャラクターごとに固定されている。
多くのキャラは初期状態では【無職】(表示なし)であり、【転職】によって職に就く(ただし【テリー】【バトルマスター】【ドランゴ】【ドラゴン(職業)】が初期職業)。
 
レベルや【経験値】とは異なる【熟練度】の概念が導入され、戦闘していくことで現在の職業の熟練度が上がり、一定の熟練度で職業レベルが上昇して呪文や特技を習得していく方式。職業レベルが最大の★8になるとマスターとなる。
職業には無条件に転職できる「基本職」9つと、「上級職」9つがある。上級職への転職は複数の職をマスターしている必要があるが、例外として【ドラゴンのさとり】【はぐれのさとり】を持っていることでなれる隠し職業もある。上級職の場合、マスターしているとその職業についている間のみステータスボーナスが適用される。
 
SFC版の【Vジャンプブックス】【公式ガイドブック】下巻には、各職業に転職した際のモデルとして、6人のキャラクターのイラストが掲載されている。
この2冊の攻略本のイラストは、「※」で適宜解説する例外と色の濃淡を除けば同一である。

キャラ名職業
主人公魔法戦士、レンジャー、勇者
ハッサン武闘家、パラディン
ミレーユ踊り子、魔物使い※1、スーパースター※1
バーバラ魔法使い、遊び人※2
チャモロ僧侶、商人、賢者※3
テリー戦士、盗賊、バトルマスター

※1:魔物使い・スーパースターのミレーユは、それぞれ2冊の攻略本とでイラストが異なっている。
※2:遊び人バーバラは、2冊の攻略本とでイラストが反転されている。
※3:賢者チャモロが召喚しているデアゴの色合いは、Vジャンプブックスだと白黒、公式ガイドブック下巻だとカラーになっている。

ステータス補正について

ステータス補正はキャラクターが無職のときの数値に128分率で割合で補正がかかる。
公式ガイドブックなどでは+10%、-20%といった形で割合で記載されているが、実際に百分率でぴったり整数になっていることは少ない。
例えば、ドラゴンの力20%アップは実際には153/128≒119.5%として計算されている。そのため、小数点以下の補正倍率誤差が生じ、実際の上昇値は20%より少なくなってしまう。
最大レベルの【ハッサン】はちから400なので、ドラゴンの補正値に★8のボーナスであるちから+20を併せて計算すると、理論上はちょうど500になるはずだが、実際にドラゴン★8にしてみると498止まりになってしまう。
全般的にプラス補正よりマイナス補正が若干大きく、端数が切り捨てられることも併せて、マイナスの方がやや影響が大きい(例えば+10%は約109.4%、-10%は約89.8%となっており、素の数値が100ならそれぞれ+9、-11になる)。
 
リメイク版では補正が百分率に変更されてキッチリ整数%で補正されるようになったが、補正後の数値の小数点以下が切捨てになる点は変わっていない。このためドラゴン★8のハッサンのちからはちゃんと500になる。
 
また、これらの補正は職業ごとに得意不得意を演出する役割を担っているのだが、実はこれには一見わかりにくい不平等が存在する。
まず、影響が大きいパラメータと小さいパラメータの落差が激しい。
具体的に言えば、死にステの【かしこさ】の補正は完全に無駄である。
また、【かっこよさ】の補正は【ベストドレッサーコンテスト】において重要であるが、それ以外ではやはり死にステ。
しかも、最も補正の高い【スーパースター】か、手軽に転職できて高い補正が得られる【踊り子】以外はコンテストに使うことはないのでプラス補正でも実質無意味である。
 
それ以外のパラメータは戦闘に影響するのだが、影響の大きさには落差がある。
まず、ダメージ計算において【ちから】は半分、【みのまもり】は4分の1になるため、これらの補正は見た目そのままには影響しない。
キャラごとの素の値によっても上昇(下降)値が大きく変わるので、元が低ければ変化はほとんど実感できない。
特にみのまもりは人間キャラの素の値が全体的に低く、±30~40%ほどの補正があったとしても、クリアレベル帯以下であれば実ダメージへの影響は微々たるものだったりする。
力はさすがに戦士と魔法使いでは目に見えて与えられるダメージに影響するが、前衛職間の比較であればクリアレベルを超えないと落差は大きくは開いてこない。
【すばやさ】はダイレクトに影響するが、行動順は敵より早いか遅いかで決まる上、ランダム性が強かったりするので場合によってはあまり実感が少ないかもしれない。
 
