この頁では【おにこんぼう】型のモンスターとしてのバルザックについて解説する。
- キャラクターとしてのバルザックは【バルザック】を参照
- 【ビースト】型のモンスターとしてのバルザックは【バルザックビースト】を参照
概要
DQ4などに登場する【ボス級モンスター】。なお「バルザック+」はリメイク版DQ4の【モンスター図鑑】上の表記であり、実際の戦闘画面では「+」の表記はなく「バルザック」である。
二足歩行の太った魔獣のような姿をしており、巨大な棍棒を振り回す。
元は人間だったが、【進化の秘法】を用いてまず【ビースト】属の魔物と化し、後に更なる進化を経てこの形態に至った。
体色はFC版では紫色、リメイク版では青色。
色違いに【おにこんぼう】や【ギーグハンマー】、【ギガデーモン】、【ホワイトジャッジ】、【バルザックゾンビ】、【反逆者ゴッツェ】、【ネルゲルデーモン】(と、ボツ枠のヘルギガース)、ドラけしには【魔獣オレット】が、チャンピオンズには【暴魔将ギガストロ】が存在する。
FC版ではギガデーモンと体色を含め全く同じ外見で、「4章では(オックスベア系の色違いとはいえ)ちゃんとオリジナルの姿があったのに、なぜわざわざギガデーモンのグラフィックそのまんまに変更したのか?」という疑問があったが、スタッフもこれが気になったらしく、リメイク版およびDQ10ではバルザック(+)が青色、ギガデーモンが紫色と明確に区別されるようになった。
モンスターズシリーズなどの外伝作品ではこちらの姿での出演が多く、「おにこんぼう型のみが出演」というケースはあってもその逆は今のところ無い。
そうした状況もあって、ほとんどの作品においてこちらの種族名がバルザックであり、「バルザック+」が採用された外伝は今のところドラけし!のみ。
【ドラゴンクエスト25thアニバーサリー モンスター大図鑑】においても「バルザック」の記事にはこちらのイラストが採用され、「バルザック+」という名称は登場していない(「登場作品一覧」ではFC版の両形態が掲載)。
ただ、本wikiでは上記の通りに解説ページを分けているため、便宜上こちらのページ名を「バルザック+」としている。
設定
「進化の秘法」を用いて新たに創造された魔物は、魔物の分類的には【キラーマシン】や【うごくせきぞう】などと同じ「非生物」とされる。
バルザック+などが属する「進化獣目・超獣属」は、獣魔の進化を極限にまで推し進め、ドラゴンをも上回る体格・力量を備えるようになった反面、生物の概念を逸脱してしまった存在なのだ。
そのためか、初の外伝作品であるモンスターズ1では【物質系】に属している。
また、同じく進化の秘法を自らに使用した【エスターク】と【デスピサロ】も、ジョーカーシリーズにおいては物質系である。
ただし、進化の秘法を用いた同類たるバルザック(オックスベア系の色違い)と【キングレオ】に関しては、物質系としては扱われていない。
オックスベア系統とバルザック+系統はどちらも「進化獣目」に属しているが、前者は「ビースト属」、後者は「超獣属」と種属が異なるため、この辺りがギリギリ生物と呼べる存在であるか否かの境目であり、キングレオも進化の程度は前者のそれに近いということなのだろう。
色違いモンスターのおにこんぼうは、彼への実験の成果によって量産が可能になったモンスター。
死に際には「失敗」と酷評されたバルザックだが、頑強なボディという研究の副産物の価値は汲まれたようだ。
【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】に原画が掲載されているモンスターの一体であり、№34と手書きで記されている。
