【ちいさなメダル】

Last-modified: 2024-03-17 (日) 23:16:56

概要

DQ4で初登場した【道具】およびシステム。以降の作品でも常連となっている。なお元々はFC版DQ3の没アイテムの名称だった(後述)。
当初は「片手で握れる程度のサイズらしい」という事くらいしかわからなかったが、後に商品化された事で「500円玉サイズ」という具体的な大きさが判明。ということはカジノの【コイン】とかゴールドの金貨もそのくらいなのだろうか?
メダルらしく星形が描かれているが、どうやら首に掛けるものではなくメダルゲーム等で使う方のメダルのようだ。
 
世界中のいたるところで発見できるが、見つけるのは簡単なものから難しいものまで様々。世界のどこかに住んでいるメダル収集者もしくは物体に渡すと、枚数に応じて貴重なアイテムをくれる。
貰えるアイテムについてはこちらを参照。
ただし、作品にもよるがクリアすると二度と入れないダンジョンや期間限定のイベントで手に入ることもあるため、フルコンプは容易ではない(一応フルコンプせずとも景品は集まるようにはなっている)。
 
一般アイテムと同じく道具欄に入る作品と、別枠が用意されている作品がある。後者は【つよさ】で確認できるようになっていて、道具欄を圧迫しない利点がある。
 
DQ7以前は地面に落ちている場合も多く、【墓】【井戸】の周りや花壇、通路の行き止まりなどに落ちていることもある。
【とうぞくのはな】【たからのにおい】)や【レミラーマ】といった【盗賊】系の【特技】がメダル集めには欠かせない存在となっている。
DQ8以降では地面に落ちているものは少なくなり、リメイク作品でも地面が光っていたり「!」マークが出たりするので、集めやすくなっている。
 
収集主のご褒美のくれ方には「交換方式」と「累計方式」がある。
「交換方式」は一定数のメダルとアイテムを交換する。同じ景品を何度も貰えるが、全体的にハードルが高め。
「累計方式」は所持するメダルを全て渡し、累計枚数によって景品を貰う。原則1種1個だが、メダルを取り逃さなければ順当に貰える。
両方を併用し、累計方式の景品を全て集め終わると交換方式に変更される作品もある。この場合は両者の景品は同一のものではなく、ナンバリング作品では交換方式の景品は消耗品アイテムになっていることが多い。
 
…とまあここまで読んでいただければわかる通り、システム上このアイテムが登場する作品にはほぼ必ずこれを集めている人がいるのだが、肝心のこのメダルの用途は一切不明である。
まあ我々の世界でも瓶ジュースのふた(通称「王冠」)など、一般的には市場価値のないものを収集するコレクターは自体は珍しくない。
しかし交換してくれる景品は終盤になれば世界最強レベルの逸品も多く、さらに魔王に封印される(DQ6)、病床の父親から収集を託される(DQ8)、学校を建てる(DQ11)など、
単なる物好きな王様では片づけられない状況になっている作品も多い。
あるいは、メダル集めとはそこまで魅力的なのだろうか。恐るべしちいさなメダル……。

導入の経緯

このちいさなメダルに関してはDQ3でボツアイテムとして登場していたことから、「メダルを集めるシステムがDQ3で導入予定だったがボツになり、それが次作から正式に導入された」という説があるが、実はそれは誤り。
DQ4制作時の【堀井雄二】などのスタッフによる対談(『ファミコン通信』1989年24号)では、次のような経緯が語られている。
 
最終的に8人のキャラが集まるDQ4では、必須アイテムを集めるのは面倒なので廃止も検討されたが、紋章オーブを集める楽しみは確かにあったという理由で、収集要素は残すことになった。
そこでひらめいたのがコイン。「ゴールドコイン」を各地にバラまき、拾ったらその枚数に応じてコイン好きの王様から賞品をもらえるというアイデアが思い浮かんだ。
しかし「ゴールドコイン」という名前はカジノのコインとまぎらわしくもあり、名称を考え直すことになった。その末、DQ3に(没アイテムとして)「ちいさなメダル」があったことを思い出し、それをそのまま採って「ちいさなメダル」となったのである。

DQ3

通常は手に入らないが、内部データとして「ちいさなメダル」というアイテムが存在している。
そのため【棺桶バグ】のアイテム変換などで入手可能だが、売値は0ゴールドで、使い道は設定されていない。
【魔法使い】【僧侶】【賢者】が使用すると、他の職業とは違うメッセージが出る。
前述したDQ4発売時のスタッフの発言から察するに、本作の時点では収集するためのものではなく、別の用途が想定されていた可能性が高い。
 
このアイテムの存在について、【ドラゴンクエストマスターズクラブ】で読者から質問を受けた堀井雄二は「あると言えばあるし、ないと言えばない」と回答した。
この質問と回答の詳細については【ダミーデータ】の項目を参照。
ダミーとはいえデータ上には存在するので「ある」、しかし没データ故に登場しないので「ない」、というわけである。

リメイク版

晴れて正式なアイテムとなり、後作と同様に収集するシステムが採用された。
収集役は【アリアハン】の井戸にいる【メダルおじさん】。初めて「王様」以外の人となった。
DQ6と同様に累計方式を採用。総獲得枚数は、クリア前99枚+【すごろく場】5枚+クリア後6枚=110枚。
最高景品は100枚で、早ければ【ゾーマの城】突入前後には到達できる。
ちなみに110枚すべて集めると、【ゼニスの城】にいる【詩人】から「キングオブ勇者」と言われるが、アイテムなどが受け取れるわけではない。
 
今回のメダルは宝箱や壷、タンス、袋のほか、地面に隠されているものが非常に多い。
墓や石像などオブジェの前はもちろん、模様の上、フロアの隅や行き止まり地点、水たまりのそばにあったり、果てはだだっ広い地面のど真ん中に落ちているなど【レミラーマ】無しでは見つけることの難しいメダルが存在する。
SFC版の【○○○○バーク】【商人】の屋敷内に出てくる宝箱のメダルのみ、イベントが進むと宝箱の中身が消滅するので、うっかりこれを回収しないまま進めると二度と取れなくなってしまうので注意しよう。
GBC版は宝箱の中身は消滅せず、あとからでも取れる。
 
