DQ6
【現実の世界】に存在する【町】。
【ダーマ神殿】の跡地(廃墟)から西に位置する港町。
【ハッサン】の生まれ故郷であり、彼の両親が住む実家が街の北側にある。
【ムドーの島】や【天馬の塔】のある島が浮かぶ内海に面し、周辺海域のモンスターは比較的弱いこともあってか、【レイドック】の大陸の【船着き場】への【定期船】が出ている。
また、近海には【人魚】の集まる岩礁がある。
SFC版の【公式ガイドブック】によると、英語では「San Marino」という綴りなので、厳密には「サン・マリーノ」と表記すべきなのかもしれない。
名前の由来は、おそらくイタリア半島の小国『サンマリノ共和国』だと思われるが、実は綴りも全く同じである。我々の現実の世界を模したDQ3にありそうな地名である。
DS版以降の英語版での地名はPort Haven。
DQ9に登場する【サンマロウ】に名前が似ているが、いずれも我々の現実の世界の港町が名前の由来になっている可能性がある点は共通している。
街の中央には【宿屋】を含めた大きな建物が鎮座しており、その建物が区域を隔てる形で町が北部、東部、西部に分断されており、初プレイかつ初訪問の際はかなり迷いやすい。
リメイク版では構造が若干簡略化されており、SFC版よりは分かりやすい。
また【教会】前の男性、宿屋前の【兵士】、【カジノ】のある【倉庫】内の【船乗り】と利便性の高い施設や経路に邪魔者が配置されている特徴がある。
初めて訪れた時点では、【ゆめみのしずく】を持っていないので現実の世界の主人公達は実体化しておらず、街の人と会話ができない。
【トルッカ】初訪問時と同様、この町の名前を知る手段は存在しないはずなのだが、トルッカと違って初訪問時から【ルーラ】登録はされるので、街の名前だけは知ることができる。
なお、まだ実体化していない時期に話し掛けた男性が、建物の隅に落ちている50Gを拾うイベントがあるが、先んじてその場所を調べても拾えない。よほど目ざといのだろうか。
なお、透明化が解除される前から宿屋や教会は利用可能。
宿屋の店主は「接客の練習をしている」という設定だが、練習なのに返事(主人公の【はい/いいえ】)の返答に疑問を持たずに没頭しているのか、宿泊するとしっかり宿泊費は取られる。
主人公はトルッカでは無断宿泊したのに、ここでは律儀に宿泊費を支払っている。ひょっとしたら店主が見ていない間に気持ちを込めて宿泊費を置いたのだろうか。
教会では神父が見えない主人公達の存在(気配)を感じ取り、名前も呼んで対応してくれ、神からのお告げも聞いてくれる。
ここの神父は透明人間に全く気付かなかったトルッカの神父よりも優れた力を持っているようだ。
シナリオ上は【ミレーユ】と初めて出会う街でもある。
しかし彼女と出会うためには【アマンダ】による【町長】の飼い犬【ペロ】毒殺未遂事件を全編見届けなければいけない。完全なる火曜サスペンス劇場である。
この飼い犬毒殺関係イベントのベースは、後にDQ7、DQ8でも使用される。
ミレーユと初めて話した後、外に出るまでの短い間はルーラ不可になっており、町の西の端の船乗り場から東側にある入口まで結構な距離を無意味に歩かされるので少々面倒。
これは、町を出た直後のフィールド上で【マーズの館】までの強制移動イベントが設定されているため、ルーラで別の場所に飛んでバグが誘発されるのを防ぐ目的と思われる。
だとしても町の西側(の南出口とか)からも出られるような構造にできなかったのだろうか。
ここの【武器屋】・【防具屋】は透明化が解除されたあと、ようやく利用できるようになる。
【くさりがま】と【かわのドレス】ぐらいしか目新しいものは売っていないし、この直後に行く下の世界のレイドック城下町でもっと良い物が買えるので、特に前者はスルー推奨(さほど高額でもないので間違って買っても財布へのダメージは小さいが)。
また、商店が立ち並ぶ大きな建物の1階西側に無人のロの字型カウンターがあるが、物語を通して一度も営業されることはない。もしかしたら開発当初は【道具屋】でも設置する予定だったのかもしれない(この町には道具屋がない)。
【カジノ】もあり、最初は利用できないのがもどかしいかもしれないが、頑張ってイベントをこなし、失った姿を取り戻そう。
ゆめみのしずくを入手して主人公達の姿が認識された後には当然利用できるようになる。さすが港町。
ここで時間を掛けて粘って【コイン】を稼いで【プラチナメイル】と【ドラゴンシールド】を交換しておけば、一気にこの後の冒険が楽になる。同時にゲームバランスも崩壊するが。
ただし、1コインスロットで5枚掛けして777を当てても1500コインが当たるのが限度で、上記の景品2つを入手するのは現実的にはかなり厳しい。
基本的には【ポーカー】のダブルアップで粘るのが最も効率的だが、かなりの時間を使ってセーブ&リセットを繰り返さないと必要コイン数には届かない。
なお、リメイク版では5列の100コインスロットも新たに設置されたので、運が良ければ序盤から一気に大量のコインを稼げる。
【ルイーダの酒場】もあるが当初は営業していない。ルイーダ曰く『現実のダーマが滅ぶ前はこの町も活気溢れていた』と言う。
この台詞を受けてか、真の【ムドー】を倒して【夢の世界】のダーマ神殿が復活すると、晴れて酒場を利用できるようになる。
ちなみに、ここの酒場でハッサンを預けてもハッサンは実家に帰らない。せっかくなんだから親孝行して帰ってやれよと思わなくもない。
現実の世界のルーラ登録リストの最初は廃墟のダーマ神殿なので、同じリスト1ページ目の上から2番目のサンマリーノは、何か町の施設を使いたい状況では第1候補になりうる。
町の入口から少し歩いた場所に教会があり、急いでセーブしたいだけの場合でも便利。一応、【レイドック】・【トルッカ】・【アモール】・【ゲントの村】も教会までの移動距離は大差無いが。
コマンドの位置の関係上、上記の街や施設よりは早く行動が取れるので【タイムアタック】では重宝されるだろう。
シナリオ後半は【船】を多用するので、ルーラ後にすぐに船に乗りやすく、場所も【世界地図】で分かりやすく、この街を拠点にする場合も多い。
初訪問時はまだハッサンの現実世界での記憶はなく、ここが生まれ故郷だとは認識していないが、ハッサンを連れて街の北側にある実家に行ってみるとちょっとしたイベントが起こる。
姿が見えるようになる前後でそれぞれ台詞が変わるので、全部見ておきたい人は注意。
実体と記憶を取り戻したあとに再訪したときも、やはりイベントが起きる。
しかし結構分かりにくい場所にあり、SFC版では街の構造の複雑さも相まって気付かずに最後までクリアしてしまった人もいたとか…。
なお、宿屋のある大きな建物の西側エリアのやや分かりにくい出口から出た先の狭いスペースにある【樽】の中には【てつのツメ】が入っている。ハッサンの【こんぼう】に代わる武器として役立つので忘れずに取っておこう。
リメイク版
ルイーダの酒場の隣の【本棚】に【青年テノリオの悩み】という本があり、主人公が3人の女性の中から結婚相手を選ぶという内容だが、女性の特徴からDS版DQ5の【結婚】イベントがモチーフと思われる。