+のつかないバルザックとして掲載されており、体色は青。
DQ4
第四章におけるバルザックとの戦いの場は【キングレオ城】だったが、第五章でそこに居るのは【キングレオ】。
第五章ではバルザックは【サントハイム城】へと異動となっているため、ここが決戦の地となる。
ハードによって微妙に強さが異なるが、いずれにしても中々の強敵として立ちはだかることに変わりは無い。
NES版での英語版でのモンスター名は形態変化前と同じくBalzackである。
FC版
4章のバルザックはおろか、キングレオと比べても大幅に強くなっている。4章の時のような感覚で挑むと痛い目に遭う。
完全2回行動で、通常攻撃の他に【ヒャダルコ】とこおりつく息を使用する。
前は火の攻撃を得意としていたが、こちらでは一転して冷気攻撃を得意とする。
なかでも脅威なのがヒャダルコで、【勇者】や【ライアン】といった体力自慢たちがHP3桁になったばかり、他は軒並み3桁未満という時期に、30~40という規格外のダメージをぶつけてくる。
【行動パターン】は完全にランダムで、全ての攻撃手段の選択確率が2/6(1/3)で等しい。
よってヒャダルコもまったく自重せずにバンバン撃ってくる。こんなことをされたら後衛陣は一気に壊滅、前衛ですら虫の息である。
万全の状態のパーティでも2ターンもあれば【全滅】に追い込めるだけのポテンシャルを秘めている。
ステータスもHP500・攻撃力150・守備力100と、素早さ以外は直前のボスの【キングレオ】の完全上位互換という高性能。
しかもキングレオと異なり【ルカニ】が通じないが、FC版ではルカニを使ってくれる機会は少ないので気になるまい。
そのうえあちらと同じく毎ターン50の【自動回復】まで備えているというとんでもないボス。
HPはキングレオと100しか違わないが、攻撃の激しさが段違いであるためとても一気に攻め切ることなど不可能。
むしろひとたび守勢に回れば、そのまま追い込まれて全滅なんてことも普通にあり得る。
ストーリー的にはキングレオの直後であり、ダンジョン攻略を挟む訳でもないので普通にプレイするとレベルはそのまま、良くて1上がっている程度だが、
キングレオにギリギリ勝利したようなレベルのパーティではまず勝ち目はない。
公式ガイドブック記載の到達レベル23というのは決して大げさな値ではなく、レベルは21~23程度なければ勝つのは難しいだろう。
最も恐ろしいのがヒャダルコなので【マホトーン】さえ効いてくれればいくらでも勝機はあるのだが、あいにくキングレオと異なり、補助呪文すべてに対して完全耐性を持つためそれも叶わない。
この段階での【クリフト】はマホトーン狂であることと併せて「せめてキングレオと耐性を逆にしてくれ」と思わずにはいられない。
ルカニは効かずとも【メラミ】が確実に効くので、マーニャは大きなダメージソースになる。
また、【ブライ】が【バイキルト】を習得済みなら、彼を連れていくのもいい。
作戦が【じゅもんせつやく】で、かつ通常攻撃でバルザックの現在HPの1/8以上のダメージ期待値の攻撃力のキャラがいれば、学習なしでもほぼ確実に唱えてくれる。
適正レベル帯で1ターン目から条件を満たすのはハードルが高いが、ある程度削れば条件を満たせる。
ただし、ブライに呪文効果のある道具を持たせているとこれを使いたがるので注意。
ストーリーに沿って順当に進めてきた場合に手に入る装備やレベルを考えると、打撃系では会心に期待できる【アリーナ】に分があるだろう。
ブライのバイキルトがかかると会心が出なくなるが、むしろ安定して高威力な打撃になるので、どちらにしろ有効。