肝心の景品に関しては元々装備品が貧弱な職業の救済用の装備品や性格補正の装飾品が多く、他作品のように時期不相応に強力という品はほとんど無い。
【複数攻撃武器】【とげのむち】【やいばのブーメラン】は確かに強力ではあるが、これらは攻撃力が抑えられているため型落ちも早い。
性能と汎用性のどちらにも優れるような装備品はすごろく場の方に集中しており、結果的に他作品に比べると控えめな立ち位置となっている。
 
本作でメダルを【つかう】と、パーティメンバーがこれを弾き飛ばす。
そしてそれがパーティメンバーのうちの誰かにぶつかり、ぶつけられたメンバーが男なら「わっ!」、女なら「きゃっ!」と悲鳴を上げる。
その後弾いたメンバーが照れながらメダルを拾う。
このとき、【勇者】にぶつかると勇者も同様に声を上げて驚く。
数少ない【主人公が喋るシーン】である。

ガラケー版以降

すごろく場が削除されたが、すごろく場にあった9枚は各地に散らばっているため、総数は110枚で変わらない。
また、すごろくのゴール景品であったアイテムの一部が、メダルの景品に加わっている。
このため一部景品の必要枚数が変更されている。

ゲームブック

リメイク版はおろかDQ4にまで先駆ける形で、中巻に登場。
原作ゲームでの【あいのおもいで】に当たるアイテムで、【エリック】の霊がくれる。
【しのオルゴール】ともども、没アイテムが日の目を見た形である。

DQ4

初登場作品。
収集役は【メダル王】。以降DQ7まで収集役はずっとメダル王である。交換方式で、景品は4種類のみ。
第五章にならないと交換できない事情もあって、手に入るのは第五章になってからとなる。
総獲得枚数は32枚と限られている他、【コナンベリー】【船】の中にある2枚は期間限定なため、チャンスを逃すと手に入らなくなるので注意。
ちなみにこのコナンベリーの船のメダルがシナリオ上で最初に手に入るものとなる。
主にタンスやツボ、宝箱からの入手となるが、井戸の周りや狭い通路の行き止まり等、やたらと見つけにくい場所も幾つかある。盗賊の鼻もレミラーマも無い本作では、怪しいと思った所をひたすら調べるしかない。
とは言え、タンスや宝箱等のわかりやすいものだけでも20枚程度は入手が可能。
初登場の本作では、入手時の特別なエフェクトは無い。
 
景品の組み合わせをプレイヤーが自由に決められるのでカスタマイズの幅が広く、一応全種類を1つずつ交換できる分のメダルは存在するが、組み合わせ次第では入手を諦めざるを得ない可能性も出てくる。
特に20枚も必要とする【はぐれメタルヘルム】を早い段階で取得したいとなると、他の便利な景品を当分の間自粛しなければならないので、本当に必要かどうかは良く考えたいところ。
 
実際のところ、はぐれメタルヘルムは【メタルキング】のドロップアイテムでもある。
ドロップ率は1/4096と限りなく不可能に近いが、取ろうと思ったらそれを無視して強奪する【トルネコの盗み】で狙うことが充分可能だったりする(詳細は「はぐれメタルヘルム」の項目を参照)。それ以前に他の景品があまりにも高性能なので、むしろそれらのアイテムを活用できないことの方が辛い。
【エスターク】戦以前にどうしても欲しいという人以外は、メダルでの交換に固執する必要はないかもしれない。
 
また、【しあわせのぼうし】【はぐれメタル】からのドロップアイテムであり、こちらはドロップ率1/128なので現実的に入手可能。もちろんはぐれメタルヘルム同様にトルネコが盗むことも期待できるので、これを狙ってメダルを節約するのも悪くない。というより、それが一番望ましい。
しかし必要メダル数は4枚なので、早いうちに交換すれば冒険が相当楽になる。魔法職の4人にとっては最強クラスの防具でもあるので、長丁場のダンジョン等でMPの補助になることも考えれば、普通にメダルで貰っておいても損ではないだろう。
とはいえ【ブライ】以外は【きんのかみかざり】【てつかぶと】といった市販品で守備力だけなら代用が効くので焦って貰う必要はない。ブライを起用するにしても後列に配置するだけで充分カバーできる。
【きせきのつるぎ】【てんばつのつえ】を先に貰った後でいいだろう。むしろ早く貰いすぎた場合、後からはぐれメタルから手に入ったりすると非常にもったいない思いを味わうハメになる。高性能に反して売値はたったの11Gと二束三文なので金策にもならないから結果的に数少ないメダルをムダにしただけに終るのでなおのこと悔やんでも悔やみきれない。早期に欲しいにしてもメダルで貰うのは1つで充分。あとははぐれメタルからの入手状況も鑑みて後々メダルが余ったときにでも貰えばいい。
 
奇跡の剣も一応【ヘルバトラー】からのドロップアイテムだが、終盤も終盤なので、やはりメダル交換で手に入れたい。
序盤から攻撃力100という破格の攻撃力を得られるうえに回復効果もあり、とにかく装備可能者が多いのが魅力。力が不足気味な【クリフト】の攻撃力を確実に補えるし、もちろん【勇者】【ライアン】に使わせるのもOK。【ドラゴンキラー】の購入費(15000G)を浮かせるので、その分防具の充実が図れる様になる。
また、【トルネコ】でも戦士級の活躍ができるようになるので、彼をスタメンとして使いたい場合は必須になるだろう。
終盤でも十分に通用する威力なので、なるべく早い段階で最低でも1本は交換しておこう。
 
