【大灯台】

Last-modified: 2024-02-22 (木) 02:39:26

概要

ここでは、『大』という文字の付く地名としてのものについて解説する。その他の灯台に関してはそれぞれの該当項目へ。
 
同じ世界の過去未来であるDQ2とキャラバンハートのものは同一の大灯台であり、基本世界観を同じくするビルダーズ2の大灯台もDQ2のそれがモデルになっている。
また、DQ7とドラけし!の大灯台も同じもの。
それ以外は全て無関係の別物なのだが、一貫して「〇〇の大灯台」のような修飾・説明は付かずに大灯台とのみ称する、妙な法則性がある。

DQ2

【ルプガナ】から南東、【アレフガルド】大陸の南、【ムーンブルク】城の西にある島にそびえる塔。【ほしのもんしょう】が眠っており、紋章集めのために訪れることになる。
灯台とは言うものの内部は魔物の巣窟と化しており、最上階にロンダルキアの【ハーゴンの神殿】を監視し続けている兵士がいる以外、人の影は無い。
ちなみに、開発段階ではここで紙芝居のような一枚絵を使った【ふねのざいほう】に関するイベントが起きる予定だった(『ファミコン通信』1987年14号)。詳しくはこちらを参照。
 
【竜王の城】の奥にいる【竜王のひ孫】が、

「かつて メルキドと よばれたまちの みなみのうみに ちいさなシマがあるはず。まずそこにゆけ!」

と言ってここに行くためのヒントを与えてくれる。
【メルキド】はDQ2時代にはすでに存在せず、DQ1経験済のプレイヤーにしか意図が伝わらない少々不親切な助言だが……ともかく、竜王の城を出て次にここへ向かうのが、制作側が想定した順当な進行順とされる。
 
しかしこの大灯台、この時期に行くとなるとなかなかの鬼難度である。
上述の竜王のひ孫に会いに行けている時点で、このダンジョンの魔物の大半とまともに渡り合える程度のレベルには達しているだろう。
しかし、このダンジョンはまずとにかく広い。そして中の構造が迷路上に入り組み、正しい順路を見つけるのが難しい。
あらかじめマップ情報を知っているのでもなければ、到底一度の攻略でクリアできるような代物ではない。
【ぎんのカギ】【きんのカギ】でも可)が必要な扉もあるので、鍵の入手をスルーしていた場合は行き詰まってしまう点も注意。
 
そして、このダンジョン最大の理不尽要素は【ドラゴンフライ】×5だろう。
本作の行動順決定の仕様上先攻後攻が安定せず、倒し切るまでに容赦なく炎を吐かれまくり、最悪死人が出る。
死人が出なくても大きく消耗させられることになるので、66%の確率にかけて逃亡するのも手。
こいつが出現する頻度次第でプレイヤーの印象は大きく変わるだろう。
万一5匹組に先制されるなどという事態になればそのまま全滅一直線もあり得る。さすがに相当運が悪くないと起きないが、仮に出くわせばあまりの凶悪さにトラウマになること必至。
また、ドラゴンフライの印象が強すぎて影に隠れがちだが、集団で出る【しにがみ】【サーベルウルフ】あたりにも地味ながら酷い目に遭わされる。高い攻撃力で2回攻撃と痛恨を持つので、HPの低い後列は油断するとすぐに棺送りとなる。
一応これらのモンスターはラリホーがよく効き、痛恨も頻繁に出るわけではないのが救いではある。
逆にラリホーを唱えてくる敵は【きとうし】【ゴーゴンヘッド】【グレムリン】【ラリホーアント】と結構いるので、できるだけ【まよけのすず】を全員装備しておきたい。
そして1階は螺旋状に内側へと入り込む作りになっており、途中に出口も飛び降りポイントもない。そんな階層の途中で運悪く痛恨がサマルに直撃しリレミトを失おうものなら、残り2人だけで遠い出口を目指すことになる。
ちなみに公式ガイドブックの到達レベルは18。さすがにこれは上げすぎとして、せめて14,5程度はほしいところ。
適正レベル帯でも多少は運否天賦なところがあるバランスは本作に一貫して言える仕様なので、このぐらいで音を上げているようでは先が思いやられるだろう。
敵が強い分レベルも上がりやすいので、MPが尽きたらすぐ戻ることを繰り返しながら広い塔内を隅々まで探索した場合、クリア時にはLV17~18くらいの安全圏に達していた、なんてこともありうる。
もちろん、星の紋章を現段階で入手しても、5つ全部の紋章を揃えるまでは役に立たないので、他の紋章4つを集めてから来ても全く問題はない。
強力な装備を整えてから来ればやられることも殆どなくなるので、そういう意味で【海底の洞窟】【ロンダルキアへの洞窟】の二大巨頭よりは遥かにマシと言える。
 