回復役にミネアとクリフトのどちらを使うかは好みによるが、この時点での2人のHPはまだ大差ないので、わずかに火力で勝るミネアの方が適任か。
とにかく、自動回復を上回るダメージを与え続けることが重要になる。
すでに【きせきのつるぎ】を入手しているならライアンにも安定した高い攻撃力と自己回復機能を持たせられる。
上記の条件があるため、高い攻撃力があればブライのバイキルトの対象になりやすい。
仲間の回復に奔走することが多い勇者やクリフトに装備させるのは効率が悪いのでお勧めしない。
あくまで補助的にだが、勇者とライアンに【エンドール】の隠れ防具屋で買える【やいばのよろい】を装備させて前列に立たせれば、強力な打撃が来た時に50%の確率で反射のダメージを与えられる。
また、クリフトやミネアに【てんばつのつえ】を持たせれば、少しは与ダメージを上げられる。
無ければ【サラン】の隠れ武器屋で買える【りりょくのつえ】を持たせるのも手。
攻略のキーとなるのは勇者の【マホステ】。呪文を遮断するこの魔法を唱えれば最大の脅威であるヒャダルコを完全に無効化できる。
ミネアやクリフトを出す場合はまず体力に不安のある彼らにマホステをかけてやろう。下手に【まほうのほうい】などで軽減を狙うよりはよほど確実。
当然回復は自身で行うしかなくなるが、それでもヒャダルコの連発をくらうよりはマシ。
悩むのは自己回復手段を持たない面々だが、ライアン・アリーナ・マーニャの3人は適正レベルならばHPが3桁になってるはずなので、1ターンで撃沈されることは少ないだろう。
ブライはバイキルトをかけるまでの間さえ生きていればいいので、ヒャダルコ連打で死ぬのを防ぐ意味でもマホステをかけてもよい。
勇者ともう1人の回復役にさえマホステがかかっていれば、あとは二人がかりの【ベホイミ】で十分対応できる。
下手に攻撃役に【やくそう】なぞを持たせると、たった30程度の回復のために貴重な攻撃機会を逃すことになるのでやめておこう。
ブライのバイキルトに頼らない場合は、もちろん、最大のダメージソースとなるマーニャが最優先で回復すべき対象である。
ミネアやクリフトにも真面目に攻撃参加させたい場合は、バルザックにマホステをかけてしまおう。マーニャを連れて行かない場合、どうせ呪文は効かないし。
ミネアの【ラリホー】狂や、クリフトのマホトーン狂、ザキ狂を防ぐことにも繋がる。
それでも倒せないという場合、やや邪道な気もするが、【まどろみのけん】を用いて眠らせたままハメ殺すという手もある。
勇者とライアン、それに【パノン】の三人がかりで攻撃すれば、哀れバルザックは手も足も出せずに文字通り永眠する。
かように凶悪なボスではあるが、次の目的地である【スタンシアラ】や【ガーデンブルグ】領内では、こいつのヒャダルコ級の威力を持つ攻撃をくりだしてくる連中が大挙して襲ってくる。
そのため、こいつを倒せないようでは先に進むことも当然ままならないわけで、そうした意味ではこのバルザックは先に進むためのプレイヤーの実力を計る試金石的な立場を担っているともいえるだろう。
対策としてはキングレオを倒す段階でレベルを上げてメラミを習得できる段階まで育ててキングレオを倒した後に返す刀で倒す手段が有効。
ライアンについては、レベルが上がるための経験値量が低めなのであまり気にしなくてもすぐに追いつく。
リメイク版
戦闘曲が仇討ちらしく【ジプシー・ダンス】に変更されている。
細かいことだが、FC版とは逆側の椅子(【サントハイム王】の玉座)に座っている。
DS版以降の英語版でのモンスター名はBaalzackとaが1つ増えている。こちらは日本語版と違い戦闘中や戦闘前の会話でもこの表記が使われる。バアルザック……?