なお、天罰の杖のみメダルでしか交換できないアイテムとなる。
装備可能者は少ないが、道具使用で誰でも【バギマ】を放てるうえ、メダル1枚で即交換というお手軽さが最大の魅力。当然、船取得直後から手に入るため、即行で複数交換してバギマを連発することで多くのモンスターの撃墜が可能。これを知っているのと知らないのとでは中盤での攻略難易度が大きく変わるので、冒険を楽に進めたいなら2本は確実にゲットしておこう。
バギマを習得する【ミネア】にとっても習得する10レベル近くも前に使えるようになる利点は大きい。
換金アイテムとしても優秀(売値3225G)なため、便利さでいえば奇跡の剣と双璧をなす程の景品。間違いなくメダル1枚以上の価値はあると思って良い。
 
余談だが、『1Pコミック劇場』で【たるみ】がネタにしていた様に、【アリーナ】は交換で手に入れられる全ての武器防具が装備できず、【クリフト】は交換で手に入れられる全ての武器と防具が装備可能。
もし迷ったら、この2人のうちどちらを多用しているかで交換するものを決めてもよいだろう。

リメイク版

DQ7などと同様に累計方式に変更され、景品も大幅に変更。総数も増えて69枚に。
PS版はクリア前47枚+クリア後5枚+移民の町11枚+各種特殊移民の町計6枚。
DS版以降は【移民の町】の仕様変更により獲得場所が少々違っている。クリア前47枚+クリア後6枚+移民の町16枚。
コナンベリーの船の1枚はFC版と同様に入手時期が限られているほか、移民の町の発展途上でしか手に入らないメダルもある。
 
なお貰える最後の景品は60枚の【グリンガムのムチ】だが、これを受け取る際に手持ちのメダルは根こそぎなくなってしまう。
アイテムコンプリートなどでメダルを手元に残したい人は、メダル王にメダルをこまめに渡しに行くよう留意すべきである。

DQ5

前作と同じく交換方式だが、今回は固定位置で入手できるメダルのほか、メダルを【ドロップアイテム】として落とすモンスターが登場。
【公式ガイドブック】にも、メダルが見つからないという疑問に対して「敵を倒してかき集めればいい」という助言が書かれている。
固定敵だけでなく通常のモンスターもドロップするのがポイントで、これによって今回は事実上無限にメダルを入手できるため、全シリーズで唯一売却したり捨てることも可能。売却価格は225G。
普通は売る人はいないだろうが、そもそも直接売るよりも装備品と交換してそれを売った方が売却額が大きくなる。
確実に入手できるのは48枚(クリア前47枚)+100%落とす【ミミック】からの入手数9枚。
【ひとくいばこ】【あくまのツボ】【カンダタこぶん】【ツボック】【エスターク】といった固定敵が1/8という高確率で落とす。エスターク以外は1回しか戦えないので、落とさなかった場合はリセットしてやり直すのもいい。特にカンダタこぶんは町にしか出現しないので事前セーブがやりやすい。
また、【ジェリーマン】【はぐれメタル】【メタルキング】が1/64の確率で落としていくことがある。
他にも【ジャミ】【ゴンズ】【ゲマ】といった【パパス】の仇や【イブール】も落とすが確率は1/4096と極めて低く狙って入手することはほぼ無理である。
 
幼年時代には手に入れることはできず、最初の1枚は青年時代の【アルカパ】のバーのカウンターの奥。
移動中にメダルを入手すると、メダルが飛び上がる演出が入るようになった。このときには【アイテム発見】とは別の短いME(【結婚】相手が決定したときと同じもの)が鳴る。
また、メダル王に直接送るかどうかを聞かれる親切設計となり、このシステムはSFC版DQ5独自のものである。
獲得できるメダルの数が前作から大幅に増えた一方で、まだ【ふくろ】システムが導入されていなかった関係でユーザビリティを考慮した結果だろう。
それにしても会ったこともないうちからメダル王に送れるのはどういう仕組みなんだろうか?
 
ただしドロップアイテムとして手に入れた場合は直接送ることができない。
大量に稼ぐ場合は道具欄を大きく圧迫することになるので、邪魔なら【預かり所】に預けておこう。【メダル王の城】内部にも預かり所があるので、引き出してそのまま王に渡せばいい。
 
なお、メダル王が一度にストックしておけるのは255枚まで。
敵から収集する作業に集中し過ぎる自覚がある猛者は、たまには交換することも思い出してあげよう。

リメイク版

DQ4と違い、リメイク版でも交換方式のまま変わらず。
固定メダルはPS2版だと54枚(クリア前53枚)+ミミックからの入手数9枚+すごろく38枚(宝物庫・ミミック含む)に増加。
さらに、【謎のすごろく場】では地面を調べると拾えることがある。
また、【あくましんかん】もドロップするようになった。
ふくろがあるので、アイテム欄がいっぱいで持ちきれないという事態は起きない。ドロップアイテムとして乱獲する場合も稼ぎを中断する必要がないので楽。
入手時には『アイテム発見』のうちSFC版DQ1・2から登場した方のMEが流れる(重要アイテム入手時は、FC版DQ4で登場したパターン)。
 
品目はSFC版と同じだが、入手数が大幅に増えたことに合わせてか各景品の必要枚数も増えているので注意。
 
本来は敵が落とすと嬉しいものだがPS2版では、はぐれメタルを仲間にしようとして【▼】が出てメダルだとガッカリする。
【名産品】の中には【おおきなメダル】と、ちいさなメダルを模した【メダルがたチョコ】もある。
 
DS版以降ではクリア前のメダルが2枚削除されている。

DQ6

累計方式を初採用。
入手可能枚数は再度限定されたが、総数は106枚(クリア前102枚)と大幅に増加。
ドロップするモンスターはボスのみとなった。
今回からとうぞくのはな、レミラーマの登場により、メダル捜索が容易になった。
【ふくろ】の導入により、道具枠の圧迫の心配もないこともあってか、最序盤からコンスタントに手に入るようになった(最初の1枚は【トルッカ】の井戸のタンス)。
前作に引き続き、入手時にはメダルが飛び上がる演出があるが、MEではなく「チーン」という音(SE)に変わった。
なお、本作まではまだ他のアイテムに対してこうした演出はないため、小さなメダル固有の演出である。
 