シナリオでは、探索中正しい道を進んでいくと謎の怪物が部屋の中へと入っていく姿が見え、それを追いかけるとそこには何故か老人が立っている。
自由に【プレイヤーキャラクター】(PC)が動かせる状況において、ランダム移動ではなく特定の動きをするようなNPCは、この怪物(老人)がシリーズ初であろう。前作のエンディングでは【ローラ姫】が特定の動きを見せているが、あくまでゲームの操作ができないイベント中の出来事だった。今作でもそのようなNPCであれば何人か登場しているが、キャラクターを操作できる状態のままで動き続けるケースは、今作では珍しい。
彼に話しかけると「紋章がある場所へ案内する」と言って移動しはじめるので、そのあとを追いかける形になる。
うまくやれば追い付いて話しかけることもできるので挑戦してみるのも一興だが、黙って付いて来るよう促されるだけで特に意味は無い。
最終的には行き止まりの部屋に誘導され、紋章の場所にたどり着くことができる。
が、そこにある宝箱を開けると、中身はからっぽ。そして突如老人が正体を現し、【グレムリン】×4との戦闘となる。一応ボスということだが、前述のトンボ5体に比べたら遙かに弱い。
一応、ラリホー、炎、高い攻撃力と結構灯台内部の個々の厄介要素全部持ってて多芸ではあるが、多芸過ぎて器用貧乏になっている感がある。
こいつらを倒せば、やっと紋章を手に入れることができる。初めから罠にかけるつもりだったならば、なにも本当に紋章のある場所まで連れて行く必要は無かったのでは…とは言ってはいけない。
なお、FC版ではこの戦闘からこちらが逃げることは可能だが、逃げてしまうとグレムリンを倒したことにならず紋章が手に入らないので、誤ってコマンドミスで逃げてしまわないように。
大灯台に入り直せばグレムリンは再出現するので、一応詰みにはならないが、また一から攻略せねばならず、ゴールドが半減しないこと以外は全滅とほぼ同じことになってしまう。
グレムリン側が逃げた場合では、倒した場合と同じ結果になる為、特に問題はない。
ちなみに、星の紋章入手後でも一度外に出ればグレムリンが用意した宝箱も復活しており、調べれば何度でもグレムリン×4と戦闘になる。

リメイク版

DQ1のマップが描かれた【取扱説明書】が付属しているため、DQ1を遊んだことがない人にも竜王のひ孫の「メルキドの南」がヒントとして通用するようになった(SFC・GB版のみ)。
 
また、行き方そのものの他にも例によって大幅に内部の難度が引き下げられた。
ドラゴンフライの出現頻度や平均同時出現数も下がっている上、こちらが先攻しやすくなったのが一番大きい。
紋章入手時のグレムリンのイベント戦が4匹1グループ固定ではなく、直前の戦闘の敵グループの組み合わせに応じて変化する仕様に変更されている(例えば、直前の戦闘が1匹4グループの組み合わせだった場合、グレムリンも1匹が4グループに分かれて出現する)。
SFC版ではこの仕様が悪さをして最悪ゲーム進行が不可能になるバグが発生している。
また、紋章入手後に大灯台から出ても宝箱は開いていて再戦ができなくなっている。
外観のフロアが追加され、5つの紋章に付いて情報をくれる兵士も登場したが、【シドー】の死後はこの兵士のみいなくなっている。
また1階の構造がFC版から変更されている。スマホ版以降では大扉がぎんのカギでなければ開かなくなったので注意。