今回はルカニが普通に使えるようになったが、やはりそのルカニが通用しないのでメラミを覚えていないと中々倒せない。
打撃・ヒャダルコ・凍りつく息という攻撃方法に変化はないが、選択率が変更されており、打撃3/6・ヒャダルコ2/6、凍りつく息1/6となった。
サービス行動に近い凍りつく息が減って威力の高い打撃が増えているが、自発的に【スクルト】が唱えられるようになったため、対処は容易。
ただ素早さがFC時代の14から28と倍に増えておりこれが厄介。
「たかが28」と侮るなかれ、この時点でのこちらの素早さはライアンのような鈍足やアリーナなどの俊足を除けば皆一様に30前後をさまよっており、バルザックと近似している。
このため先手、後手の手番が非常に読みづらい。というよりほぼランダム。
よって先手を打って回復をしようと思ったら後手だったり、ならばと後手回復を狙えば先手だったりと、とにかく計算が立たない。
【しっぷうのバンダナ】や【ほしふるうでわ】など、素早さを上げる装飾品を持っているのであれば、特に回復役には率先して持たせたい。
リメイクに伴い呪文耐性の付いた【はぐれメタルよろい】や【マジカルスカート】など、FC版には無い耐性装備が追加されたが、極めて高額であったり、【移民の町】を相応に育てる必要があるなど、いずれも入手までのハードルが高い。
しかもブレスとヒャダルコを両方とも軽減できる防具は存在しない。
あればあったでもちろん有用なのだが、「バルザックを倒すために」という意味で狙うのならばそこまでの必要は無く、安価で簡単に購入可能な魔法の法衣と鉄の盾で十分だろう。
その時点で入手できる武器や防具をしっかり整えて挑めば、安定して倒せるはずだ。
リメイクで攻撃が大幅に強化されたキングレオと違って能力がFC版とあまり変わっておらず、対策も立てやすくなっているので、難易度は下がったと言える。
ただし自動回復が据え置かれている数少ないモンスターの一つではあり、この点でキングレオとの差別化が図られている。また、打撃の頻度が上がったことで勇者一人で倒すのはFC版よりも難しくなった。
ちなみに攻略本では【エスターク】と同様にボスモンスター一覧には非掲載ではあるが、シルエットのみ紹介されている。その際にさも強そうな相手のように紹介もされているのだが、そもそもバルザック+に至っては少し前のページにギガデーモンが掲載されているので、色こそ変わってはいるもののその全貌は丸分かりだった。
DQ10オンライン
【さまよえる錬金術師のおはなし】がオフラインモードとして遊べた頃はラスボスとして登場。
派生ソフト「おでかけモシャスdeバトル」の本編ラスボス、【すごろく】のボス(BGMは【ジプシー・ダンス】)としても登場。
詳しくはこちらを参照。
モンスターズシリーズ
DQM1・2
見た目は悪魔系っぽいが、冒頭に書いた通り公式設定を反映してか物質系で登場。
バルザックはDQ4では人名だったはずだが、こちらではたんに種族名扱いなのか量産されている。キングレオといい【アンドレアル】といい、本編で立ちはだかったボスキャラが量産されるのには違和感もある。
他の進化の秘法仲間は見た目通り獣系や???系に分類される中で彼だけ物質系にされたので、機械や岩石等といった非生物が大半を占める系統の中ではやや浮いている。
覚える特技はイオ・デイン・グランドクロスと中々に強力。
ステータスも高めだが、攻撃呪文への耐性は原作と同じくヒャド系にしか具わっていない。
対戦でよく使用される属性の耐性も、ザキ系やメガンテ系を除き軒並み低いので注意が必要。
DQM1では野生のものが【バザー端のとびら】の21~29層目にのみ出現する。
それ以外では他国マスターが連れていることがある。本編でボスモンスターながら普通に野生で出てくる。これは上記のアンドレアルも同じである。流石に本編ほどではなくとも、ステータスは高めなので、気をつけて挑もう。