【プラチナソード】【きせきのつるぎ】【メタルキングヘルム】と、優秀な装備が早めに手に入る。
そして、100枚集めると「とてもいえないもの」が貰えるという話は冒険者達をワクワクさせ、件の「とてもいえないもの」こと【エッチなしたぎ】【公式ガイドブック】のイラストで少年達をドキドキさせた。
あるいは、何がもらえるか読めていて、そして実利重視のプレイヤーは失望とウンザリさえしたことだろう。
 
ちなみに、現実の世界と夢の世界の両方に小さなメダルが散らばっているが、他のアイテムと同様に両者が区別されることはなく、別世界のメダルも問題なく同じものとしてカウントされる。
メダル王が夢の世界にしか存在しないのに、現実の世界にも小さなメダルが存在する事情についてだが、実はかつては現実の世界にもメダル王の城が存在した(魔族に滅ぼされた)という証言がメダル王の城の【スライム】から聞ける。
 
なお本作のSFC版のみ、最後の景品をもらってもメダルを王様に献上できるが、それ以上アイテムがもらえるわけではなく手元からメダルが無くなるだけなので、手元に残したい場合は100枚献上したら二度とメダル王に話し掛けてはいけない。
また100枚目を献上する際も101枚目以上を持っているとそれもまとめて渡してしまうため、できれば100枚ピッタリになるように渡したい。
 
DS版以降ではレミラーマを使わなくても地面に落ちているアイテムが常時光っているため、見つけやすくなっている。

DQ7

累計方式。入手可能枚数は119枚(クリア前103枚、クリア後4枚、移民の町関連8枚、各種特殊移民の町計4枚)。
今回は敵がドロップすることはなくなった。
今作では他のアイテムでも入手時にアイコンがポップアップするようになったが、ちいさなメダルの場合はキラキラと輝く専用の演出となり、重要アイテムと同じく【アイテム発見】のMEが流れる。
 
地面に落ちているものは、DQ6やリメイク版DQ3に比べると少なくはなったが、いくつか存在する。
【まんまるボタン】関連などの会話イベントで手に入るメダルも登場。
また、本作はストーリーが進むと入れなくなる場所が多く、そこにあるメダルも非常に多いので注意。移民の町のLv4以下で手に入る2枚も同様。
場合によっては最高景品【プラチナキングの心】がもらえなくなるケースもありうる。
 
メダル王の城に到達する時期がちょっと遅めなので、初回の景品に必要な枚数も45枚と少し多めになっている。
【魔空間の神殿】【オルゴ・デミーラ】戦までには【けんじゃのいし】がもらえる83枚まで収集しておきたい。
また景品の中には裏ダン【謎の異世界】に行くための【ふしぎな石版?】もあるので、それまでに100枚(3DS版では85枚)集めておく必要がある。
【ふくろ】のアイテム上限個数が50個なので、袋に入れるときは3グループに分けられる。
 
また、冒険者【ヌルスケ】はこれを集めて回っていたが、その生涯を閉じるまでに5枚しか集められなかった模様。
そんな彼が集めたメダルも、後に主人公たちの手に渡ることになる。
 
今作でもリメイク版DQ3のようにメダルをつかうと弾くが、今回は必ず使用者自身に当たってしまう。
パーティー全員が不器用なだけなのか、それともメダルのほうに何か仕掛けでもあるのか。

リメイク版

全115枚(クリア前99枚、クリア後4枚、移民の町7枚、すれちがいorデータ交換で移民の町の迎賓館を増築すると最大5枚)。
迎賓館ではすれ違い移民4人で2枚、12人でもう1枚、16人でさらに2枚入手できる。
要するに交換移民が3人以下だった場合115枚中5枚入手できないので、メダル王からプラチナキングの心をもらうためには、広大なDQ7の世界で1枚たりとも取り逃しは許されないという非常にシビアな状況になった。
もちろん1度逃すと2度と取れない類いもそのまま。
とはいえ、今作ではすれちがい石版(モンスター石版)を使えば【グリンガムのムチ】もプラチナキングの心も複数入手可能ではある。

DQ8

収集役は病に臥せっているメダル王に代わって【メダル王女】が務めている。
累計方式で、入手可能枚数は115枚(クリア前107枚)。
 
レミラーマがなくなったが、【エジェウスの石碑】前の1枚を除いて全て何らかの入れ物に入っているので、足元を調べながら歩き回る必要はない。
よって適当にタンスや壺を破壊しながら歩けばやたらめったら溜まり、おそらくシリーズ中最も集めやすい。
その分交換の下限は28枚と多い。
 
時期を逃すと取れなくなるのは【メディばあさんの家】にある2枚。
今回はこれらを逃しても最高景品【はかいの鉄球】が入手できなくなる事態にはならないので安心して良い。

3DS版

クリア前に13枚、クリア後に11枚増えて合計139枚となっている。
 
それに伴い景品に【道化の衣装】(107枚)、【ドラゴンクロー】(115枚)、【カレイドスコープ】(127枚)、【チャイナドレス】(133枚)の4つが追加された。
また、はかいの鉄球の必要枚数が121枚に増加し、【奈落の祭壇】に到達した段階で120枚までしか集まらないため、どうあがいてもクリア前には入手できないようになっている。
チャイナドレスに必要な枚数も【追憶の回廊】到達前に132枚までしか集まらないため、残る1枚を追憶の回廊で入手する必要がある。
 
ちなみにチャイナドレスをもらった後に仲間と会話すると、モリーがモリーメダルなるものを世界中に隠してきたのでそれを集めるのだ!という話をする。
ここに来て新たな収集要素が!?と大方のプレイヤーは期待に胸を膨らませるのだが、それもつかの間、ゲルダによってモリーメダルは全て回収されており、すぐさまモリーの手元に戻されることになる。
【モンスター・バトルロード】の景品を見る限りモリーメダルの景品もさぞかし豪華なものが用意されていただろうに……と思ってしまうが、まあモンスターメダルのように集めることそのものに意味がありご褒美は達成感以外にないという可能性も。
間違いなくこいつは余計なことをやったが、むしろ「実装しようとしたがめんどくさいのでゲルダのせいということにして回避した」とかそういうことなのだろうか。

