【主人公の兄弟姉妹（DQ10）】

概要

CV:市来光弘（男）、三上枝織（女）
　
ドラゴンクエストXに登場する【主人公（DQ10）】のきょうだい。
主人公とともに【キャラクターメイキング】の対象であり、続柄（兄弟姉妹のいずれか）と容姿、名前（6文字以内）をプレイヤーが設定する。

DQ10オフライン

ストーリー上の動向

目覚めし五つの種族のおはなし

【エテーネの村のおはなし】に登場する。
主人公は物語の開始時に【エテーネの村】できょうだいと一緒に暮らしている。
　
まず主人公の夢の中で【アバ】とともに【カメさま】に乗って登場。
夢から覚めると、兄弟姉妹が【錬金術】の失敗で【ハツラツ豆】をダメにしてしまったことで騒ぎとなっている。
エテーネ編での最初の冒険は【育みの大地】にいる兄弟姉妹を探すことで、見つけると錬金で出来上がった【ごきげんなぼうし】をくれた後、ゲストキャラとして以降エテーネ編の最後まで主人公に同行する。
　
【テンスの花】を手に入れて戻ると村は【冥王ネルゲル】の襲撃を受け、そのとき兄弟姉妹は主人公の【時渡りの術】によって別の時代に飛ばされる。
その後主人公が五種族から人間に戻るイベントで、時を遡った兄弟姉妹が過去の時代でアバの目の前に現れていたことが明かされる。

眠れる勇者と導きの盟友のおはなし

ストーリークエストシリーズ【時を超えた再会】およびその途中で閲覧できる【さまよえる錬金術師のおはなし】で、飛ばされた後の足跡（の一部）がわかる。
　
【ナルビアの町】に辿り着いた兄弟姉妹は、そこで錬金術師の【イッショウ】と娘の【リリオル】に出会う。
【メラゾ熱】の治療薬を作ってリリオルを救ったことで、イッショウから居候して【錬金釜】を使っていいとの許可を与えられる。
町の周囲を探索しつつ錬金術師としての腕を上げ、やがてイッショウから術師としての力を奪った元凶を討伐すると、元凶のいたほこらの先には見覚えのある光景が広がっていた。
ナルビアの町は、同じ【エテーネの島】の正反対側に存在していたのである。
エテーネの村に帰り着くと知っている人間は誰もおらず、ようやく会えたアバは幼い少女だった。
兄弟姉妹が飛ばされたのは、およそ60年前のエテーネの島だったのだ。
　
あるとき兄弟姉妹は、アバからある花を錬金してほしいと頼まれる。
それは魔物たちにとって邪魔な存在となるため命を狙われる危険があり、周囲を巻き込まないため島を出て一人で達成しようとする。
しかしそれを察知したリリオルは、家を売り払って資金を作り強引に同行する。
一時は【グランゼドーラ王国】に滞在していたが、危惧した通り借金取りの人間に扮した魔物に狙われ、各地を転々とすることになってしまった。
これ以上巻き込めないと考えた兄弟姉妹はリリオルを【マデ島】の修道院に残していく。
やがて【ラゼアの風穴】に構えた秘密の研究室で、数十年の歳月をかけた【輝くテンスの花】の錬金を完成させ、研究室に至るカギである【風の真珠】?をイッショウに郵送する。
しかし兄弟姉妹がこの後どうなったのかは分からずじまいとなる。

ゲストキャラクターとしてのデータ

【公式ガイドブック】より引用。

ステータス

使う呪文・特技・道具

余談

プレイヤーのキャラクターメイキングによって続柄が変わることもあり、兄弟姉妹が主人公を呼ぶ箇所や他者が兄弟姉妹に言及する箇所では、音声付き台詞の言い回しに苦心している様子がうかがえる。
DQ10オンラインの十周年記念本では、シナリオチーフの【成田篤史】が十年前の自分に伝えたいことを質問され

途中からボイスが付くし、オフライン版が出て初期シナリオにもボイスが付くから、それを想定したセリフの作り方をしておいた方がいいよと教えてあげたいですね。
元々そういう作りをしてなかったので、いざ実際にボイスを付けてみると違和感が出ることも少なくなかったです。
もし最初からボイスが付いてたら兄弟姉妹の性別と続柄は固定になっていたかもしれません。

と答えている。

DQ10オンライン

かつては「さまよえる錬金術師のおはなし」の部分を「オフラインモード」としてプレイできた。
こちらでは兄弟姉妹を主人公として操作し、見知らぬ土地で錬金術の腕を磨きながらエテーネの村を探すことになる。
職業欄には「エテーネの民」と表示されていた。
装備できる武器は片手剣とスティックで、初期装備は【ローリエの小枝】。最終的に【まほうのよろい】まで装備できる。
詳細はDQ10大辞典:【主人公の兄弟姉妹】を参照。※オフライン範囲外に関するネタバレを含むので注意