小説版

【盲目の魔女】の三女が住んでいるという情報を得て訪れるが、既に【ザハン】近くの無人島に移住していた後だった。
待ち受けていた【ガルド】によって王子2人は打ち負かされ、セリアを連れ去られる。

知られざる伝説

最上階にいるハーゴンの神殿を見張る兵士について触れられている。
この兵士は実はムーンブルクの所属であり、王の退去命令が来るまで、彼はここに立ち続けなければならない。たとえムーンブルクが落城しても…。
グレムリンが化けた老人は彼と話すうちに情のようなものを感じ、ムーンブルクが陥落したことも知らず、任務を続ける兵士を大灯台の魔物たちが襲わないように計らっていた。

ゲームブック(エニックス)

上巻最終決戦の場所で、ハーゴン軍の重要拠点という扱い。
さらわれたルプガナ船団長の娘ミリアを取り戻すために乗り込むという、小説版と対になるような展開になる。竜王の城から竜形態になった【竜王のひ孫】の背中に乗って訪れ、屋上からか地上からのどちらかの侵入ルートを選べる。
ここにはハーゴンが奪っていった光の玉があり、それを取り戻したい竜王のひ孫との共闘をはじめ、盛り上がる展開が目白押しである。
ここで待ち受けるボスは妖術士と魔道士のコンビで、魔道士の側にはウラニウスという固有名が設定されている。
進み方次第ではボス前座の戦闘でムーンブルクの王女ナナが呪いで敵に操られてしまうことがある。
途中の戦闘で敗北すると仲間が死んでしまうため、後の戦闘がどんどん不利になっていく。なお最後の戦いで負けても上巻をクリアすることはできる。
先述の侵入方法や仲間が洗脳される場面は、今見ると後の作品の演出(DQ6のオープニングやDQ8【呪われしゼシカ】など)を思わせるものもある。
 
ちなみにこの直後に発売されるDQ1のエニックスゲームブックの上巻もローラ姫の奪還戦で締めくくられ、ちょうど舞台の北半分の冒険が終了する、ボスはアーガムという固有名詞を持つ大魔道であるなどの展開が共通している。

DQ4

【コナンベリー】の東にある。
魔物の手によってこの灯台に邪悪な炎が灯され、それによってコナンベリーから出る船は沈んでしまう。
その話を聞いた【トルネコ】が、単身乗り込んだという話がコナンベリーの造船所で聞ける。無茶しやがって。
トルネコの後を追う形で、勇者一行はここへ【せいなるたねび】を灯しにいくことになる。
邪悪な炎の影響で、塔の内部は昼間でも薄暗くなっている。
 
塔に入ると1階で早速トルネコが転がっている。どうやら自分1人では攻略が無理だと悟ったらしい。
協力を要請してくるのかと思いきや、有無を言わせずこっちに全部押し付けて自分はトンズラする。なんて野郎だ。
一応、メタな話をするとこの時点では【ホフマン】を含めて4人パーティで行動している可能性が高く、その場合は馬車の入れないこのダンジョン内での加入時の処理がややこしいというシステム上の都合もある。
馬車の入手後に加入するキャラ(ホフマン、ルーシア以外)はいずれも「加入と同時に馬車に乗り込む」という処理が行われるためか、馬車とのやり取りができないダンジョン内で加入することはなく、ルーシアは3人パーティでないと加入させられない制約がある(ホフマンはもともと3人パーティのときに加入する)ことからもシステム上の都合であることがわかる。
なお、仮に他の仲間と同様に「加入と同時に馬車に乗り込む」という描写だった場合、仲間になっておきながら結局自分は安全な馬車に避難することになり、たいして印象が変わらなくなってしまう。
ちなみに押し付けられた用が済んでからコナンベリーに戻るといけしゃあしゃあと仲間になってくるが、断ろうにもやはり会話が無限ループで選択の余地は無い。
まぁ彼所有の船も自由に使わせてくれるので良しとしよう。
 