というわけで、最もわかりやすく影響するのは【さいだいHP】【さいだいMP】ということになる。
MPについては、呪文主体のキャラでなければ影響は少ないが、HPは最重要である。
HPは多くのキャラで序盤から最も延びやすいパラメータになっており、補正による変動値も高い。
これに大きめのプラス補正がつくか、逆にマイナスになるかは致命的な落差になりうる。
基本職の中でも特に【魔法使い】はHPに大幅なマイナス補正がつくため、まともに戦闘に出せなくなってしまう(実は身の守りのマイナス補正は実質的にはほぼ影響しない)。
上級職の中で【レンジャー】がポンコツ扱いされるのは、HPとMP両方にマイナス補正がつき、無駄にかしこさがプラスだったりする影響も大きいだろう。

DQ7

基本的に肩書き・職業とも前作のシステムを踏襲している。
職業・肩書きの一覧はこちら

肩書き

今作では肩書きと職業の表示欄が統一され、転職すると個別の肩書きよりも職業が優先的に表示されるようになった。つまり、【無職】のときにのみ各キャラクターごとの固有の肩書きが表示される。ただしイベント限定の【サザムのこぶん】という肩書きだけは本来の肩書きや職業よりも優先される。
ストーリーによる肩書きの変化は無く、仲間モンスターシステムが廃止されたことで、肩書きの概念がほとんど意味をなさなくなった。
なおPS版では後述する職歴ウィンドウでも肩書きが「◯◯として生まれ」という形で表示される。
 
リメイク版では、一部のキャラクターの肩書きが簡素化されている。

職業

職業は前作同様に初期は無職であり(PS版の【アイラ】のみ【戦士】)、転職によって職に就く。
本作でも基本職と上級職がある。基本職・上級職とも10種だが、上級職のうち3つは他の上級職を複数マスターしていないと転職できない、いわゆる「最上級職」である。
人間職のほか、【モンスターの心】によって転職できる【モンスター職】が34種類ある。モンスター職にも初級職の上に中級職と上級職があり、人間職以上に複雑な階層が組まれている。
 
また、各キャラの職歴が保存されるようになり、【つよさ】コマンドで確認できる。転職した時とマスターした時のレベルが最大9件まで記録されるが、板についたりカンを取り戻したりする前にやめた場合は「◯◯になるが すぐやめる」と記録される。
人間の職を特定の順番で渡り歩いて一定条件を満たすることで、呪文や特技を習得できることもある。詳しくは【職歴技】を参照。
 
これらの変更により前作に比べて職業選択の幅が広がったが、やり込みで全ての職業を極めるには膨大な戦闘回数(総計で1万回弱!)が必要。また、呪文や特技の中にはモンスター職しか覚えないものもある。
ステータス補正に関しては、PS版ではSFC版DQ6同様128分率になっている。

リメイク版

バランス調整のためか、いくつかの仕様変更が行われた。
まず、人間上級職の熟練度で覚えた呪文・特技はその職業でないと使えないようになった。その代わりにPS版よりも覚える呪文・特技が大幅に増えている。一方、モンスタ一職の熟練度で覚えた呪文・特技はどの職でも使用可能。
また、職歴システムが廃止され、PS版で職歴によって覚えた呪文・特技は熟練度で習得できるようになった。
職業レベルアップのための戦闘回数は、基本職はPS版より1/2以下、上級職は20~50程度緩和されているが、最上級職の勇者・ゴッドハンド・天地雷鳴士は10程度増量している。モンスター職は変わっていない。
以上の変更により、人間職は熟練度を上げやすい代わりに汎用性が低く、モンスター職は熟練度を上げにくい代わりに汎用性が高いという差別化が行われた。
 
人間職は職ごとにコスチュームが用意され、見た目のバリエーションも楽しめるようになった。これにより、外見が貧弱だった【主人公】【マリベル】など、頭巾などの下の髪型もグラとして初めて描かれた。漫画版【ドラゴンクエスト エデンの戦士たち】から反映された部分も見られる。
 
