【主人公(DQ10)】

Last-modified: 2024-10-08 (火) 21:45:33

パーティメンバー:DQ10オフライン

【主人公】―【フウラ】【ヒューザ】【ダストン】【マイユ】【ラグアス】【アンルシア】

概要

ドラゴンクエストXの【主人公】
公式名は「エックス」で、開発中から使用されている。肩書き付きの場合は「冒険者エックス」となる。
DQ8以降のナンバリングデフォルトネームに沿った形である「テン」では無く、ローマ数字のⅩ(10)に使用されているアルファベットのXから名前が取られている。
 
【キャラクターメイキング】で外見を自由にエディットでき、男女の選択も可能であるが、【パッケージイラスト】やタイトルムービー、PVなどでは、前髪を中分けして横に流す吉田栄作ヘアに【戦士のよろい】【神兵のよろい】を着用した【人間】【戦士】の男の姿になっており、他作品での登場時も基本はこちらである。
 
なお、「テン」は関連書籍での【主人公の兄弟姉妹(DQ10)】、オフライン版では女主人公の名前として使われている。
DQ10及びシアトリズムDQは北米や欧州で未発売のため、それらの国ではDQ11の真エンディング内のムービーが初登場作となっている。

DQ10オフライン

本作の主人公。【名前】はプレイヤーが6文字以内で自由に付けられる。【性別】も自由だが、今作では男性相当の外見が「スタイル2」、女性相当が「スタイル1」となった。
DQ9と同じく、開始時、および五つの種族への転生時に【キャラクターメイキング】で容姿を決めることができる。

経歴

【エテーネの村】兄弟姉妹と共に暮らしていた【人間】だったが、【冥王ネルゲル】の襲撃を受け死亡。
その際魂が光の神殿に飛ばされ、【オーガ】【プクリポ】【エルフ】【ウェディ】【ドワーフ】のうち、自らの意志で選んだ種族として、その日に各種族の暮らす村で不運にも事故で死亡した人物の身体に転生してその人物として生きていく。
村で手柄を立てた主人公は【一人前の証】を貰い、村の長の言葉に従って世界各地で【キーエンブレム】を集めていく。
キーエンブレムを5つ回収後、【冥王の心臓】潜入に必要な【破邪舟】を現代に継承させるために、【時渡りの術】を使うにあたり【ホーロー】の導きにより人間の身体を取り戻す。
そして、五つの種族の仲間たちとともにキーエンブレムをすべて回収した主人公は冥王ネルゲルを打ち倒し、まだ世界に残る脅威に立ち向かうため【レンダーシア】へ向かうことになるのであった。

戦闘能力

今作では主人公のみ、【職業】の概念を持つ。
開始時点での人間の姿の時は【見習い】という職業に固定され、五種族への転生の際に6つの職業の中から選択する。そして【転職】も可能。
このため育成の自由度は高く、仲間キャラが持たない能力を補足するといった運用もできる。
 
呪文や特技・必殺技は職業のレベルアップと武器などの【スキルパネル】で習得していき、メインストーリーでのイベント習得の技は登場しない。
必殺技のうち、各職業の【クエスト】第4話で習得できる技は主人公専用であるほか、仲間キャラがサポートしていない分野である【踊り子】の特技、その他武器特技の一部など主人公しか覚えられない技も多い。また、ブーメランは主人公にしか扱えない。
レベルアップで習得する特技のいくつかは、一度覚えればすべての職業で使用できる。
ステータスは職業によって異なるが、レベルアップで取得できる(専)表示の無いパッシブ(能力値上昇)や特技は、職業に関係なく有効となる。
時には用のない職業にも敢えて転職し、スキルポイントやパッシブを上げておくといった戦略が重要となってくる。
 