DQ9

収集役は【カラコタ橋】にいる【キャプテン・メダル】
再び無限に入手できるようになったことから、80枚までは累計式、それ以降は交換式に変化する。
入手時には「キラーン」というメダル専用のSEが流れる。
 
赤い宝箱から固定入手できるメダル以外に、アイテムを繰り返し取れる【青宝箱】や壷・樽・タンス、【ほろびの森】北西の【キラキラ】などで入手可能。
また、各【大魔王の地図】の魔王が100%ドロップし、トラップモンスターも高い確率でドロップする。
クエストNo.26【じじいとテンツク】(1回目のみ)、No.44「マダムのあかし」、No.136【めたる狩リの季節デス】(2回目以降)、No.159【ミルチャのゆくえ】(1回目のみ、3枚)の報酬でもある。
【Wi-Fiショッピング】で1枚1000Gで販売されたこともある。
なお、地面に落ちているメダルは前述のキラキラのものを除いて2ヶ所のみとなった。
 
本作では従来作のように各地を1回探索するだけではなかなかメダルが貯まらないので、【魔獣のどうくつ】など青宝箱や壷が多くある場所を何度も訪れる必要がある。
しかし、高レベルの【宝の地図】や大魔王の地図に挑めるようになれば、メダルはあっという間に貯まっていく。
キャプテン・メダルの付き人(?)からは、メダルを抱えきれなくなって落とすことがないようにと一見ジョークのような忠告を受けるが、メダルの所持数が99でカンストすると、その状況がなんと実現してしまうので、マラソンに勤しむプレイヤーは、言われた通りこまめな景品交換を怠らないように。
 
ただ、宝の地図の高レベル青宝箱ではこいつが厄介者へと転ずる。
アイテム入手のSEが一々鳴るのが少々鬱陶しいだけでなく、さらにそのせいで通常アイテムよりわずかに拘束時間が長いため、その間に移動してきたモンスターに接触し戦闘になってしまうこともあるからだ。
当の景品も、マラソンをする頃には交換式までなっていることが多いと思うが、その中で金策に需要の高い、呪い装備を解呪し高値で売り飛ばすために使う【せいじゃのはい】【オリハルこん】に錬金して高値で売れる【オリハルコン】のどちらもがそもそも青宝箱で直接入手できるからだ。
もちろんメダルが出て損という訳でもないのだが。
よほどの廃人でもなければそういう状況になることもない、という話でもある。
 
本作でちいさなメダルを「つかう」と、

○○○○はちいさなメダルを握りしめた。
てのひらにクッキリとメダルの跡がついてしまった!

というメッセージが出る。
リメイク3や7のように弾き飛ばさないにせよ、何故握りしめようと思ったのか気になる。

DQ10オフライン

収集役はメダル・オーナーこと【娯楽島ラッカラン】【島主ゴーレック】
最初から交換方式で、1個限定の景品もある。
 
メダルは【出身村】の段階から壷などで見つけることができるが、アイテムと交換するにはまず【メダル・オーナーの悔恨】のクエストをクリアしなくてはならない。
各地で拾えるメダルと【クラノッホ】【レノッホ】から貰えるメダルを合計すると、Ver.1範囲で確実に手に入るものは149枚(【公式ガイドブック】調べ)。他には【釣り】で宝箱を釣った時に手に入ることもあるが、確率が低いのでアテにしない方がいい。

DQ10オンライン

【アイアンクック】がドロップする【メダライト合金】がちいさなメダルの素材とされており、【メダルの便せん】の素材としても使われている。
詳しくは【ちいさなメダル】を参照。

DQ11

収集役は【メダル女学園】【メダル校長】。110枚までは累計方式でそれ以降は交換方式。
DQ10やリメイク天空と同様に、アイテム欄やだいじなものには入らず、つよさ画面に集めたちいさなメダルとしてストックされていく。所持限度数は999枚で、【せんれき】に表示されるちいさなメダル取得数も999枚でカンストする。
入手時にSFC版DQ5と同じSEが鳴る。
 
累計枚数を記録するためのアイテム【メダルスタンプ帳】が登場し、交換の際に枚数分のスタンプを押してもらう形になっている。
女学園のある【メダチャット地方】に到着する前でも船があれば、【ソルティコの町】のリゾートホテルにあるメダル女学園の出張所でスタンプ帳1枚目、累計20枚の景品である【ルーンスタッフ】までもらうことができる。
以降はメダル校長のもとを訪れねばならない。
 
拾える枚数は限られており、下記の通りドロップする敵も過ぎ去りし時を求めるまでは出現しない。
DQ9と同様にクエストで貰えることもあるほか、サブイベントで【ハッスルじじい・邪】を倒すと【チェロン】から10枚貰える。
他にもクエストや宝箱からまとめて3枚や5枚といった、まとまった数を貰える機会が何度かある。
純粋な拾い物は80枚ほど、【ソルティコの町】のリゾートホテルやチェロンのお礼といったイベントで11枚、クエストの報酬で合わせて25枚と、これらで累計方式の110枚までは賄える。
ただし異変前まではクエストを含めて50枚以上も集められるが、世界に異変が起きた後では同じ世界を再び巡る都合上、新規クエストや新しく行けるようになったところでしかメダルが手に入らないため、異変後から本編クリアまでの期間ではメダルの収集率が急に悪くなり、PS4版はラスダンの【天空魔城】でギリギリ75枚、3DS版はクエストを含めても75枚の【きせきのゆびわ】までは届かない。
 
異変後の時点ではいくら集めてもメダルスタンプ帳の3ページ目(75枚分)までしか押せないように制限がかけられているらしく、75枚目まで押した状態でメダル校長の元へ行くと「次のページの準備が間に合わない」などというよくわからないことを言われて追い返されてしまう(この時点では【チート】を使わない限り76枚目以降は入手できないため関係ないが)。スタンプ帳なのに、1ページ終わるごとにページを増やしてもらっているのだろうか…。
 