配合ではようがんまじんorひょうがまじん×悪魔系か、物質系×????系で生まれる。
どちらの配合も、素材がもったいないのでぜひ野生の個体を捕獲したい。PS版のみお見合い限定で【のろいのランプ】×【ボストロール】でも生まれる(ボストロール側は【ランプのまおう】が生まれ、こちらもお見合い限定の組合せである)。
また、ストロングアニマルを血統に配合するとパオームが誕生し、パオームを血統に配合するとDQ4繋がりかキングレオが誕生する。
そのキングレオはデスピサロとの配合でエスタークになるので、一応進化の秘法繋がりで一連の配合にはなっている。
ジョーカー2プロ
魔獣系のSランクで、Mサイズの2枠モンスターとして登場。
同族種のおにこんぼうと違い、昼間のみだが遺跡地下に現れるので仲間にするのは比較的簡単。
配合では【ギガンテス】×【ギガントヒルズ】or【ベリアル】or【アルゴングレート】で誕生する。
所持特性は【れんぞく(2回)】、【メガボディ(1~3回)】、【スタンダードキラー】、【強者のよゆう】。
スタンダードキラーを持つので1枠モンスターに滅法強いが、1~3回行動の上に偶数ターンでは強者のよゆうも発動するため、行動回数が非常に不安定なのが短所。強者のよゆうで全く動けなかったりすると殺意すら湧きかねない。
また、おにこんぼうやギガデーモンと違い【こうどう おそい】は持たないが、素早さがたったの140しかない。
このため命中率が悪いのが最大の欠点になる。使う際は【リバース】をからめていくのが良い。
所持スキルは【メラ&ギラ】。
テリワン3D
配合方法や系統、ランクなどは変わらず。
所持特性も「メガボディ(1~3回)」が【メガボディ】と【AI1~3回行動】に分離された以外は同じ。
さらに+25で【ギャンブルカウンター】が、+50で【いきなりテンション】が備わる。
「強者のよゆう」が削除されたので必ず1回は行動できるようになり、また素早さも上がったので使いやすくなった(ただしかなりの鈍足なので大抵後手に回る)。
だが、何より大きいのはこいつが早い段階で使えるようになったことだろう。
ギガンテスはぬしで確実に捕まえることができ、ギガントヒルズも中盤には捕獲することができるので、中盤には使うことができる。
配合を使えば、【ゴーレム】を2回下位の魔物と配合させる(2回目はドラゴン系)だけでギガントヒルズを用意できるのでもっと早くできる。
ギガンテスも【マドハンド】を4体配合した【ギガハンド】とぬしの【ビックアイ】の配合で作れるので、作成可能になる最速のタイミングはなんとEクラスクリア後。
こいつを作れれば高い攻撃力と特性からくる強さでしばらくは戦闘で困ることがなくなる。
DクラスからSクラスに一気に飛び級、ということもできてしまう。 このことからRTAでは定番のモンスター。
なお、野生では出現しないため、捕獲するには他国マスターのものを奪うしかない。だがすさまじい火力を持つので、スカウトは最初の1ラウンドが勝負といえる。所持スキルは【メラ&ギラ】だが、究極配合で「最強メラ&ギラ」になる。
ちなみにこいつ、見た目の割には賢さの成長率はそこそこ高い。ただし、上限値は大したことがなく、属性のコツやブレイクもないので呪文型への適性は低い。
使うならもう一人の弟子のように物理型にした方がマシである。
また、本編では有効打だったメラ系に完全耐性がある一方、自身の得手だったヒャド系が弱点と逆転現象が起きている。
派生先は【アクバー】との配合で【ドーク】ができるのみ。
ドークは【トロデ】の素材で、必然的に配合チャートの終着点に位置する【魔戦神ゼメルギアス】を作るのに必要になる。ドークを作る方法は他にもあるが、他の素材は面倒なのが多いので、こいつを使うのが一番手っ取り早いだろう。