途中ルーラを唱えて天井に頭をぶつけるミニデーモンがいる。
頭をぶつけると気絶してしまい、FC版ではクリアしてもそのまま。なお、話しかけないままクリアするとどこかへ消えてしまう。
 
すべての階層で【メタルスライム】が出現し、特に2階は3回に1回程度というとてつもない高頻度で出現する。
FC版では聖水で一撃ということもあり、これを知っていて聖水を大量に持ち込んでいると、クリアする頃にはとんでもなくレベルが上がっている。
仲間がそろった頃に戻ってきて【メタル狩り】をするのに使えなくもない。
しかし、塔内には馬車を連れて行けないので、周辺のフィールドを夜にうろつく方が、馬車メンバーも一緒に育てられるのでいいだろう。
あるいはできるだけ全体のレベルを適正レベルに保ちつつ、レベルの遅れた仲間だけを優先的に上げたい場合にはここが便利。
FC版では【ひとくいばこ】が初登場するので、宝箱を開ける際は注意。
また、ひとくいばこを抜きにしても塔内には強敵が多い。【コドラ】【ひとくいサーベル】【さまようよろい】の痛恨持ち3体は特に注意すること。
しかも1階のコドラ、ひとくいサーベルの出現率、2階以降のさまようよろいの出現率は結構高い。
さらに【プテラノドン】【ひとつめピエロ】が集団で現れてはギラを撃ってくるため、油断してると結構ダメージが嵩んでいることも。
あげくに【とさかへび】【がいこつけんし】も出てくるため、ルカナンを食らう機会は少なくない。
がいこつけんしがさまようよろいやマホトーンを使う【デビルプラント】と現れると非常に危険。
とさかへびに毒を盛られるとこの段階ではどくけしそうしか回復手段がないのが長丁場では響いてくる。
【さまようたましい】が全フロアに演出としてたくさん出てくるが、まわりがこの面子なので癒しにしかならない。
むしろ回復のチャンスと捉えておこう。というかまわりを考えたら常にHP満タンで歩かないと危険。
実は5章で初めて訪れるダンジョンで雑魚敵に5章初登場の敵が一切出現しないダンジョンはここだけだったりする。
よくもまあこんな厄介な奴らばかり集めたものだ。
 
4階でせいなるたねびが手に入り、その上の最上階にある炎にそれを使えばクリアだが、その前にはボスの【とうだいタイガー】【ほのおのせんし】×2が立ちふさがる。
どちらも【ラリホー】が効くので、【ミネア】の見せ場である。
 
クリアすると内部が明るい色に変化する。こういう演出はシリーズ初。ただしモンスターがいなくなるわけではない。
クリア後コナンベリーへ戻るとトルネコが仲間になり、シリーズで初めてパーティが4人を超えて馬車が本格的に機能し始める。
 
女勇者の場合【きんのかみかざり】を装備してここに臨むことができる(男勇者は【きのぼうし】)。被ダメージ差1.5とはいえ、女勇者のアドバンテージが得られる唯一のダンジョンである。
ただし、塔内の宝箱やメタルスライムのドロップ品から入手できるので、余るおそれがある。余ったら捨てずに【アリーナ】のために1個はとっておこう。

余談だが、大灯台外の北側最北端の右側3マスの森地帯に限り【ロザリーヒル】のエンカウントエリアがはみ出しているため【ドラゴニット】【グレートオーラス】と言った時期的に場違いな強敵が出てくる。と言っても貴重なアイテムを落とすわけでもなく、レベル上げ目的ならメタル狩りがはるかに効率的なので利用価値はない。行く必要のないエリアなのでうっかり入り込むことがないのは救いか。