今作では3DS版ではわかりやすいところに宝箱が転がっているため比較的メダルは集めやすいものの、PS4版では今まで以上にメダル回収が難しい。
というのもPS4版ではグラフィックの向上に伴い町やフィールド内が壮大になった分探索に時間がかかるうえ、一見するとわからない階段の裏や建物の上などと言った場所に、アイテムが巧妙に隠されていることが多々ある。
実例を挙げると、最初に手に入るであろう【デルカダール城下町】のメダルは民家の屋根に上がりそこからジャンプアクションを行う必要があったり、ストーリーの山場となる【始祖の森】の祭壇のすぐ真下に隠れていたり。
【ネルセンの宿屋】では2階のベランダに出て一度扉が閉まるのを待つ必要があったり、【ユグノア城跡】だと入った直後の初期位置から入口側に戻る必要があったり等と、プレイヤーの心理の隙をうまい具合に突いてくる。
【バンデルフォン地方】に至っては後々訪れる場所にひっそり秘密の地図が描かれていてそれがヒントなのだが、説明も無しに見てもまずわかるわけがない。
PS4版と3DS版でアイテムの入手法が違うのはちいさなメダルに限った話ではないのだが、PS4版だとノーヒントでこれらのメダルを集めるのは非常に困難と言っていい。
 
後に交換方式で数多くのちいさなメダルが必要になるが、【ネルセンの迷宮】の3つの試練まで来るとちいさなメダルをドロップするモンスターが出現し、無限に入手できるようになる。
落とすモンスターは【スロットマジーン・強】【ブラッディハンド・強】【タコメット・強】【まおうのかげ】【クレイジーボーナス・強】【ゴールデンパペット・強】【ジャックポッター】など。
特に、転生モンスターの【ミリオンゼニー】狙いでジャックポッターと戦い続けていると、これがかなり溜まっていることも多いだろう。
また【ウマレース】のブラック杯の参加賞の景品にもなっている。
もっとも交換方式で手に入るアイテムは市販品だったり敵ドロップから手に入るのもあるため、ちいさなメダルを盗むことを考えたらそれらの現物を店買いしたり直接盗んだ方が効率はいい。
そのため余ったメダルを交換する場合は、通常では盗めないレアドロップ枠であり、なおかつ他の入手手段がカジノしかない【きせきのきのみ】【エルフののみぐすり】の2つ、あるいは盗みで入手はできるものの数多く必要となる【魔竜のたましい】等がおすすめ。
 
【カミュ】も集めていたらしいが、故郷を旅立つ際に荷物の邪魔になるため捨ててしまっており、もし捨ててなかったら主人公の役に立ったのでは、とそのことを悔やんでいる話をする。
【シルビア】も子供の頃集めていたが、父親に「騎士がメダルなんてチャラチャラしたモン集めてるんじゃない!」と言われ捨てられている。
【セーニャ】は幼少期にゴールドと勘違いしてよろず屋で支払いに使おうとし、恥をかいた思い出があるらしい。
今作は「ちいさなメダル=子供が集めるもの」というイメージが特に強くなっており、先述のチェロンからの10枚の他にも、クエスト【かくれんぼの極意】の10枚など子供が依頼主のクエストの報酬で複数枚の入手が可能なケースが多い。太っ腹すぎて恐縮だが、感謝の気持ちということでありがたく頂いておこう。
 
また、【テオ】が99枚と交換でユグノア王国に関係する服と交換しており、回り回ってが着ることになる。
さらに、3DS版では【クルッチ】も集めており、自分の姿が校長に見えないので景品と交換できず困っている。
精巧な細工に感動した鍛冶師【イッテツ】が造り方を探す旅の様子全3巻が各地の本棚で読める。

DQ11S

拾い物のメダルについては、基本的に3DモードではPS4版、2Dモードでは3DS版に準ずる。クエストやサブイベントについては従来版から変化なし。
【異変後】に挿入される4つのサブシナリオ中では、所持中のメダルは全て没収され、このサブシナリオ中にメダルを入手できる機会はない(異変前の【サマディー城下町】でメダルを回収していなかった場合はシルビア編で回収できる)。サブシナリオが全て終われば、没収されたメダルは戻ってくる。
 
また、モードを切り替えることによって拾得物が復活するため、これを繰り返せば過ぎ去りし時を求める前でも無限に回収可能となった(ただし、前述の仕様上過ぎ去りし時を求めないと76枚目以降のスタンプを押すことはできない)。

DQMシリーズ

【フィールド】に落ちていたり宝箱などからランダムで入手できる。
収集役はDQM1、テリワン3D、イルルカでは【メダルおじさん】、DQM2では【メダル爺さん】、DQMCHでは【ふしぎなツボ】、DQMJ3では【キング】、DQMJ3Pでは新規シナリオ途中から【マダム・デオドラ】が務める。
DQMJ1には全く登場せず、DQMJ2では【ちいさなパーツ】という似て非なるものが登場する。

DQM1の【ダークドレアム】作成RTAは、これをどれだけ早く集めることができるかという運ゲーとなっている。それこそこれを集めたタイム次第では、途中でトイレに駆け込んだとしても世界記録を樹立できるほどである(そもそも走者がGB版ですら片手で数えるほどしかいないのだが)。
 
DQM1では無限に入手できるにも関わらず景品交換は累積制のみなので、30枚集めた後では完全に無用の長物と化してしまう。おじさんに持って行ってもお礼は言われるが全く意味がないので、アイテム欄の邪魔と思えば問答無用で捨ててしまってもいい。
さすがに問題だと思われたのか、続編やリメイク版では交換制も取り入れられている。
しかし、GB版の名残なのかテリワン3Dでは「君は景品がなくなってもちいさなメダルを集められるか?」と聞いてくるNPCがいる。期間限定の台詞な上に聞ける時期的にかなり寄り道をしていない限り交換制になる前だと思われるので紛らわしい。
PS版では星降りの大会優勝後に【ドーク】を20枚で交換できる。入手手段はこれしかないので、図鑑コンプを狙うなら根気よくメダルを集めよう。

