【怒り狂う】

Last-modified: 2024-02-04 (日) 23:02:07

概要

DQ9などで登場した戦闘中の概念。単に「怒り」とも。
こちらが何らかの行動をした時に、特定の確率で敵がその行動をした仲間に対し怒り狂った状態になる。
多くのオンラインゲームで採用されている、いわゆる「ヘイトシステム」をドラクエ的にわかり易くしたものだといえよう。
 
DQ10にも登場し、上位の【激怒】という状態も登場しているが、DQ11では廃止された。【パラディンガード】【モンスターゾーン】の使用時に全モンスターが使用者を狙いやすくなるという要素は残っているが、必ずその使用者を狙う訳ではなくなっている。

DQ9

モンスターが自分の【HP】が半分以下の時に攻撃を受ける、味方のモンスターが倒される、こちら側が回復系の【呪文】【特技】を使う、自分が【会心の一撃】を受けるなどの条件によって怒り状態が発生する。
怒った際、その【モンスター】へカメラが回り、プチッという「キレた」効果音の鳴る演出は秀逸。
 
怒り狂った状態の敵は単体攻撃を使う場合、必ずその仲間を狙うようになる。
確率は低いが、複数攻撃などで一度に2匹以上の敵が怒ることもある。
中には怒り狂っても一切攻撃しないモンスターもいたりする。
 
怒り狂うという事から、憤怒のあまり攻撃力が上がったり、冷静さを失って命中率が下がったりしそうなものだが、能力値に変化はない。
 
一見まずい状態に見えるが、裏を返せば狙う人間が分かっているということなので上手く利用することが可能。
狙われているキャラは防御して守りを固め、他のキャラが攻撃していけば楽に戦えるのだ。
【くちぶえ】【スポットライト】を使うと意図的に敵を怒らせられるので、守りの堅い者が攻撃を引き受けてもいいだろう。
もっとも全体攻撃を使われた場合は、結局全員がダメージを受けるので注意すること。
 
何をされても怒らないモンスターもおり、そのようなモンスターにはくちぶえやスポットライトも効かない。
ただし【パラディン】【必殺技】である【パラディンガード】だけは例外で、どんなモンスターも確実に使用者に怒り狂う。
 
ちなみに、怒り狂っている敵や狙われている対象を忘れても、【しらべる】で分かるので覚えておこう。
なお、怒り狂った敵も何回か行動すると怒りが鎮まり、再び通常通り行動するようになる。
【なだめる】を使うことでも解除することが可能。

DQ10オフライン

表記は「怒り」。該当するモンスター名には怒りマーク(💢)が併記される。
怒る条件はDQ9と同じ。敵を確実に怒らせる技に【モンスターゾーン】が加わった。
怒った敵の【こうげき力】が1.25倍に上がり、DQ9とは違って危険な状態になる。【行動パターン】も変化する。
【ロストアタック】【ロストスナイプ】で解除できる。また、狙われたキャラが【しんだふり】を使うことでも解除できる。
 
今作ではボスも含めた大半のモンスターがHPを減らされると怒るようになっている。このため、強めの相手に対して安易に範囲攻撃を使うと危険。
また、怒りの対象となったキャラはスタンバイに引っ込めることができなくなる。
主人公が【戦士】で覚えるロストアタックは全職業で使えるので、早めに覚えておくといいだろう。

Ver.2

さらに激しい【激怒】が登場している。これも含めて解除できる【ロストブレイク】を覚えられる。

DQ10オンライン

攻撃力の上昇、行動間隔の短縮など複数の面で強化されるが、狙いが固定化されることで移動干渉がしやすくなるなどのメリットも。
詳しくはこちらを参照。

スラもり2

【キラーマシン】はダメージを受けると力を溜める様な姿勢をとり、そこから一定時間すると爆発音と共に腕を振り上げながら飛び上って暴走を開始し、移動速度アップ・攻撃激化状態になる。
戦車バトルで仲間のキラーマシンがこの状態になると「怒りモードがONになった」という旨のセリフを吐く。
スラもり3のキラーマシンもダメージを受けるとこの状態になるが、移動速度はスラもり2程ではなくなった。

ウォーク

表記は「怒り」。【バトルマスター】で、ターン開始時たまに発動し、斬撃・体技・ブレスのいずれかのダメージが1.5倍にアップする。
性格には斬撃・体技・ブレスのダメージ増加の効果を1.5倍にするので、体感的な増加は1.3倍程度。試練クリア後は激怒に強化される。
特級職【ゴッドハンド】の「ゴッドレイジ」もこれと同様の効果。こちらは当初は1.4倍だが、最大で激怒を超える1.8倍まで強化可能。