転職によってどんな役割にもつけるのだが、大型DLC配信前の時点では大半の職が、それぞれ複数の職をかけあわせつつ特化したような役割を持たされている他パーティキャラに比べると、固有特技の面では基本的に下位互換、武器スキルも一部以外は仲間キャラの方が特技のラインナップが多い、固有の必殺技もレベルアップで覚えるのは【マヒャデドス】【イオグランデ】【ぱふぱふ】だけなので職業クエストで覚えるものを入れてもレベルで3つ覚える仲間キャラよりかなり少ない…と一部の職業共通の特技以外はラインナップがかなり少ない。このため転職の手間を無視したとしてもよくいえば万能だが器用貧乏さが目立つといった具合。
また、仲間キャラと異なり呪文に加えて職業特技や最上位呪文もレベルで習得するのだが、これがかなり遅く設定されている。主力特技の多くが習得がレベル50であり、カンスト直前となるレベル60後半で覚えるものも多い。
経験値テーブルの都合上レベル50までは比較的すぐに到達する他、武器特技や必殺技はかなり早期に覚えることも可能なのだが、やはり中盤は厳しく、一部の職はやり込みも終えているであろうカンスト目前まで力を発揮できないという難点も抱える。
ただし全職業のパッシブを取得すればステータス(実装職の関係上特にさいだいHPとちから)は非常に高くなるため、どんどん転職して武器スキルやパッシブを取得していき、終盤やクリア後はこれを活かせる踊り子や【バトルマスター】で物理アタッカーとして育成するといいだろう。職業必殺技が独自かつ強力な【スーパースター】【パラディン】でタンク役を任せるのも有効。
また他メンバーには呪文アタッカーが【フウラ】しかいないため、呪文中心の構成を組むなら必然的に【魔法使い】【賢者】【踊り子】てスタメンに起用することになる。この場合魔力補正を受けられるので防具には気を配るようにしたい。
ヒーラーに関しても回復量で終盤でも通用する【ベホマラー】の使い手が【ラグアス】しかいない為、ラグアスを他の役割につかせたりラグアスの加入前だったりした場合は回復を重視するとこちらも必然的に【僧侶】か賢者として起用することが多くなる。
このように、オフライン版においての主人公は好みのキャラでパーティを組む上で足りない役割を持たせて穴を埋めるか、逆に同一の役割を持つ他メンバーと組んで周回などの効率を上げる等、その万能さを生かす事が役割といえる。

ただしこれらを抜きにしても、転職するのが主人公だけであり、主人公だけに経験値を与えるのも主人公以外を死亡させた上でレベル上げするといった面倒なプレイをするかせいぜい【エンゼルスライム帽】を装備させるくらいしかないため、どうしても転職を繰り返すと他の仲間とのレベル差が開いてしまいがち。経験値テーブルの違いもあるので重要なパッシブを取るくらいならともかく、職を使い分けるなどしようとすると他のレベルが過剰になってしまう。【鍛治レベル】が主人公の最も高い職業を参照するというシステムもあり、システム面ではどうにもかみ合いが悪くなってしまっている。
 
ステータスデータについては各職業のページを参照。合わせて【職業】【転職】【スキルパネル】の各ページも参照してほしい。

Ver.2

各職業ともレベル71以降で新たな職業特技を覚えていき、さらにレベル90以降になると共通して「たまに再行動」「テンション維持」などが身についていく。レベル71以降レベルアップで能力を覚えるのは主人公(とアンルシア)のみであるが、全て転職後への持ち越しはできない。
全4回のスキルパネル拡張クエストでは毎回全ての装備スキルにパネルとスキルアップスロットが追加されていき、1~3回目では主にVer.1で仲間しか使えなかった特技や必殺技を、最後の【マスターからの最終試練】では各装備スキルの最後の必殺技(ブーメランを除き仲間キャラと共通。盾スキルは特技)を習得可能になる。
 
レベル上限解放に伴って各職業の強力な固有特技やパッシブが多く追加。またスキルパネルの解放を行えばそれまでネックだった武器スキルのバリエーションも仲間キャラ以上になり、ようやく転職による器用万能さを発揮するようになった。
ただしレベル70以降が前提となる以上複数の職レベルを上げていくのはかなりの労力と時間を要するし、いざそうすると味方のレベルが上がりすぎてしまうので、基本的にVer.2のストーリー進行中は転職をせず一つの職に絞って育てていくのが無難なところ。レベル解放前に主人公のためだけにレベリングをしてカンスト職を複数作っていればまた別だが…。
 
