BGMについては【錬金がま】を参照。
概要 
DQ8から登場する、【アイテム】合成システム。
2~3種類のアイテムを合成させて別のアイテムを生み出すことができる。
DQ8以降のナンバリング作品の他、不思議のダンジョンMOBILEやスラもり2などにも登場している。
生み出すアイテムとそれに必要なアイテムを記した式をレシピという。
レシピは各地の人に聞いたり、本に載っているものを【錬金レシピノート】(錬金レシピブック)に記載する。
錬金釜を用いた【錬金術】もいくつか登場している。
DQ8 
【トロデ】が【トロデーン城】を旅立つ際に持ち出していたが、最初は故障していたため使えなかった。
しかし彼が夜な夜な修理して、【ポルトリンク】から【船着き場】への定期船内で晴れて使えるようになる。
従って使えるようになるのは【オセアーノン】討伐、【ゼシカ】加入後となる。
【馬車】に設置してあるため、洞窟等で馬車と【ミーティア】が離脱している時には使用できない。
使わないでいるとトロデが拗ねてしまう。悲しませないためにも、それより何よりも便利なのでどんどん利用しよう。
また、【パルミド】で馬車を奪われるイベントが発生してから(物音がして宿屋を出るまでの間なら使用できる)は、【剣士像の洞窟】をクリアして【ゲルダ】から取り戻すまで、結構な期間に渡り錬金釜が使えなくなってしまうので、この辺りはサッと終わらせたい所。
その後、【情報屋】から【ドルマゲス】の行方を聞いた後に宿に2泊する(トロデ王が錬金釜をカンカンと叩いた後に振り返れば終わり)と、トロデが大錬金釜に改良してくれて3つのアイテムで錬金ができるようになる。
PS2版では、錬金には動力が必要なのかアイテムを釜に入れた後、一定時間移動しなければ完成せず、完成時間は町を走った状態で2分~15分ほど。
完成時間比率は、
- フィールドを走行=船で移動>街を走行>フィールド徒歩>街を徒歩
といったところで、町やダンジョンの場合、フィールドの時と比べて完成時間まで1.5倍かかる。
また、移動手段によっても完成時間までに差が出来、徒歩だと走行時と比べて2倍かかる。
立ち止まっていると作製が停止するため幾ら時間を待っても完成せず、【神鳥のたましい】を使って空を飛んでる時も停止するので注意。ただし障害物や壁に向かって延々と移動するのは可。
完成時にはツマミ式電子レンジのような「チーン」というSEが鳴るが、案外聞き逃しやすい。
移動しないと完成しない仕様になったのは、プレイヤーが錬金ばかりに夢中にならないようにするためだという。
そのため、【くちぶえ】と噛み合わないという副次的なデメリットもある。
この様に完成までに時間が掛かる仕様の為、【月のめぐみ】や各種チーズの様な消費アイテムの量産には向かない。
錬金時間はA~Fまでの6段階存在し基本的には強力なアイテムになるほど時間がかかる。もっとも時間を要するのは【ふしぎなタンバリン】と【竜神王のつるぎ】であり、南東の大陸の船着き場から走って【剣士像の洞窟】付近まで辿り着くほどの時間が必要。
クリア後に【竜の試練】の褒美で「錬金釜をパワーアップする」を選択すると、金色の「スーパー錬金釜」になり、材料を入れてすぐに錬金が完成するようになる。
スマホ版 
DQ9の仕様に近くなり、最初から待ち時間無しで錬金できるようになったほか、レシピを指定すれば自動的にアイテムが選別される仕様になっている。
一見便利になったように見えるがこの仕様変更でサザンビークバザーでせかいじゅの葉を既に一枚持っていた時その一枚を錬金釜に入れてもう一枚買ってから錬金をキャンセルするテクニックが使えなくなっている。
これが低レベルクリアなどの縛りプレイに影響を及ぼしていたりする。
また、材料の規定数さえそろっていれば、同一アイテムを複数作れるようにもなった。
なお、3種類の素材を放り込めるようになる条件は変わっていない。
【やくそう】を大量に買い込み、【上やくそう】を一気に作ってしまうのはもはや定番。
ただし、素材に出来るのはふくろに入っているもののみで、【主人公】や仲間が持っているものは一旦ふくろに入れないと素材に出来ない。
これに伴い、竜の試練のご褒美の一つが、スーパー錬金釜から【超スキルのたね】10個に変更された。
その代わりに、3つ入れられるようになった後の「大錬金釜」の形が、PS2版のスーパー錬金釜と同じ形になった。
3DS版 
引き続き最初から待ち時間無しの仕様のままで、レシピからの自動選別、および複数個一括錬金も続投。
店でのまとめて購入が99個一度にできるようになったため、間接的に錬金の効率も増している。
その他の変更点として
- 錬金に使える品物しか錬金釜にそもそも入れられなくなった。
これにより錬金素材としての使い道があるアイテムの判別が容易になった。
2個目以降の選択の時は1個目と錬金ができるアイテムにさらに絞られる。 - 手持ちのアイテムからも錬金が可能。
一括錬金の時は袋より優先度は低いが手持ちからもアイテムが使われる。
ただし装備品だけは対象外。
スマホ版ではスーパー錬金釜の代わりに超スキルのたね10個になっていた竜の試練の褒美は、3DS版では【追憶の回廊】の解放になっている。
