概要
文字通り沈没した【船】。
他のRPGでもしばしば登場することがあるが、ドラクエシリーズで「沈没船」自体が登場したのはDQ6が最初であり、以降の作品でも登場回数は少ない。
そもそもドラクエの世界観では沈没した船に行くこと自体が難しいというのもあるかもしれない。
一方で、海に魔物が登場する事情もあって「船が沈没した」という話は頻繁に登場する。
DQ2では、沈没した船の財宝を回収するイベントがあったり、男衆がまるごと難破によって死亡した漁村も登場する。
その他有名どころでは、沈没した船の亡霊である【幽霊船】（DQ3）、【大灯台】に邪悪な炎がともされて以来、いくつもの船が沈められたというエピソード（DQ4）などがある。
ちなみに、FC版DQ4では【コナンベリー】の港にシリーズを通しても激レアな座礁（半分沈没）した船のオブジェクトがあるが中に入ることはできない。
DQ6
その名の通り【ペスカニ】北の【海底】に沈んでおり、【あわあわ船】でしか行くことができないダンジョン。
中には【さいごのかぎ】が眠っているので、【マーメイドハープ】を手に入れたらすぐ回収しに来よう。
他にも【ちいさなメダル】や【あつでのよろい】などもあり、探索の価値は十分ある。
ちなみに、最後の鍵を積んだ船が海の底に沈んだという情報は上の世界の【アモール】（【ジーナ】の夢じゃない方）やマーメイドハープ入手後の【サンマリーノ】、【グラコス】撃破後の【ペスカニ】で聞くことができる。
いずれも沈没船の存在を示唆するだけで場所のヒントまでは聞くことができず、海底を散策して探す必要がある。
ペスカニから船に乗ってすぐに海底に潜って北上した人はいきなり見つけることが可能だが、浅瀬にぶつかるまで潜らなかったり、ペスカニの西の海峡方面に進んだり、他の場所から外海や未踏地域を目指したりすると見逃してしまう。
海底の施設の多くは陸地沿いから視界に入る範囲にあるのだが、この沈没船は陸地から離れた場所なので上記のパターンで偶然見つける以外では探すのに苦労する。
ダンジョンとは言ってもかなり手狭で、謎解きもなく、ボスもいないので船さえ見つければ中の探索はすぐ終わるだろう。
しかしここはエンカウント率が最高に設定されているため、やたらと敵が出てくる。中には【やけつくいき】を吐く【しびれくらげ】や【オーシャンナーガ】が出てくる上に馬車もないため、油断していると思わぬ全滅を喰らうことになる。
熟練度がレベル99まで上げられる場所の中では比較的弱い敵が出る場所ではあるが、上述の理由で熟練度稼ぎには不向き。
また、ルーラで直接来られるわけでもないため、【ダーマ神殿】との行き来も面倒。
DQ10
Ver.3.4の【ガイオス古海】に存在する。
DQ11
【海底王国ムウレア】に沈んでおり、裁判所として利用されているが、クエスト【海底裁判 ただいま開廷！】を受注できる以外、特にイベントなどはない。
昔【グリーンオーブ】が海に沈んだという話があるが、この沈没船に積まれていたのかは不明。