DQMJ3、DQMJ3P

宝箱や【トラップモンスター】から主に入手する。
…のだが、これまでと異なり、マップに潜んでいる【ひとくいばこ】の系統に共通の【天敵】である【スライム系】にライドした状態で近づくとトラップモンスターが逃げる仕様があり、このときに【パンドラボックス】は「10枚以上の」ちいさなメダル入りの袋を落とすことがある。
このトラップモンスターを倒さず、その場でライブラリを開くとまたこちらの目の前に復活し、すぐ逃げる。
これを繰り返すだけでいくらでもメダルを稼げるので、真面目にメダルを集める必要は一切ない。
これを使えば999枚集めるのも2時間もあれば余裕。
また、ちいさなメダル30枚が手に入るコードが存在する。
イルルカ同様【称号】の入手に関わっているが、さすがにメダル大臣取得に1000枚はきつすぎると判断されたのか、必要な枚数が大幅に減って100枚でメダル大臣を取得できるようになった。
プロ版では、パンドラボックスが10枚以上のメダル入りの袋を落とすことが無くなってしまった。

DQM3

本作では数が限られていて無限入手は不可能。
【エクサ・アリーナ】の1階の【こんぺいとう】に渡す。
景品交換は累積制で、メダルは全部で72枚あるが、報酬は70枚で終わりなので、残り2枚は無用の長物になる。

DQMSL

各クエスト道中に設置された【壷】【樽】、キラキラ、特別クエストの青(緑)宝箱等から入手できる他、
クエストの周回リストやミッション、闘技場等の報酬でも手に入る。
クエストの青宝箱以外からは、1日10枚(さらに1周回につき2枚)までしか出現しない制限がある。
かつては毎日のデイリーミッションにこれを10枚全て入手するという物があり、達成するとクエスト回数券が1枚貰えたが、2020年1月下旬のアップデートで廃止された。
メダル収集にオススメのクエストは【おおにわとり】がボスの「ランツァ平原」辺りだろうか。
壷やキラキラの数が多く、最序盤のクエストなので消費スタミナが少なく敵も弱いため、【リュウイーソー】艦隊や鞭装備【ロケットスタート】持ちならば楽に周回できる。
 
今作の使用方法は、交換所で「メタルキング系装備」や各種【タマゴロン】メダル交換限定モンスター
ゴールド、スタミナ草、【メタル系】の地図、一部装備品等の様々な景品と交換できるが、
メダル交換限定モンスターはどれも微妙な性能のため、交換しない方が賢明。
唯一の例外は【スラキャンサー】だが、そもそもコイツは「魔物達の楽園」等でドロップするので交換する必要すらない。
コレクション目的としても、後述のちいさなメダルを消費して回すガチャで出てくるので必ずしも交換する必要はない。
ゲームを始めたばかりの初心者であれば、入手機会の少ない各種属性耐性が上がる盾一式を交換していくのがオススメか。
慣れてきたら優秀な効果を持つ【メタルキングのたて】と「メタルキングのツメ」辺りを必ず交換しておきたい。
また、定期的にちいさなメダルを消費して回す特殊な無料ガチャが開催されることがあるため、それまで極力貯めておくのも手。

トルネコ2

村の【王様】がクリア後にメダル収集家になっている。
村の中で起こる「かなしい巨人の話」、「ヨロイ【ミルン】の話」、「【ヨーコ】【トシ】の話」の連続イベントで合計3枚入手できるが、持ち物がいっぱいだと警告が入ることもなくそのままなくなってしまうので注意。
ダンジョンでは、【不思議のダンジョン】46階以降、【もっと不思議のダンジョン】31階以降、【試練の館】21階以降に落ちていることがある。
ダンジョン内では持っていてもアイテム欄を圧迫するだけなので、【倉庫の壺】があるなら入れておきたい。
【われない壺】も持ち帰れば割ることができるので入れてもいい。
【火薬壺】でもいいが、【転び石】で割れると大変危険なので【転ばぬ先の杖】があるときだけにしておこう。
 
なお、ダンジョン内で使うと消えてしまうので注意が必要。
キャラクターに投げ当てると微ダメージを与えた後に消える。

トルネコ3

収集役はメダル王。【メダル王の城】にいる。
町で拾ったり貰ったりして入手できる(計13枚)他、クリア後のダンジョンに落ちていることがあり、また【不思議の宝物庫】の壁の中からたまに発掘できる。
ほか、【魔物の巣】【宝物部屋】やパズルダンジョンには確実に落ちている。
さらに、【邪悪な風穴】の12~14Fで【モノカの杖】を使用すると、そこそこの確率でちいさなメダルに変化する。
仲間モンスターが【モンスター闘技場】で勝っても稀に入手可能。
基本的に呪われることはないが、【呪いの壺】で呪われると、メダル王に渡せない。
宝物庫で拾ったちいさなメダルはひとくいばこが化けたものであることが多いが、この場合もメダル王に渡せない。
ダンジョン内では「使う」ことができるが(足元にある状態では不可)、効果はなく、使ったメダルはそのまま消えてしまう。人食い箱なら姿をあらわす。
ちなみに、メダル王に預かってもらえる限界数は9999枚。普通に遊んでいれば限界に達することはまず無いが。

少年ヤンガス

収集役はメダル王。
【値切りのお守り】を装備していると、交換する枚数が割引かれるので、必ず装備しよう。
また、全てのモンスターが好物としており仲間モンスターにあげると【信頼度】が大幅に上がる。普段は勿体ないのでやることはないとは思われるが【魔導の宝物庫】などだとクリアするまで確保するのはさすがに邪魔になるのでさっさと渡してしまうのもありだろう。

剣神

収集役はメダル王。
道中の敵を倒していくとランダムで入手できる。
道の行き止まりにある宝箱や、特定のステージのクリアボーナスとして手に入ることもある。

ソード

収集役は【メダルにゃん】。とうとう人外まで集める代物になったようだ。
入手法は、フィールド上の小さな岩を調べたり、特定の敵が落としたり等。
クリア後なら、剣神度520以上で戦える【メタルキング】をBランク以上で倒すと3枚もらえる。