DQ9 
【ルディアノ城】クリア後、【セントシュタイン】の【リッカの宿屋】に立ち寄ると、【リッカ】が地下室にあった錬金釜の天使【カマエル】を見つけ出す。
その昔、貧しい錬金術師の客(恐らく、一部のクエストで名前の出て来るメルギスであろうか)が宿代の代わりに置いて行ったらしい。
使えるのは【妖女イシュダル】討伐後。
錬金釜としての性能は前作から格段に進化しており、レシピを持っていれば自動的に材料を選択してくれる、数量の指定もできる、完成を待つ時間もないなど便利になっている。
ただし、錬金レシピが書いてある本棚の説明は、多少抽象的になっている。
カマエルはリッカの宿屋から移動できないので、錬金する為にはリッカの宿屋まで戻らなければならない。
前作でフィールド上での錬金に慣れていたプレイヤーは注意。
材料が最大3種類なのは前作と変わらないが、最初から3種類の錬金が可能で、1種類のアイテムを複数(最大9個)使うレシピが登場する。
クリア後に作成できる最強クラスの【武器】や【防具】は、特定の確率で【錬金大成功】する場合がある。
DQ9での錬金術は【ぬくもりのシャプカ】【ゴールドメイル】を参照。
DQ10オフライン 
表記は「れんきんがま」。
【出身村のおはなし】をクリアすると、【一人前の証】の獲得と同じタイミングで貰える。入手すると【どうぐ】メニューとべんりメニューに追加される。【だいじなもの】の一つでもあり、選んで【つかう】ことでも使用可能。
移動中に任意に使用でき、待ち時間なしで錬金できるが、今作では町中や【キャンプ地】に限って使用でき、フィールドやダンジョンでは使えない(【ふしぎな鍛冶】と同じ)。
使用中の画面はふしぎな鍛冶の時の鍛冶台がれんきんがまに置き換わったもので、DQ11Sで【ふしぎな鍛冶セット】を使用した時に準拠。
今作のれんきんがまで作成できるのは【道具】(回復アイテム)、素材(2種類のみ)、【料理】、【迷宮コイン】。武器や防具はこれではなく、ふしぎな鍛冶で作成する。
複数個まとめて作成することができるが、今作ではDQ9以前のように材料のアイテムを自分で選んで錬金することはできず、【レシピ帳】を必要とする。
またふしぎな鍛冶とは異なり、足りない材料をその場で買うことはできない。
DQ10オンライン 
かつての「オフラインモードのつづき」では、主人公の兄弟姉妹がイッショウの家にある釜を借りて使用できた。
本編ではVer.3.0において登場。PS2版DQ8に近いシステムだが待機時間は長い(ただし、ログアウト時もカウントされたり、短縮手段もある)。
詳しくは【錬金釜】【釜錬金】
を参照。
イルルカ 
【ドークの館】にDQ8を象徴するアイテムとして登場。
ストーリー的には【神鳥の杖】の方が相応しそうだが、強力な装備や役立つ道具を作ることで旅を支えた事で選ばれたのだろうか。
錬金システムの初登場を称えたものかもしれない。
スラもり2 
【レンキン山】に祀られている【レンキン様】という意志を持ったキャラクターとして登場。ボスの【デンべえ】に利用されたのち、主人公の元に行き渡る。
なおその後デンべえは釜を自作した。
短時間で複数個のアイテムをまとめて作成可能だがDQ8と違い、レシピがないと作成出来ない。
レシピは助けた住民の【手紙】を読んだり、【スーラン王国】を探索したりすることで集まる。
また、最終決戦では【オン・ゾ・エーグ】に対抗すべく【レンキン山】に落ちた【スラリンガル】と【エリスグール】を錬金し、【ゴッド・スラリンガル】を生み出す。
スラもり3では登場せず、【交易】という名前の同じ機能に役を譲る。
DQH 
二種類の素材を一定数消費して【アクセサリー】を作ったり、同じアクセサリーを合成する。
DQトレジャーズ 
【お宝】の一つとして登場。
お宝No. | 274 |
レアリティ | トレジャー |
カテゴリー | プレイメモリアル |
コレクション | だいじなもの |
標準価格 | 2,200,000G |
不思議のダンジョンMOBILEシリーズ 
材料を錬金釜に入れた後、一定ターンが経過すると完成する。
本作の錬金釜は小型サイズなのか常時持ち歩いているようで、ダンジョン内でも普通に錬金できる。
MOBILEでは【秘密の遺跡】クリア後に三種類錬金が解放されるが、もっとMOBILEでは二種類までしか錬金できない。
進行状況はメニュー画面にて%で表記されるので、DQ8に比べて分かりやすくなった。
ドラけし! 
基本的な機能の1つとして「じゅんび」メニューの中に搭載されている。
対象となるドラけしや素材アイテムをドラッグして組み合わせ、新たなドラけしやアイテムへと変化させる。ただし有料。
例えば本作品のマスコット的キャラクターである「王子スライム」は、ストーリー中で手に入るレア素材と錬金して「勇者スライム」へとランクアップしていく。
アイテムとドラけしを錬金する場合は元のドラけしの経験値、スキル経験値はそのまま引き継がれるが、ドラけし同士を錬金する場合、経験値、スキル経験値はそれぞれ低い方が反映される。ドラけし同士で錬金可能なドラけしにアイテムを使うと最悪全部無駄になるので注意。