DQ7

【コスタール】の北にある。過去・現代の双方に存在。過去と現代で2度ずつ、計4度も訪れないといけない。
途中にある宙に浮いている動く床は、大昔の灯台守が作ったとのこと。

過去

DQ4と同じく闇の炎が灯され、魔物の姿にされた赤ん坊が囚われている。
最初は闇に包まれており、進もうとしても強制的に外に出てしまい先に進めないが、
後で魔物と化した赤ん坊の足に【ひかりゴケ】をくっつけ、その足跡をたどって行けば最上階まで進めるようになる。ちなみにこの足跡は【バリクナジャ】を倒すと消えてしまう。
途中動く床の仕掛けがあるので落ちないように注意。
PS版では1度目に登るときはかなり暗いので、宝箱探索は明るくなる2度目に登るときにしたほうがよい。
ちなみに1階のタンスはDQ7で有名な【フリーズ】ポイントなので、必ずセーブしてから開けること。
初版あたりの【Vジャンプブックス】には、何故か【キーファ】がこのダンジョンにいるキャプションが存在する。
実際の過去コスタール編では全く出てこないため、完全に捏造である。見事に騙されて悔し涙を浮かべた読者兼プレイヤーは数多し。
第3刷発行では、ガボに差し替わっている。
 
色付きの過去石版では最後のダンジョンとなるためか、出現モンスターも強敵が多い。
全てのステータスが高い【テラノライナー】【いどまじん】、ザキを使って殺しにかかる【おどるほうせき】など厄介なモンスターが揃う。
また、ひとくいばこが2~3匹の集団で通常エンカウントする。
ダンジョン自体も仕掛けが多く長いため、しっかりした準備が必要。
【じごくのピエロ】はここの固有種だが、エンカウント率は低い。
 
屋上の祭壇にある邪悪な炎を【七色のしずく】で消そうとすると異世界にワープし、そこでバリクナジャと戦う。
彼は子供をあやすことには慣れていても戦闘には不慣れなので軽く倒せるだろう。明らかに道中のほうがきつい。
倒すと【魔空間の神殿】用の【ふしぎな石版?】が手に入る。
 
一旦コスタールに戻り、今度は【エンゴウ】で入手した聖なる種火を灯しに行く。
聖なる炎を灯せばめでたくコスタールの封印も悲惨この上ない呪いも解ける。
 
3DS版でもイベントの流れは同じで、ひかりゴケで足跡をつけさせないと入れないのは同じだが、魔物の足跡を追いかける1度目のときからやや薄暗い程度で周りが十分見える程度に明るい。
タンスのフリーズポイントもなくなっているので、探索は1度目でもよい。ボス戦が心配ならば2度目に回してもよいが、どうせショボいのでまとめて済ませておくのも手。
 
スマホ版では3DS版と内容は変わっていないが、動く足場周りの判定が変わっており、シビアになっている。
3DS版まででは普通に乗れていたはずの「ややはみ出る端乗り」では簡単に落ちる。
特に「土台の床と動く足場の間の隙間」を跨ぐ時に変な判定になることが多く、「一度乗れたのに土台の足場に接近すると何もしてないのに落ちる」と言った現象が起こる。
さらには動く足場に乗っている間に足場の進行方向が曲がったとき、メニューボタンを押してメニューを開いたときにも、そのたびに立っている位置が数ドットずつズレていき、これでも足場から落ちる。
操作が移動パッドのみになり十字キーでの精密な操作ができなくなったのに、足場に乗って次の足場を待っている間にもなるべく中央にいるように微調整し続ける必要があるため、操作面での負担が上がっている。

現代

さらなる異世界に行くためのふしぎな石版?を入手する行程で、【コスタールの防具屋の主人】がいる最上階を目指すことになる。
過去世界とは仕掛けは同じだが、出現モンスターが異なっている。聖なる種火があるのにもかかわらず、平和になった現代でも魔物が徘徊している。DQ4でもそうだったが。
途中にある【みずのせいれい】の像を見るために、旅の戦士や旅の尼などが登っている。
 