ヒーローズ1

収集役はメダル王で、交換制。
入手方法は、各種宝の地図のボス撃破のタイムアタックや、討伐報告で手に入る。
本作では、メダル交換でしか入手できない【武器】【オーブ】のみ交換したとしても、【戦歴】コンプだけでも最低546枚ものちいさなメダルを集める必要がある。
普通にやるには途方にくれてしまうが、【ゼシカ】【ヤンガス】の配信クエストで入手できる【せいれいのゆびわ】を身に着ければ、どんなザコからでもドロップするようになるので、これで稼ぐと楽。

ヒーローズ2

収集役は【ももんじゃ】メダル王で、交換制と累計制の複合型。
累計制がやや特殊で「累計交換枚数」となっており、交換に使用した累計枚数が一定値に達すると累計報酬が貰える、という本編シリーズとは一風変わったシステムになっている。
ただメダルを集めただけでは累計報酬は貰えないため、メダルを何らかのアイテムと交換する必要がある。
 
入手方法は前作とほぼ同じだが、せいれいのゆびわが【ランプのまおう】からのドロップに変わったため、本格収集はクリア後が主となる。

ビルダーズ2

収集役は【しろじい】であり、累計制。
 
ビルダーパズルの入手、かいたくレシピの達成で入手することができる。【ビルダーパズル】が30個、【かいたくレシピ】が全部で60課題なので全部で90枚のメダルがあることになり、景品として用意されている最高位の【はぐれメタルの剣】のレシピもちいさなメダル90枚が要求されるので、一枚残らず集めることを要求される。
もっとも、入手方法は上述のとおりなのでビルダーパズルを見逃すということさえなければ、探しても探しても見つからない、ということにはならない。
 
ビルダーパズルのクリア時にはパズルの石碑にメダルが出現する仕様だが、かいたくレシピ達成時にはしろじい曰く「おぬし(【主人公】)からちいさなメダルが生まれる」と語っていることから、本作においてはビルダーとしての力量に応じてメダルが生まれるものなのかもしれない。
すると、しろじいは生前最低30枚のメダルを生み出して石碑に隠したということだろう。上述のとおりかいたくレシピが60課題なので主人公が60枚のメダルを生み出すことになる。
 
当然と言えば当然だが、様々なアイテムがクラフトできる本作においてもちいさなメダルそのものをクラフトすることはできない。主人公ほどのビルダーなら【金】でもあれば作れそうなものだが。
 
なお、メダルを全て集めてもしろじいからのお褒めの言葉などはなく、さらにメダルを渡すコマンドも出たままと、何故かメダルを全て集めていないときと同じ状態のまま終わってしまう。

ライバルズ

ゴールドに次ぐ資産として、少し遅れて実装された。
プレイヤーはログインボーナスやイベントの報酬などでこれを獲得でき、一定数溜まったら交換所にてゲーム内アイコンやカードパックチケットなどと引き換えられる。

ドラけし!

各ステージで星を3つ取ると入手でき、メニュー画面の「メダルちょう」から景品を貰える。

ダイの大冒険(2020年版アニメ)

【ベンガーナ】デパートでのオリジナルシーンにおいて、スラまんの当たりとして【ポップ】が引き当てていた。流石は【うんのよさ】の高い男である。
しかしこの世界には【メダル王】がいない、あるいは知られていないのか、誰も使い道を知らなかったようだ。
なお当たりの判定はスラまんの中にダイレクトにメダルを入れるという大胆な方法である。

ドラゴンクエスト4コママンガ劇場

ガンガン編の1巻には【衛藤ヒロユキ】が描いた「2150枚あります。はぐれメタルヘルム107個いただきましょうか」というDQ4ネタが載っている。
しかし、ゲーム中では上記の通り最大32枚なので、もちろんこんな大量に入手はできない。
そもそも装備可能者も5人しかいないので、それ以上は使い道が無い。
こんなに想定外の数のメダルを持ち込まれたら、このネタのようにメダル王もボウン、シューと脱出したくなるだろう。
 
他にも、「枚数が足りなくて『ちいさなメタ(゛)ルスライム』で代用する」というネタがちょくちょく見かけられる(無印の3巻やDQM1の5巻)。

蒼天のソウラ

1話で名前だけが登場。
詳しくはこちらを参照。

商品化

FC版DQ4に合わせて発売された商品「道具箱」において、1ゴールドコインとカジノのコインとの3点セットで消しゴムとして立体化された。
これが初の公式立体化であり、公式ガイドブックのイラストと同じデザイン。
このメダルには星の、カジノのコインには月の模様が彫刻されているが、1ゴールドコインに太陽の模様は無い。
 
また、【ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III】発売時には、初回出荷限定の特典として、亜鉛合金製の「実物大ちいさなメダル」が同梱された。
直径約28mmと500円硬貨とほぼ同じ寸法で、確かにタンスの中などに入れてしまうとそのまま忘れてしまいかねない。
現実にはレミラーマの呪文は存在しないが、いきなり勇者一行が家に侵入してきて勝手に奪っていくなんてことはまず無いと思われるので、なくさないように大事に保管しておこう。

余談

任天堂から発売されたRPGのMOTHER2には、作中に以下のようなセリフがある。

きみ レストランの
べつのテーブルのきゃくに
やたらに はなしかけることは……
 
こんやくしゃの へやに はいって
ものもいわずに
タンスのひきだしを しらべて……
 
ちいさなメダルを さがすような
いじょうな こういだよ。
ま……
じじょうがあるなら
しかたがないけど ね。

同作は1994年発売で、当時ちいさなメダルを採用したDQ作品は4と5の2つしかなかったが、もうこの時点でパロディされるほどの認知度であったことが伺える。
 
また、スマブラSPの勇者参戦PVでは、タルを持ち上げるとフランクリンバッヂが見つかると言うシーンがある。
タルを調べてちいさなメダルを見つけるシリーズでよくある行為の再現を、形が似ているフランクリンバッヂで代用したものと思われる。
フランクリンバッヂはMOTHERシリーズ出典のアイテムであり、奇しくも25年越しにパロディがMOTHER絡みで行われたものとなる。