また、今回は性別が基本的に♂固定になった。
テリワンSP
テリワン3Dの時と異なり、性別が♂固定ではなくなった。
イルルカ
系統とランクは変わらないが、進化前のバルザックも【バルザックビースト】という名前で登場した関係上、配合方法が変更。
進化前のバルザックビーストにギガンテス、ベリアル、アルゴングレートのいずれかを配合すれば生み出せる。前作では素材の1つだったギガントヒルズはハブられた…。
バルザックビーストは【勝ち抜きバトル】50連勝の景品でしか入手できないので、前作と違って基本的にはエンディング直前まで作れない点に注意(バルザックビーストはAランクなので、すれちがいなどで入手できれば早い段階でも作れるが…)。
能力などの傾向は前作と同様だが配合先は変更されており、ドークが配合で作れなくなったが、代わりに【グラコス】と配合することで【悪魔ザイガス】が生み出せる。
悪魔ザイガスは配合チャートの終着点に位置する【名もなき闇の王】を作るのに必要になるので、頑張って作ろう。
【新生配合】で受け流し、ギガボディ化でプレッシャーを得る。
ジョーカー3
悪魔系のAランクとなり、おにこんぼう共々サイズが【ギガボディ】になった。DQ10に登場しているのに、攻略本のイラストはDQ10以前のものが使われている。
【とげこんぼう】の2体配合で入手可能。
DQM3
悪魔系のAランク。【おにこんぼう】と【ベロリンマン】の特殊配合でできる。
特性は【スモールキラー】、【プレッシャー】(Lv20)、【いきなりバイキルト】(Lv40)、【2回行動】(Lサイズ)、【とうそうほんのう】(Lサイズ)、【秘めたるチカラ】(LサイズLv60)。
所持スキルは【闘神】。
【メタルスコーピオン】との特殊配合で【ギガデーモン】ができる。
【エビ師範の修練迷宮】(☆4)では【キングレオ】とコンビを組んだボスとして現れ、高火力を叩き出してくる。
バトルスキャナー
第10章より他の色違いと共に参戦。虹色のギガレア。
基本ステータスはHP:1430、ちから:996、すばやさ:83、かしこさ:509、みのまもり:739。
技はひょうけつこん→ヒャダルコ→こごえるふぶき→ブリザードハンマーの順で変化していく。
最高に相性が良い性格は【ロマンチスト】。
全ての能力が申し分なく高い上、相性の良い性格はこれまた良性格のロマンチストと死角がない。
耐性は氷、闇、魔には強いが炎・光・聖に弱いと属性面では一長一短。
状態異常面はやや甘めだがマヒ・眠り・呪い・魅了には非常に強いので動きを止められる心配はない。
しいて言えば全体攻撃が多めなので魔王などの単体相手には若干火力不足になってしまうがまあ気にしなくていいだろう。
スキャンバトラーズ
第2章で登場。ギガレアチケットで、モンスターレベルは113。
ステータスはHP:1680 ちから:846 すばやさ:104 かしこさ:558 みのまもり:641。
技はたたきつぶす→ばくげきこん→ブリザードハンマーの順で変化するように。
はっきり言って性格補正がかからない分前作より劣化したと言わざるを得ない(前作の性格「ロマンチスト」バルザックのちから:1395)。
技も単体と全体を使い分けられるようになった…わけでもないため、前作のバルザックを持っている人にとっては無用の長物。
とはいえ高いHPは持っていない人にはそれなりに頼りになる。テンション20という割と早い段階で最後の技ブリザードハンマーを使うことができるのも大きな魅力だろう。
ヒーローズ2
【大峡谷】で登場し、氷属性の技を多様する。
DQ4での因縁から、マーニャから「コイツは気に食わない」と言われる。
大峡谷のフリーマップではケタ外れの強さを誇る強敵。特にやんちゃ個体は高レベルでも油断すれば死者が出るほど強い。