ステータス補正に関してはリメイク版DQ6同様パーセント刻みに修正されている。

DQ8

移植版も含め、職業・肩書きとも登場しない。

DQ9

職業システムが復活し、再びリニューアルされた。
 
職業はステータスの成長率、習得する呪文、装備品(一部主人公専用装備あり)、所持する【スキル】に影響する。
今作では、呪文はレベルに応じて習得するが、特技は職業のレベルアップではなく、職業ごとに持つ5つのスキルにそれぞれスキルポイントを振り分けることで習得する。
レベルを含めた各種能力と呪文が職業ごとに保存されるようになり、スキルポイントで取得した特技・能力以外は職業を跨いで使えないなど職業ごとの個性が強くなっている。
種や木の実による【ドーピング】もその職業のみで保存される。
ステータスウィンドウには職業の頭2文字が表示される(海外版ではアイコン)。
 
キャラクターメイキング制である本作ではDQ3と同じく、PCには無職という概念は無く、常に何かしらの職業に就いている。基本職6種と上級職6種がある。なお序盤に加わるNPCの【ニード】には職業表示が無い。
【主人公(DQ9)】は初期状態では肩書きを兼ねた【守護天使】となっており、ストーリーを進めると基本職の一つ【旅芸人】からスタートする。仲間キャラは登録時に基本職の中から決める。主人公・仲間とも条件を満たすと転職が可能。
上級職は転職でしか就けないが、基本職とは直接的に関係しなくなった。転職するには転職【クエスト】のクリアが必要になり、エンディング後にしか受けられないものも存在する。
また基本職・上級職とも転職クエストとは別に、レベル15および40に到達したときに受注できる職業クエストが用意されており、レベル15のものはクリアするとその職業専用の防具が、レベル40のものはその職業の【秘伝書】がもらえる。
今作では職業そのものに特殊能力は無く、秘伝書を持たせることで付加する形になっている。
 
ゲームクリア後には、現在の職業のレベルを1から上げ直す【転生】システムが解禁され、スキルポイントを繰り返し獲得して振ることが可能となる。転生した職業には転生回数が明記される。
 
職業の一覧はこちら

DQ10

職業はDQ9のシステムを引き継いでいるがスキル関係のルールが一部異なる。アップデートにより新たな職業も追加されている。
詳細はこちらを参照。

DQ11

「職業」の概念は存在せず、ステータス画面における「肩書き」が再登場。
全員の肩書きが少なくとも1回以上、ストーリーの進行によって変化していく。特に【主人公(DQ11)】は変更頻度が高い。
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トルネコ2

【商人】・戦士・魔法使いの3種の職業システムが導入されている。
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DQMB2

【アイテムカード】の武器の種類によって決まる。
初期は戦士・魔法使い・魔物使いのみだったが後の弾で武闘家、僧侶。上級職にバトルマスター・賢者・モンスターマスター、特別職に勇者が追加された。

DQSB

戦士・武闘家・魔法使い・僧侶の4種。【そうびチケット】?で職が決まる。

クロスブレイド

真2弾から戦士・武闘家・魔法使い・僧侶が追加され、バトルを繰り返して熟練度を上げると職業スキルが追加されていく。
この熟練度は職ごとの得意武器を装備していると上がりやすくなる。

DQH2

戦士・【僧侶】・魔法使い・【武闘家】【盗賊】【バトルマスター】【賢者】の各種が登場。
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シアトリズムDQ

【プリンセス】が初登場。一部の職業へ転職するには職業ごとの【さとりのしょ】が必要。
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また、プレイヤーカードに設定できる「通り名」は、他者へ公開するという点でDQ9やDQ10の肩書きに近い。
こちらは3つの言葉を組み合わせて作成する。

DQウォーク

基本職として戦士・魔法使い・僧侶・武闘家・盗賊が開始当初から存在し、後に踊り子・遊び人が追加された。
順次追加された上級職にはバトルマスター・賢者・レンジャー・魔法戦士・パラディン・スーパースター・海賊・魔物マスターがある。

魂の絆

主人公である【絆の勇者】は転職によってキャラ性能が変化する。
サービス開始時の初期職業は勇者・戦士・魔法使い・僧侶の四種類。
後に追加された職業としては武闘家がある。
 
ダイの大冒険原作キャラは、衣装や武器の変更といった外見の差異によって「○○スタイル」と区別され、転職ほどではないが性能が変化する。
ただし原作で転職要素のあった【マァム】は、原作再現の結果スタイル変更によってキャラ性能が大きく変化するため、実質的に僧侶と武闘家の間で転職可能と言える。

ダイの大冒険

概ねDQ3の職業システムに近いが、【レオナ】の職業が「ひめ」、【クロコダイン】の職業が「じゅうおう」といった独特な物もある。
なお「じゅうおう」という職業はクロブレに登場しているもよう。