【ひゃくれつなめ】【きせきの雨】などの主人公固有の職業特技も追加されて主人公しかできないことも多くなるので、クエストで転職できる職業はVer.1でパッとしなかったものも含めどれも固有の強みを発揮できるようになる。敵の強さが跳ね上がったことでタンク役の重みが増したのも大きい。

DQ10オンライン

ユーザーからはプレイヤー自身が操作する「主人公」と、PVや公式サイトに登場する「エックスくん」は、半ば別キャラとして扱われている節がある。
長く続いている分いろいろと肩書きが多い。
詳細はこちらを参照。

蒼天のソウラ

エックスではなく、ユルールという【オーガ】【戦士】がDQ10主人公に相当し、その設定や冒険の軌跡はDQ10オンライン本編に準じる。

DQ11(3DS版)・DQ11S

【冒険の書の世界】でDQ10の物語を全てクリアすると、【ヨッチ村】に出現する銅像はエックスくんの姿になる。
また、【神々の間】で受けるクエスト、【乗っ取られた神々の間】の依頼人は人間男女のイメージデザインの服装のエックスくんと思しき青年である。一人称は「ボク」。
神々の間にはもう一人エテーネの民の女性もおり、そちらの容姿・服装は上記イラストの女性と同じと思われる。一人称は「私」。

シアトリズム

外伝作品初の参戦。「エックス」名義でプレイヤーキャラクターのひとりとして登場する。
初期職業は戦士。【てつのつるぎ】【かわのたて】、戦士のよろいを装備している。
 
なお、公式サイトでのエックスの説明には「成長すると呪文を覚える」とあるが、これはDQ10のプロローグである【エテーネの村のおはなし】でのことで、この時点ではまだ戦士になれない(オフライン版では【見習い】表記)。そして当然ながら戦士になると成長しても呪文を覚えない。

スキャンバトラーズ

超5弾では「冒険者エックス」の名前で【スペシャルチケット】「クロスブレイブソード」の使用者として登場する。服装は戦士のよろい。
【勇者姫アンルシア】と共に使用する技なので、正確な使用者名は「冒険者エックス&勇者姫アンルシア」。
 
新3弾ではスペシャルチケット「究極ギガスラッシュ」(R)の使用者(集いし勇者たち)のひとりとして、新5弾では【シャイニングエクスブレード】【エステラ】と共に登場する。

トレジャーズ

お宝に【主人公の像(X)】(男性のデフォルト容姿)が登場。

ドラけし!

「冒険者エックス」

DQ10イベント「目覚めし五つの種族」の限定ドラポンから排出される星4ドラ消し。
属性は黄で、スキルは広い範囲を物理攻撃する【フリーズブレード】
この時点では星4しかなく、他メンバーに大きく劣るというのは大型DLC配信前のオフライン版を正しく再現しているといえる。

「踊り子エックス」

2023年11月1日に開催されたイベント「いにしえの竜の伝承」限定ドラポンから排出されるドラけし。
外見は茶髪のショートボブで【踊り子のドレス】を着た女性。
 
星6の赤属性で、スキルは広範囲を2回物理攻撃する【おうぎ乱舞】
強敵邪竜教祖オルストフと邪竜神ナドラガに効果特大で、DQXポイント獲得量が大アップする。

タクト

「大魔王」名義(名前変更可能)。オンラインVer.5での大魔王時の姿がプレイアブル実装。
魔王だが、分類はれっきとした英雄系Sランク。

クロスブレイド

DQ10オンラインの10周年を記念して真5弾CPで【ギガレア】として登場。
攻撃範囲は本シリーズの今の十字架。

スマブラSP

最後のきりふだ【ギガスラッシュ】に歴代主人公のひとりとして登場する。