にも関わらず【モンスターコイン】は落とさずドロップアイテムも【さとりそう】か【きんのブレスレット】となっている。
前者は【アマル峡谷】で拾えるほか【きとうし】からも稼げるし後者は【ゴースト】から集めた方が効率がいい。
1匹でもやんちゃ個体を倒し、かつ討伐目標匹数を達成したら二度と関わらないようにしたい。
【時空の迷宮】でも【時空の番人】として登場することがあるが、後述する理由もありハズレボスとして嫌われている。
というのも、番人として登場した際に狙った相手を追尾する氷の玉を吐き出すという攻撃を新たに放ってくるのだが、これが非常に理不尽。
異常に持続時間が長い上に、当たると400ダメージととんでもない威力でレベル99でも瀕死or即死。
更に氷結の異常効果、氷の玉が通った場所を広範囲で凍らせて移動速度低下、凍った床も200近いダメージをくらう氷柱の追加攻撃まである上に、トドメと言わんばかりに弾き返しもカウンターもできない。
この氷の玉の攻撃がプレイヤー側は逃げても被害が拡大する上に、自爆して被害軽減しようとしても死ぬか回復が必須、仮に耐えても追い打ちで死亡する可能性もあるなど、アクションゲームを全力で否定してくるのである。
この攻撃はランダムで行ってくるため、酷い時は戦闘開始と同時に出したり、連続で出してきたりするのでもう祈るしかないのも嫌な所。
これだけでも厄介なのに、ある程度の体力を減らすと増援としてもう1人の番人であるキングレオ+ベホマスライム&ミニデーモンを呼び出してくる。
呼び出されたキングレオは番人としてボス同様のHPを持つため、事実上ボスがもう一体増えるのと同じである。
ベホマスライム、ミニデーモンも放っておくとベホマやメラミを唱えてくるので鬱陶しい。
キングレオも氷結させてくるブレスや突進などダウン&吹き飛ばし効果を持つ攻撃を多く持つので戦闘をかき乱されるのも嫌な所。
何よりも酷いのは、明らかに番人の中でも最強クラスの強さをしている癖に報酬がちいさなメダル6枚ということ。
単純に強い上に攻撃が厄介、その上にタフで仲間まで呼んでくる、その割に報酬は渋いと良い所が無いことから、バルザックが出たらリタイアしてやり直すことを推奨されていたこともあるほどである。
ただ、呼び出されるミニデーモンがモンスターコインを落とすのが狙い目でもある。
ミニデーモンのコインは使用することで短時間ではあるが、凄まじい攻撃力を得られるので、一気にカタをつけてしまおう。
時空の迷宮ではこのバルザックがボスとして固定されている地図「悪鬼の隠れ家」もあり、マーニャとミネアがパーティにいればBGMはジプシー・ダンスとなる。こちらではキングレオを呼ぶことはない。
トレジャーズ
お宝に【バルザックの像】が登場。
クロスブレイド
真2弾で【ギガレア】として「バルザック」名義での登場。属性は妖魔。
DQMSL
4コラボイベントや、レジェンドクエストⅣにて討伐モンスターとして登場。
下位の【バルザックビースト】から転生する形で入手する。
【魔獣系】のSランク。リーダー特性は「全系統HP+15%」。
習得特技は【マヒャド】と【こごえるふぶき】。特性は【ひんしでかいしん】。
HPこそ当時は高かったが、素早さが絶望的に低く、マトモに物理攻撃が当てられなかった。
後に新生で大幅なテコ入れが入り、HPが大幅に上昇。
特性も【ときどきマインドバリア】が追加。
特技も自身の鈍足とシナジーする【アンカーナックル】に加え、同様の効果と【マインド】効果を持つ【衝撃波】を習得。
ライバルズ
スタンダードパックに共通レジェンドカードとして収録されている。
7/7/7
貫通
このユニットの攻撃で敵ユニットを倒す度、+2/+2
進化の秘法の力で、敵を倒す度にどんどん強くなっていく。
放っておくと手が付けられなくなるが、反撃で倒した場合は能力上昇は起こらない。