また終盤(PS版ではDISC2)では、【謎の神殿】【旅の扉】を復活させるため、主人公たちと別行動をとっている【メルビン】が1人で挑むことになる。
このときはバランス調整のためか、モンスターは全てタイマン勝負を挑んでくる。
屋上の炎を調べると主人公たちの操作に再び切り替わるが、その直前にメルビンの装備を外してふくろに入れておけば、再加入したばかりの【マリベル】に流用できる。
 
メルビンソロのときと通常時のフィールドレベルは異なるが、どちらも過去の大灯台よりも低くなっており、一定レベルに達すると熟練度稼ぎができなくなる。更に現在のコスタール周辺はそれよりも更に低い。
どちらもリザードマン狩りができる場所でもあるので注意。
通常プレイですら制限に引っかかりかねないため、現代コスタールでの熟練度稼ぎはそもそも視野に入れないほうがいいのかもしれない。
一応過去コスタールクリア直後であれば制限に引っかからない可能性は高いので、リザードマンの心集めと職業熟練度稼ぎを並行して進めるチャンスがあるとしたらここが最後だろう。リザードマンの出現率自体はそれほど高くないが、いざ出現さえすれば心のドロップ率は自体は高いので1回目の【オルゴ・デミーラ】戦に向けて気長に取り組むと良いだろう。ただし、はぐれメタルともエンカウントするのでレベル管理はくれぐれも慎重に行おう。

DQMCH

ムーンブルク西の砂漠から大灯台がある島に橋がかかっており、徒歩で訪れることができる。【クシャラミ】から美しいものを見せろと言われ、それを求めて訪れることになる。
DQ2の頃に比べて若干簡素化されているが、それでも相変わらず複雑なダンジョンである。
かつてロトの子孫たちを苦しめたドラゴンフライなどのモンスターたちは全て出て行った模様で、
【バブルスライム】【くさったしたい】【シルバーデビル】が各地からこの塔に移住してきた他は、
【しりょうのきし】【ダークスライム】【ブーバー】などの新種が住み着いている。
この時点では混乱の回復手段が乏しいため、ブーバーが使ってくるメダパニダンスが厄介。
最上階には灯台守の元人間【スミス】と、彼を連れ出そうとする魔物使いマチュアがいる。
最初の段階ではマチュアを仲間に加える事が目的となる。
また、初回エンディング後に訪れるとスミスをスカウトモンスターをして迎えることができるが、マチュアをメンバーから外すと仲間に出来ないので注意。
なお、横にあるほこらにある旅の扉はムーンブルク城に直結している。

ビルダーズ2

【ムーンブルク島】に登場。相変わらずムーンブルク城の西の孤島に建てられている。
海の中から遥かブロックを積めるギリギリの高度にまでそびえ立つ、このゲームでも指折りの巨大建造物。
シナリオ中は【ミナデイン砲】完成の為に必要となる、【ちからのオーブ】を求めて訪れる事になる。
近くの断崖から【かぜのマント】で飛んでいくことになるが、近海には竜巻がいくつも発生しており接触すると墜落してしまう。
 
原作と同様、謎の化け物が道案内をするかのようにチラチラと姿を見せるので、それを追っていくと……、なんと塔の基礎がある海底まで【ピストン】で突き落とされてしまう。
すわ罠にでもかけられたかと思いきや、そこから内部に入り【トランポリン】を駆使して中を探索するという、原作とは違う意味で難解なダンジョン。
最上階までたどり着くと、原作同様グレムリンの姿をした守護者との乱戦になり、これに勝てばちからのオーブを入手できる。
なお、灯台の一室には【アルミラージ人形】が置かれており、入手するとその作成レシピをひらめく。

ドラけし!

ステージ9で、最初に追加実装された常設ステージでもある。
7のものを舞台としており、盤面には【樽】【すべる床】が混在している。
レア枠は【ウイングタイガー】で、隠しステージには【てっきゅうまじん】
ボスは【バリクナジャ】で、強ボスは【くもの大王】