出した直後は量産型のおにこんぼうと何ら変わらないが、おにこんぼうと違い放置はできないので相手に処理を強要させることができる。
ライバルズエース
真3弾カードパック「星降りの決戦」にて「怪物バルザック」名義で実装。デスピサロの部下のはずが、何故か商人専用のレジェンドレアになった。
7/7/7 物質系
貫通 におうだち
召喚時&このユニットの攻撃で敵1体を倒す度:
自分の手札にある物質系のユニットカードをすべて+2/+2
量産型と同じスタッツはそのままに、物質系を強化する能力を持って帰ってきた。
におうだちが追加され、召喚時効果も追加されたので出した直後から仕事ができるようになった。
「自分の手札」の物質系なので自身は強化できないが、他の物質系強化カードで事前に強化することもできる。
かつては強化量が+1/+1だったが、大量の物質系カードとともに上方修正を受け採用率も上昇した。
タクト
2022年12月26日開催の「真・ドラゴンクエストIVイベント」第2弾更新にて「バルザック」名義で【バルザックビースト】と共に登場。(実装は2023年1月6日)
魔獣系Sランク ぼうぎょタイプ
リーダー特性「魔獣系体技威力+20%」基本特性「未完成の進化」(敵からこうげきを受けた時 最大値の10% 自分のHPを回復し しゅび力を上げる 効果3ターン)
とくぎは「大岩投げ」「バルクアップ」【衝撃波】
覚醒スキル10Pで「迫りくる怪物」(戦闘開始時 しゅび力・いどう力を上げる 効果3ターン) 100P(3凸)で「超回復」(自分がこうげきをした時 最大値の10% 自分のHPを回復する) 400P(完凸)で「自動HP回復(大)」(行動開始時 最大値の15% HPを回復する)などを習得できる。
専用装備は「巨大なこんぼう」
本作では【エビルプリースト】が造り出したバルザックの複製というトンデモ設定で登場。当初は自我を失っており、ひたすら「排除オオオ!」と叫ぶのみ。オリジナルのバルザックと交戦後に正気を取り戻す。
バトルロードではオリジナルと同等の知性を取り戻しているが極限まで進化したせいで破壊衝動を抑えきれていない様子。
ややこしいが、オリジナルのほうが「バルザックビースト」で複製のほうが「バルザック」である。
性能的には高い耐久力に加え、完凸することで何かあるたびに体力を回復するようになる不沈艦のごとき超耐久を誇る。
ドラけし!
DQ4イベント「それぞれの旅立ち」のステージ3と同時に実装。
バトケシ!のレアボスとして登場し、属性は緑でブレス攻撃及びキングレオのドラ消しに弱い。
ドラ消しは星5の緑属性で、スキルは菱形の範囲を物理攻撃するブリザードハンマー。Lv70を倒すと貰えるが、最大106,200まで上がるHPのインフレやバトケシ!自体のシステムが原因でキングレオを持ったフレンド達に助けてもらわないとまず入手は不可能だろう。
おまけにブレス関連のバフ&デバフ持ちのドラ消しは非常に少なく、期間限定に偏っているので【竜王】よりも遥かに敷居が狭い。
その割にステータスは常設や配布並みか、下手するとそれ以下な上に範囲も狭くて当てにくいという有様で取る価値すら低い。スルーが無難だろう。
ダイの大冒険
終盤の【バーンパレス】に登場する【魔界】のモンスターとして、この系統が何匹も描かれている。
とはいえ元人間であるバルザックと【ボス級モンスター】であるギガデーモンが複数いるとは考えにくく、連載当時は他の系統モンスターもいなかったのでおにこんぼうの可能性が高い。
新アニメでもおにこんぼうの体色で登場しているのだが、第75話で「八つ裂きだ!」というセリフを発した際、字幕表示をすると話者名がバルザックになっている。おそらくは脚本もしくは字幕制作時のミスなのだろうが、バルザックが量産されてしまった……。